10月20日〜22日にYMITアリーナ(滋賀県)で第88回全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)が行われた。同志社からはダブルスが3組、シングルスが4人出場し、どちらも2回戦敗退に終わった。
ダブルスで2回戦へ駒を進めたのは竹村(商3)・富澤(経2)ペア。今大会でランク入りした中大の橋本・井上ペアと対戦した。第1、2ゲームを落とし苦しい展開になるも、粘り強いプレーを見せ第3、4ゲームを連取する。その後も攻撃型の相手選手に対し、攻めの姿勢を貫いたが、8―11で惜しくも敗北。「悪い出だしだったが、2−2まで巻き返せたからこそ悔しい」(竹村)。2回戦敗退と悔しさの残る結果となった。
一方、シングルスには富澤、竹村、千坂(経4)、田口(社1)が出場した。
竹村は小松(中大)と対戦。第1、2ゲームを連続で落とし苦戦を強いられるが、なんとか巻き返し2−2に。しかし第5ゲームを9−11で落とし1回戦で敗北。回転量やスピードの面で関東のレベルの高さを痛感した試合となった。
また、千坂は髙橋(新潟医療福祉大)と対戦。今試合は大学初の全国の舞台、そして引退前最後の大会だったため、確固たる意志で試合に臨んだ。第1ゲームを11−8で奪うと、流れに乗りストレート勝ち。頭を使ったプレーで相手を攻略し、見事2回戦へと駒を進めた。
2回戦では、昨年の全日学でランク入りを果たした遠藤(専修大)と対戦。相手のレシーブに翻弄(ほんろう)され、思うようなプレーができない。受け身のプレーが続き、大きく点差を広げられ結果はストレート負け。「サーブやレシーブの面で相手の方が一歩上だった」と技術面での課題を残した。
各々の健闘もむなしく、1、2回戦敗退という結果に終わった今大会。しかし今後の課題など新たな収穫もあり、来季に向けた実りある大会となった。今大会で得たものを糧に、卓球部はさらなる高みを目指しまい進する。(大江可憐)