
10月5日にRIGAVILCUP2025関西大学バレーボール連盟女子4部秋季リーグ戦、対京都教大戦が行われた。上位チームとの戦いを控えた後半戦。チームの命運を懸けた戦いに緊張が走る中、一度もリードを譲ることなくセットカウント3-0と快勝した。
「自分のやるべきことは徹底してやろう」(三宅・スポ3)。今季初めてスタートメンバーに選ばれた#7三宅がそう意気込んだ第1セット。先制点は相手に譲るも#9陶原(GC1)や#2岡本(社4)のサービスエースで一気に場を支配する。さらに二段トスを三宅がライトからきっちり決めきり得点を重ねていった。しかし、小さなミスが目立ち追い付かれてしまう。流れを切りたい同志社は主将・#1八木(法4)にボールを託しクロス方向に強烈なスパイクを打ち込み冷静に試合を立て直した。このセット中に計5本のサービスエースが飛び出し、サーブで相手を崩すことに成功。25―13で第1セットを獲得した。

第2セットは相手のツーで意表を突かれ先制点を許してしまう。岡本のセンターからの速攻で1点目を獲得すると、奥からの二段トスを八木が決めきり場を沸かせた。さらに陶原のスパイクも連続で決まりレフトの二人がチームを引っ張っていった。しかし、あと2点というところでピンチを迎える。相手の多彩な攻撃で守備が崩され、リズムを掴めない時間が続いた。それでも連続で得点を許すも何とかリードを守り切り、25-19で2セットを連取した。

勝負を決めに行く第3セットは、途中出場した#18岩口(社1)の華麗なトス裁きで相手を惑わしていく。「クイックにひきつけて最後までどこにあげるかわからいようにしている」(岩口)と言葉通りにトスを分散させて相手を揺さぶり、コートにいる全員が得点に絡んでいく展開に。先に20点台に乗せた同志社はサーブで#5西躰(スポ4)を投入し、サービスエースで会場を沸かせた。最後は#3岡田(スポ2)がセンターからのスパイクを決め、25-15で見事にストレート勝利を収めた。

「コンビバレーなど、やりたいバレーができて良かった」(岩口)。サーブで主導権を握りAパスをあげ、スパイカーが点数につなげる。試合の中で練度を上げていく八木組でのゲームも入れ替え戦を除き、残り2試合となった。「全員がやってやるという気持ちを持って挑めている」(八木)。春季での悔しさを胸に全員バレーで最終戦まで戦い抜いていく。
(文責・樋口莉沙、撮影・段上あかり)