バレーボール部(男子)
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【バレーボール部男子】全勝対決制せず、リーグ戦初黒星

 5月14日、2023年度関西バレーボール連盟1部春季リーグ戦第9戦が行われた。同志社は近大相手にセットカウント0-3で敗北を喫した。

 近大は、同志社と同じく現在8連勝中で勢いに乗る相手。チャレンジャーでありながらも、勝利への執念を持ち今試合に挑んだ。

 1セット目、序盤から相手の高いブロックに阻まれなかなかポイントを取る事が出来ない(5-10)。また相手のサーブに翻弄(ほんろう)され、キャッチが乱れる。それでも、今試合でスターティングメンバーに起用された大町(商3)が躍動。自身の強みである相手ブロッカーの上から打つスパイクで得点を重ねる(10-15)。しかし、サーブミスやサーブレシーブでのミスで相手に主導権を渡たしたまま19-25で第1セットを落とした。

左からガッツポーズをする大町、肩をたたく伊藤(経3)

 2セット目も1セット目と同様、サーブで崩され攻撃につなげられない。タイムアウト明け9-13の場面で、平田(理工4)のクイックが完璧にブロックされる。次のポイントで平田の渾身のクイックが相手コートに突き刺さり(10-14)、同志社サイドが歓喜に沸いた。しかし、その後は常に5点のリードを保たれる。宮坂(心理4)の気持ちがこもったスパイクが決まるも、19-25で第2セットを連続で落とした。「二段トスで決めきれないところが(近大よりも)甘かった」(中井・心理3)。

両手を上げ喜ぶ平田

 3セット目、平田が片手であげたボールを宮坂が決める(1-2)。その後も宮坂、中井のスパイク得点を重ね、流れに乗る同志社。1、2セット目はサーブの調子が良くなかった中村(商3)も、調子を取り戻した。同志社2度目のタイムアウト後、7連続得点で22-20に。デュースに持ち込み、会場が熱気に包まれた。「絶対に決めてやると思った」と話した宮坂のスパイクで25-25になる。その後1点奪われるも、森川(商2の)の高さを生かしたブロックで26-26の同点に。観客、選手たちが固唾を飲んで見守るなか、中井のサーブがネットにかかり26-27に。その後宮坂の熱のこもったスパイクがネットを越えず26-28で第3セットを落とす。近大相手にセットカウント0-3で敗北を喫した。

スパイクを打つ中井

 同志社らしさが出せず悔しい敗戦となった今試合であったが、主将の宮坂は次を見据える。「(2戦とも)絶対に勝って優勝を狙う」と強気な言葉を放った。今週控える天理大戦、立命大戦に勝利しリーグ戦優勝の快挙を成し遂げろ。(文責・渡邉柚果、撮影・平沼栞)

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