
第94回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部)
7月5日、四日市市総合体育館(三重県)にて第94回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部)3日目が行われた。1戦目は東日本国際大と対戦し勝利。2戦目につなげたが、筑波大にストレート負けを喫し、ベスト16で終わった。
「悔いのない試合をしたい」(中川・社4)。新人戦で優勝を飾った4年生4人の集大成。3年間ベスト16の壁を破るべく、全国に立ち向かった。
第1ステージをブロック1位で通過し、第2ステージ初戦は東日本国際大と対戦した。1番手は隅谷(経4)が務める。第1ゲームを勝ち取り、好調な滑り出しを見せたが、1ゲームを落とし第4ゲームを2-1で迎えた。力強いラリー戦が続き、5-5と接戦を繰り広げる。ここから隅谷が立て続けに得点。相手に得点を許すことなく11-5で勝利を収めた。続く2番手は永井(社1)が務めた。4年生メンバーばかりの中、唯一の1年生としてチームから期待が寄せられた。「先輩方がいたので気楽にプレーができた」(永井)。冷静かつ積極的なプレーで相手を圧倒し、ストレート勝ち。2連勝と勝利に王手をかけた。

ダブルスでは公式戦初の中川、齋木(経4)ペアが登場。息のあったプレーで第1、2ゲームを連取し、流れに乗る。しかし、相手の反撃から主導権を握られ、第3、4ゲームを落としフルセットに持ち込まれる。5点目を先取すると、スマッシュの打ち合いに怯むことなく、果敢に攻撃。11-9で最終ゲームをものにした。「チームとしてだいぶ良くなってきた」(田口・社4)。東日本国際大に3-0で勝利し、2戦目につなげた。

2戦目は筑波大と対戦。1番手は中川が務めた。常に相手のペースに乗られ、なかなか攻め打つことができない。第3ゲームは勝利したものの、主導権を握られ続け敗北を喫した。2番手には田口が続く。手強い相手に実力を示し、第1ゲームを獲得。デュースまで粘ったものの敗れフルセットに。シーソーゲームが繰り広げられたが9-11で敗戦し、0-2でダブルスに回る。第1ゲームを落とし、会場の雰囲気も筑波大に傾いた。最後まで諦めることなく戦い続けたが、1-3で黒星。「関東上位のチームと戦えたことが自分の自信につながった」(田口)。関東の選手の壁は高く、苦戦を強いられストレート負けを喫し、インカレをベスト16で終えた。
「4年間ベスト16だったので上げれなくて悔しい」(田口)。4年生が減ってしまうため、秋リーグに向けチーム力を高める。(河村柚希)
