RIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦
9月15日、天理大学杣之内第一体育館(奈良県)でRIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦の第4戦が行われた。同志社は京産大相手にセットカウント2-3で敗北を喫した。
「京産大に3-0で勝利すればほとんどの確率で上位に行ける」(中井・心理4)。1セットも落とせない状況に追い込まれていたが、秋の京産大は一筋縄ではいかなかった。第1セットはシーソーゲームが展開。鋭いスパイクに翻弄(ほんろう)され、15-18と点差が開く。なんとか取り返そうと足掻くも京産大の勢いは増すばかり(18-21)。そのまま20 -25で敗北した。続く第2セットも劣勢だった。その中でも崎山(商1)の力強いアタックでミスを誘発し8-8と追いついた。「(同志社の)レシーブに対して対策されてハマりっぱなしだった」(中井)。しかし、どれだけ攻撃を仕掛けても、的確なブロックとレシーブに阻まれ13-18と大幅なリードをつけられた。全員バレーで意地を見せた同志社だったが、22-25で敗北した。
第3セット開始時点で自力で上位リーグに入ることは絶望的だった。「とりあえずやり切ろう」と、大きくコートから外れたボールを力尽くで返し、最後に気持ちのこもったアタックをぶつけた(4-3)。そのまま一進一退の攻防を続けてていると(9-9)、中井がサービスエースを2連続で決め、タイムアウトを取らせた(13-10)。そのままの勢いで、緩急ある攻撃を仕掛け終盤の23-20 の場面へ。タイムアウトを取り気合を入れ直すと見事なブロックを決め、セットポイント。最後は鋭いアタックで25-21と勝利した。続く第4セットは先制点を奪ったものの、京産大がこれまで以上に強い執念を見せ、リードを許したまま試合が進んだ。相手の勢いにペースを乱され、2点差を詰められない(13-11)。先に20点になったのは同志社だった。高いブロックでアタックのコースを惑わせ、ミスを誘発(22-20 )。最後は森川(商3)のアウトラインギリギリのアタックを決め、厳しい状況でも粘り勝った(25-22)。
迎えた第5セット。先制点を奪ったものの、乱され1-4と点差をつけられ、思わずタイムアウトをとった。苦しい中でも果敢に攻撃し、8-5で後半戦へ。指揮を高めたまま試合を行いたかったが、審判の疑惑の判決で流れが180度変わる。京産大の縦横無尽な攻撃に乱され、9-15で痛恨の敗北を喫した。
「甲南大に勝っていい形で前半戦を終えて後半戦に持っていきたい」(中井)。痛恨の敗北により、上位リーグに自力で入ることは不可能だと思われたが、まだチャンスは残っていた。同志社が甲南大に勝利し、且つ近大が立命大に勝利する条件を満たせば上位リーグに入れる。運命が決まる甲南大戦に向けて調整を加え勝利し、上位リーグに入ることを願う。(文責・平沼栞、撮影・渡邊柚果)