2024年度関西大学対抗テニスリーグ戦
9月7日、江坂テニスセンター(大阪府)にて2024年度関西大学対抗テニスリーグ戦が行われた。初日の相手は関学大。白星を一つでも多く挙げるべく、果敢に挑んだ。
ダブルスには菰方(スポ4)・久保ペア、山口(スポ3)・小畑ペアが出場した。
第1ダブルスに出場した菰方・久保ペア。1ゲーム先制されるも、その後は相手を圧倒した。鋭いストロークと的確なボレーで4-1と試合をものにする。しかし負けじと食らいついてくる相手に翻弄されミスが続き、6-5まで追い付かれた。しかし最後の1ポイントで菰方の強力なスマッシュが決まり、7-5で1セット目を獲得。続く2セット目も、出だしは好調で3-0と圧倒的強さを見せる。ミスが目立ち相手が徐々に点数を奪ってくるも、逃げ切りに成功し6-4で2セット目も奪取。リーグ初戦一つ目の白星を飾った。
第2ダブルスに出場した山口・小畑ペアは、1セット目を6-4で終えた。しかし2セット目、相手に試合の主導権を握られ圧倒される展開が続く。巻き返しを図ることができず、1-6で2セット目を奪われた。3ゲーム目は10点を取った方が勝利となる。最後まで粘り続けるも、6-10で敗戦。ダブルスでは1-1となり、シングルスに託された。
シングルスに出場したのは、菰方、久保、藤本。2つ勝てばで同志社の勝利が決まる。
第1シングルスに出場した久保。1ゲーム目は久保にとっては苦手なプレーヤーだった。攻めるポールも繋げられ、スライスをうたれ1-6と揚々と1セットを取られる。しかしここから久保の実力が輝いた。「周りのコートを見て、自分が周りに元気を与えられたらいいなと思った」(久保)。強気な姿勢でに2セット目に挑み、6-3で奪取した。そのまま3セット目も集中力を切らすことなく、6-3で勝利。「2勝挙げて盛り上げることができてよかった」(久保)。接戦を勝ち抜いた。
第2シングルスに出場した菰方は、1セット目から激しいポイント争いが繰り広げられた。6-6でタイブレークにまでもつれ込むも、1セット目を落としてしまう。そのまま2セット目も巻き返すことができず、敗北。この時点で2-2となり、S3の藤本に懸けられた。1年生の藤本はこの試合が初めてのリーグ戦となり、大きくプレッシャーがかかる。1セット目はなかなか試合を上手く進めることができず、落としてしまう。しかし2セット目から藤本の実力があらわになった。5-5まで持ち込むも、粘り強いプレーを披露し7-5で2セット目を奪取。3ゲーム目も勢が止まることはなく、6-2で圧勝。1年生ながら見事チームの勝利に貢献した。
出だしの良いリーグ戦が始まった。「次の大学もすごく強いので、自分のできることをして勝利に繋げたい」(久保)と次戦への意気込みを語った。このまま勢いを切らすことなぬ勝利を連ねる。(文責・早川京、撮影・髙橋舞衣)