バレーボール部(男子)
HEADLINE

【バレーボール部男子】欠点あらわで苦杯

2023年度関西大学バレーボール連盟男子1部秋季リーグ戦

 10月15日、京都産業大学総合体育館で2023年度関西大学バレーボール連盟男子1部 秋季リーグ第8戦が行われた。同志社は天理大にセットカウント1-3で惜しくも敗北を喫した。

 「この試合を勝たないと、優勝はなくなってしまう」(宮坂・心理4)。1次リーグで激闘を交わし、惜敗を喫した相手から白旗を上げさせることはできるのか。全員が気持ちを同じくし、コートへと向かった。

 迎えた第1セット。1次リーグで繰り広げられた試合を彷彿とさせるようなシーソーゲームを展開する。森川(商2)の速攻で点を奪い、同点に追いついた(20-20) 。その後もブロックによってコースをずらし、天理大の鋭いスパイクがコート外に落ち21点目。さらに会場全体に腕とバールがぶつかる音を響かせながらブロックを決め、何度も攻撃を仕掛けながら22点目も連取した(22-20)。そのままの勢いで勝ち越すと思いきや、天理大がその行く手を阻んだ。23―21、同志社が有利どと思われた中で巧妙で正確な攻撃を打ち込み、3連続得点(23-24)。あと1点で天理大に軍配が上がる場面で(24-25)、天理大のサーブはバックゾーンのど真ん中へ落下。誰もボールに反応することなく、まさかの敗北だった。

悔しさを滲ませる中村(商3

 続く第2セット。先制点を奪い、気持ちを切り替えた同志社の士気はマックスに。しかし、1-2の場面、審判が介入する判定で天理大にポイントを取られたことで、連続ポイントを奪われるように。それでも必死にくらい付き、追う立場でゲームを展開(6-6)。天理大は時間差攻撃を使いながら、同志社のブロックを封じ込め、点差がなかなか埋まらない時間が続いた。森川のブロックによって天理大の攻撃が左にずれ、ついに同点に追いついた(14-14)。天理大の戦術に苦渋を味わい、天理大に20点目を取らせてしまう(18-20)。反撃の糸口を見つけられないまま、21-25で敗北を喫してしまった。

エールを送る選手たち

 ここは勝ちたい第3セット。天理大の精密さに苦戦を強いられるも、なんとかボールを繋ぎ留め食らいつく。試合が大きく動いたのは19-21、同志社がタイムアウトを取った後のことだ。中井(心理3)のサーブがエンドラインに落下し、20点目の大台に乗る(20-21)。鋭いアタックに乱されるものの、ギリギリのところでボールを繋ぎ、またアタックコースに合わせたブロックを見せ同点に追いついた。(22-22)。またさらに、森川、仲佐(経4)、宮坂のブロックが光り、そのままの勢いで26-24で勝利を収めた。

喜ぶ選手たち

 まさかの逆転勝利に会場が盛りあがる中始まった第4セット。1、2点目は鋭いサーブに悩まされ失点(2-0)。またもや追う立場での試合展開となったがここで執念を見せ、反撃の時を待つ。点差が開いたまま試合が展開するが、同志社陣は快進撃がみられるのが今か今かと待ち侘びる。しかし、天理大がマッチポイントを取り、絶体絶命(20-24)。相手のブロックに惑わされ、アタックボールがコード外に落下し第4セットを落としてしまった。

 「相手に上手くはめられた上に、打開もできなかった。自分たちの雑なところが、相手の繊細なところと重なって、追いつくことが出来なかった」(宮坂)。試合前半は同志社らしいプレーを見せたが、後半になるにつれて欠点があらわになってしまった。来週控えるのは大産大戦。気を抜けない相手ではあるが、順位を一つでも上げるためにも快進撃を期待する。【文責、撮影・平沼栞】

ページ上部へ