RIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦
9月7日、京都産業大学総合体育館でRIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦の第1戦が行われた。同志社は近大相手にセットカウント1‐3で敗北を喫した。
春季リーグ戦は7位と悔いが残る結果に終わった中井組。しかし、主将の中井(心理4)は「上位に食い込むだけの力はあるから春の結果を気にせず1から頑張っていきたい」と前を向く。チームの主軸であるミドルの伊藤湧(心理2)が怪我で離脱する中で今試合に臨んだ。
迎えた第1セット。先制点を奪われるも、森川(商3)のブロックで1-2とする。その後、身長195cmのある秦(近大)の強烈なスパイクに苦しめられ、点差を広げられる(7-13)。タイムアウト後の中井の1枚ブロックで流れをつかみたかったが、高さのあるブロックに幾度となく止められさらに点差を引き離された。先にマッチポイントを握ったのは近大。寺林(近大)の意表を突くツーアタックが決まり、19-25で第1セットを奪われた。
劣勢で迎えた第2セット。第1セット同様、近大の高い身長を生かしたスパイクに翻弄(ほんろう)される。中盤まで取って取られてのシーソーゲームが続いた(12-12)。その後もお互い攻守譲らぬラリーが繰り広げられる。森川のフェイントが決まり19-21とするが、大事なポイントを取り切れず23-25で第2セットも連取された。
「2セット取られて落ち込んでても、このチームでやれるのも数少ないから笑顔でいることを心がけた」(中井)。第3セットは序盤からチームの一体感が見られた。小池、﨑山(商1)を筆頭に得点を重ねる(10-10)。さらに、中井の5連続ポイントでチームに勢いをもたらした。22-18の場面ではセッターの中村(商4)のナイスレシーブで好機を演出。相手に流れを渡さないまま25-19で第3セットを奪い返した。なんとか巻き返しを図りたい第4セットだったが、やはり強豪の壁は高かった。4-4の場面で小池のスパイクが3枚ブロックに阻まれ、そこから立て続けにポイントを失う。近大の洗練されたレシーブに苦戦し、最後の一打を決めきることが出来なかった。12-25でこのセットを奪われ、セットカウント1-3で近大相手に敗北を喫した。
中井は「キャッチやブロックフォロー、細かいレシーブが出来ていなかったことが敗因」と、今日の試合を振り返る。明日は春季リーグ戦でフルセットの末惜敗したびわこ大との一戦。キャッチやつなぎをいかに徹底してできるかが勝負の鍵を握る。春季リーグ戦の悔しさをバネに一球入魂で勝利をつかみ取れ。(文責・三宅希和、撮影・渡邉柚果)