
RIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 春季リーグ戦
5月12日、立命館大学OICアリーナ(大阪府)でRIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 春季リーグ戦の第9戦が行われた。同志社は天理大を相手にセットカウント1-3で敗北を喫した。
第8戦が終了した時点で2位に位置する天理大は、今季全勝中と勢いに乗っているチーム。また個人賞では森川と楠本(天理大)がし烈な争いを繰り広げていた。アタック決定率1位の森川(商3)と2位楠本との差はわずか0.2差。結果次第で逆転が十分に有り得る状態だった。

中井が甲南大戦ぶりにスタメンに起用。頼れる主将の復帰はチームに活気をもたらした。迎えた第1セットは﨑山(商1)と中井の鋭いスパイクで連続得点。さらに伊藤湧(心理2)の速攻が決まるとチームに勢いをもらたした。しかし、酒井(天理大)の強烈なアタックやブロッカーの逆をつく攻撃に翻弄(ほんろう)される。徐々に点差が広がり18-25でセットを奪われた。続く第2セットは歯車が噛み合わず、自分たちのミスからコート内にボールが落ちる場面が見られた。

金谷(心理3)の後を受けてコートに入った小田が存在感を示す。「緊張してたけどだんだん慣れてきて楽しんで試合ができた」(小田)。第2セットは20-25で連取されるも、第3セットでは攻守ともにチームに貢献。ネットにかかったボールを落ち着いて処理し攻撃につなげると、終盤にはツーアタックを決めるなど会場を沸かせた。ミドル陣の活躍もあり25-22でセットを取った。

第4セットは一転。序盤から追いかける展開が続く(2-6)。流れを変えるためメンバーチェンジが頻繁に行われた。今季初の起用となった澤口(理工3)が得点し雰囲気を盛り上げる。さらに中井がサービスエースを決め2点差まで追いついた。しかし天理大の猛攻を止められず19-25でセットを奪われた。天理大相手にセットカウント1-3で敗北し、今季5敗目となった。

デビュー戦で勝利を収めることはできなかったが、小田は「自分が出たセットを取れたんで出来は良かった」と手応えを示した。
残る試合は近大戦、立命大戦の2つ。春季リーグ戦連覇を目指す近大は2㍍超えの選手を揃え、高さのある攻撃が武器だ。また、宿敵立命大は正念場に強く今季負け無し。しかし、昨年の秋季リーグ戦ではフルセットの末撃破した。連覇を目指す近大、リベンジに燃える立命大に粘り強さを見せつけ必ず勝利をつかみ取れ。(渡邉柚果)