バレーボール部(男子)
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【バレーボール部男子】近大相手に下剋上果たした!

RIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 春季リーグ戦
 5月18日、天理大学杣之内第一体育館(奈良県)でRIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 春季リーグ戦の第10戦が行われた。同志社は近大を相手にセットカウント2-3で勝利を果たした。
「雰囲気作りから悪いチーム状況を変える」と関西強豪校である近大戦。スタメンががらりと変わり、司令塔であるセッターが金谷(心理2)となった。苦戦を強いられるだろうと思われたが、序盤から全員バレーをみせ同点をキープ(8-8)。「自信を持っていこう」と一人一人が鼓舞しって士気を高めた。同点のまま試合が進み、流れが変わったのは19-20の場面。ブロックに隙ができた瞬間、大町がすかさずアタックを打ち込み、近大をタイムアウトへと追い込んだ(20-20)。「(金谷が)試合に熱くなるタイプでちょうどチームにはまった」(中井・心理4)。両者一歩も譲らず白熱した戦いが続いが、最後は悔しくもカットミスで敗北(27-29)。強豪校相手に延長戦と大健闘だった。

セッターの金谷


 続く第2セットは厳しい状況に置かれた。近大と相性の悪いローテーションでブロックにはまり、13-25と完敗。「1,2セット取られているので思いっきりやるしかない」と、気持ちを切り替え意気込んだ第3セットは、11-7とリードをたもった。第2セットの時は険しかった選手たちの顔には笑みが溢れ、そしてマッチポイントの24-20まで攻め込んだ 。最後は中井の鋭いアタックで勝利を収める(25-20)。絶対に勝ちきりたい第4セットも一進一退の攻防が続いた。一時ピンチに陥りそうな場面も見られたが「この1点が大事」とチームの気持ちを引き締めながら確実に点を奪っていった。同志社のタイムアウト後(23-23)には小池(法3)のサービスエースせ24-23と最終局面へ。観客の視線が集まる中、近大のアタックを封じ込んだ。選手たちは抱き合いながら喜びを共有し、堂々の勝利を飾った(25-23)。

抱き合う選手たち

 勝利の女神はどちらに微笑むのか。勝負の第5セット。快進撃を見せる同志社の勢いは止まらなかった。試合開始早々、またもや小池がサービスエースを決めた。「ボールを落とさない意識は強く持っていた。たとえブロックに捕まっておもう1回打ち返した」(中井)。床につくその瞬間までボールを追いかけ、優位な立場で試合を展開。中井が強烈なスパイクを放ち(14-10)近大にプレッシャーをかけると、最後はミスを引き出し勝利を飾った(15-11)。勝利の女神は同志社の味方だった。

ボールを追い続ける


 試合開始時には誰もが予想していなかった近大戦の勝利。今日の目標であった、チームの状況は大いに改善されただろう。明日はリーグ戦ラストの立命大戦。「ここで勝ち切れるように自分たちのできるプレーを徹底していく」(中井)。このままの勢いを保持し、明日、有終の美を飾ってくれ。(平沼栞)

 

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