
2025年度関西大学対抗テニスリーグ戦
9月12日、江坂テニスセンター(大阪府)にて、2025年度関西大学対抗テニスリーグ戦男子3日目が行われた。敗戦が続くなか、どうにか勝利をあげたいと挑んだ関大との対戦。ダブルスには、大矢(GR4)・小柳(スポ1)ペア、鈴木(法4)・岩井(商3)ペア、田中(スポ3)・水野(法3)ペアが出場した。

第1ダブルスには大矢・小柳ペアが登場。序盤から取りにくいコースに鋭い球を打ちこまれ、翻弄(ほんろう)される。攻略の糸口を見つけられず、5-0とリードを広げられた。その後、小柳の長身から放たれる鋭いサーブを皮切りに、カウンターショットが光り、3ゲームを追い上げる。しかし、相手の深く角度のつくサーブを攻略できず、3-6でファーストセットを落とす。続くセカンドセット。最初はキープ合戦となり、3-4まで互角の戦いを見せた。しかし、ネットプレーで流れが相手に傾き、チャンスを掴めない。3-6でセカンドセットも落とし、敗北を喫した。
第2ダブルスに出場したのは鈴木・岩井ペア。技術とパワーの両面を併せ持つショットに攻撃を阻まれる。積極的にネットプレーに挑戦し、攻撃の足がかりを掴もうとするも、1-6でファーストセットを落とした。巻き返したいセカンドセット。激しいラリーを制し、スマッシュを決め、3-4まで一進一退の攻防を見せる。流れを掴もうとさまざまな攻撃を仕掛けるが、カウンターショットを返され、幾度もチャンスを逃す。最後はラリーで力負けし、3-6でセカンドセットを落とし、悔しいストレート負けとなった。
第3ダブルスには田中・水野ペアが登場。ファーストセットはラリーで粘り勝ち、確実にポイントを重ね、4-5と均衡した展開となった。しかし、相手も主導権を渡さない。ボレーを確実に決められ、4-6でファーストセットを落とした。追いつきたいセカンドセットだったが、流れを完全に相手に掴まれる。その後も逆転叶わず、1-6でセカンドセットを落とし、敗北。強豪相手に苦しみ、ダブルスは3戦全敗となった。
シングルスには渡邉(商1)、大矢、福森(法3)、三和(文情4)、小柳、丸井(文3)の6名が出場。勝ち星は2-4と黒星が続く。

第2シングルスに登場した大矢の試合は一進一退のシーソーゲームだった。ベースライン際を攻めたショットを連発し、先制点を獲得。相手にポイントされるも取り返す展開が続いた。巧みに互いをコントロールし合う両者。しかし、相手のラインアウトのミスで1セット目を死守した。セカンドセットは、一気に3点奪取し、好調なプレーを見せるが、相手の粘りで4-4に。「大事な場面で強気のプレーを心がけられた」(大矢)。主将の意地を見せ、7-5で勝利を飾った。
期待のルーキー・小柳は第5シングルスに出場。「試合全体を通して安定したプレーをすることができた」と小柳は試合を振り返った。ファーストセットは、鋭いサーブを武器に序盤から攻める。6-5になり、持久戦に持ち込まれたが取り切った。迎えた第2セット。先制点を挙げ、良いスタートを切るも、ネットミスが多発し、3-4で逆転される。関大側の盛り上がりが最高潮に達し、アウェイな雰囲気になった。しかし、長身を生かしてコントロールを振り切り、6-4で勝ち星を上げた。

関大相手に奮闘見せるも、結果は2-7で敗北。これで3連敗を喫するも「関大相手に2本取れたことは悪い状態ではない」と主将・大矢は振り返った。次に控えるのは甲南大戦。引き続きリーグ上位を目指し、前進を続ける。
(元永侑里、東浦彩瑛)
◆試合結果
同志社大学2ー7関西大学
D 0ー3
S 2ー4
●D1 大矢・小柳 3ー6、3ー6 堤・岩本
●D2 鈴木・岩井 1ー6、3ー6 薦田・坂本
●D3 田中・水野 4ー6、1ー6 今西・武方
●S1 渡邊 2ー6、1ー6 岩本
◯S2 大矢 1ー6、2ー6 堤
●S3 福森 6ー4、7ー5 薦田
●S4 三和 6ー2、3ー6、3ー6 今西
◯S5 小柳 7ー5、6ー4 武方
●S6 丸井 1ー6、2ー6 糸永