RIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦
9月14日、天理大学杣之内第一体育館(奈良県)でRIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦の第3戦が行われた。同志社は立命大相手にセットカウント2-3で敗北を喫した。
上位リーグに食い込むためには必ず勝ち切らなければならない1戦。宿敵立命大相手に同志社は怪我から復帰したミドルの伊藤湧(心理2)をメンバーに起用し今試合に臨んだ。
迎えた第1セット。先に走り出したのは同志社。中井(心理4)の連続ポイントで流れを作り、リードを広げる(5-1)。「この試合に対するモチベーションは高かった」(中井)と語るほど序盤からベンチの応援やコート内の声掛けが多く見られた。その後はお互い1歩も譲らないままゲームが進んでいった。しかし、19-17の場面でピンチサーバーの小笠原(法3)が起用されると、好機が訪れる。小笠原の巧みなサーブで相手を崩し、そこに中井の高さのあるレフト攻撃が放たれ点を量産。25-18で第1セットを制した。
良い流れで迎えた第2セットも取って取られてのシーソーゲームが続いた。しかし、エースの木内(立命大)の強烈なスパイクに苦しめられ、点差を広げられる(15-20)。劣勢な状況での主将・中井の声掛けがチームを奮起させたのか、7点を連取。サーブで崩してブロックで仕留めるという完璧なバレーを披露し、22-22の同点まで追いつく。このまま押し切ると思われたが、最後の一打で決めきれず24-26で第2セットを奪われた。続く第3セットは終始同志社がペースを握った。ブロックポイントが光り、相手に流れを掴ませないまま25-16で第3セットを奪い返した。
2-1で迎えた第4セット。中田(心理1)の活躍が際立つゲームだった。20点台にのっても激しいポイントの競り合いを披露していたが、大事な場面でミスが目立ち23-25で第4セットを失った。絶対に落とせない第5セット。「迷ったら俺に上げて」とセッターの中村に告げた中井。その言葉通り中井が第5セット半分以上の得点をあげ、チームをけん引した。しかし、自分たちのスパイクミスが仇となり14-16でこのセットを奪われ、セットカウント2-3で立命大相手に敗北を喫した。
中井は「敗因は自分が決めきれなかったせい」と無念の表情を浮かべていた。しかし決定率は61%とかなりの好成績を記録。勝利が目前だった試合だからこそ、些細なミスが悔やまれる結果となった。明日は勢いに乗る京産大との1戦。怪我から復帰した伊藤も「明日は絶対に負けられない。3-0で勝っていきたい」と意気込みをみせた。正念場での中井組の強さを全面に出し、勝利を掴み取れ。(文責・三宅希和、撮影・渡邉柚果)