
9月5日、江坂テニスセンター(大阪府)にて2022年度関西大学対抗テニスリーグ戦男子2日目が行われた。対するは関大。連勝をかけて試合に臨んだ。

ダブルスには岩田(法4)・渡邉(法2)ペア、山岸(スポ4)・山崎(商2)ペア、鈴木悠(法4)・馬場(スポ1)ペアが出場。強豪相手に果敢に挑むも、白星を上げることはできなかった。
第一ダブルスには岩田・渡邊ペアが登場。インカレ2位の実力者ペアと対戦した。春関では決勝戦で惜しくも敗れた因縁の相手でもある。「リベンジしたい」(岩田)。強い意気込みを持って試合に臨んだ。試合はファーストセットから両者一歩も譲らぬ展開が続く。個々のスキルが高い相手にも必死でくらい付き、キープゲームを続ける。しかし5-5で相手ペアにブレークされると、次のゲームでもキープを許す。5-7で惜しくもファーストセットを落とした。続くセカンドセット。ファーストセット同様、両者キープゲームが続く。相手の鋭いサーブにも反応し、ブレークを許さない。均衡が崩れたのは、またしても試合終盤。ミスが重なりサービスゲームをブレークされると、そのままポイントを重ねられ、4-6でセカンドセットを落とした。試合には敗北したものの、2人は「春より良い試合ができた」と口を揃えた。確実に成長を遂げている岩田・渡邊ペア。次戦での活躍に期待したい。

第2ダブルスには、鈴木悠・馬場ペアが登場。8月のインカレで敗北したペアを相手に、リベンジマッチに挑んだ。同志社サーブで始まったファーストセット。馬場の鋭いスマッシュで先制すると、続いて鈴木のサービスエースが決まる。その後も同志社の攻撃が止まらず、あっという間に1ゲームを獲得した。このまま流れに乗りたいところであったが、相手チームが徐々に本領を発揮し始める。終盤には連続ポイントを許し、3-6でファーストセットを落とした。続くセカンドセット。流れは相手ペアにあった。一気に2-5まで差を広げられる。しかし、ここで同志社が粘りのプレーを見せ、相手のサービスゲームをブレーク。「がむしゃらにやるだけだった」(鈴木)。その後3ゲームを連続で獲得し、同点に追いついた。しかし、あと一歩のところで快進撃はストップ。残る2ゲームを連続でとられ、惜しくもセカンドセットを落とした。試合には敗れたものの、鈴木は「シングルスにつながる良いプレーができた」と振り返った。

喜び合う(左から)馬場・鈴木
第3ダブルスの山岸・山崎ペアも健闘するが敗北。ダブルス戦は惜しくも3戦全敗となった。

一つでも白星を挙げたいシングルス。同志社からは、岩田、渡邊、鈴木悠、山岸、毛利(商3)、鈴木龍(法1)が登場した。
中でも会場を沸かせたのが、鈴木悠。ダブルスに続いて粘りのプレーを見せ、圧倒的な集中力を見せつけた。ファーストセットから一進一退の攻防戦が繰り広げられる。サービスゲームではサービスエースを連発し、ポイントを重ねる鈴木。その後もキープゲームを続けるが、終盤に入り連続ポイント許すと4-6でファーストセットを落とした。続くセカンドセット。相手ペースの試合展開にもなんとか食らいつく。何度もデュースを切り抜け、圧倒的な精神力を披露。両チームの声援にも熱が入る中、接戦を制したのは相手だった。セカンドセットを落とし試合に敗北したものの、試合後両者には大きな拍手が送られた。

シングルスの結果は1勝5敗。ダブルスと合わせると1勝8敗で、下剋上を果たすことは出来なかった。次に控えるのは近大戦。強豪相手が続くが、今試合の経験を糧に白星奪取に挑む。【萩岡真生】
【試合結果】
男子ダブルス
●岩田(法4)・渡邉(法2) 5 4
○松田・大植(関大) 7 6
●山岸(スポ4)・山崎(商2) 3 4
○井戸垣・岩本(関大) 6 6
●鈴木悠(法4)・馬場(スポ1) 3 6
○清原・銘形(関大) 6 7(4)
●毛利(商3) 1 2
○中村(関大) 6 6
●鈴木龍(法1) 3 1
○岩本(関大) 6 6
●渡邊(法2) 1 0
○松田(関大) 6 6
●山岸(スポ4) 6 0
○堀川(関大) 7(3) 6
○岩田(法4) 6 7
●寺西(関大) 3 5
●鈴木悠(法4) 4 4
○大植(関大) 6 6