RIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦
10月13日、大阪商業大学でRIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦の第8戦が行われた。同志社は関大相手にセットカウント0ー3で敗北を喫した。
今季リーグAブロック一位通過の関大。春季リーグでは2ー3で惜敗した相手でもある。上位入賞を果たすには勝つことが必要不可欠。非常に緊迫感のある戦いとなった。
第1セットは、試合終盤までシーソーゲームを展開した(17ー17)。攻撃のチャンスを伺うもレシーブミスが目立ち、4連続失点。窮地に追い込まれ、思わずタイムアウトを取った(17ー21)。「ここ我慢しよう」とチーム全員が声を掛け合う。すると、小笠原(法3)がピンチサーバーを決め、さらには小池(法3)が鋭いアタックで連続ポイント(19ー22)。このままの勢いで勝利をつかむか、と思われたが、またもや同志社のレシーブミスで絶体絶命のピンチに(21-24)。関大の流れを断ち切れず、21ー25で敗北を喫した。
続く第2セットは、1セット目の流れをうまく切り替え序盤から果敢に攻め続けた。中村(商4)のサービスエースでチーム内の士気を上げ、小池の巧みなプレーで点差をつける(7-4)。しかし、関大の粘り強いレシーブと重量感のあるスパイクにうまく対応しきれず逆転を許す(14ー16)。ここで即座にタイムアウトをとった同志社。中井(心理4)「もう一回!」という声掛けでもう一度流れを取り返す雰囲気を作った。その言葉通りタイムアウト後にはポイントを奪う。しかし、セット終盤にかけて関大の速攻と高いブロックに阻まれ、第2セットも連取された(21ー25)。
勝たなければまずい第3セット。「とりあえず楽しんで行こう」(中井)と、気持ちを入れ替える。先制点を取られたものの、中井の鋭いアタック(1ー1)がチームを鼓舞した。しかし、今セットも関大を追いかける立場で試合を展開していき、常に1点差を縮められない状況が続いた。そんな中でも、小池のミスを誘発させるような鋭いスパイクが際立つ(11ー12)。「粘りで勝てていない」(中井)。ミスが増えみるみるうちに点差が開き、遂にマッチポイントへ(20 -24)。関大のペースを最後の最後まで断ち切ることができず、22-25で敗北を喫した。
「昨日の負けを引きずったまま、雰囲気を断てず負けてしまった」(中井)。今試合は天理大戦の雰囲気を断つべく、率先して中井が声をかけ続けたが勝利を収めることができなかった。試合を振り返り中井は「ちょっとしたつなぎの部分であったり、絶対決めるエースがいないこと。かといって粘りで勝ってる場所もなかったそこの差かなと思う」と敗因を分析。中井組として戦う試合も残り2試合となった。次戦は暫定1位の近大との一戦。「変なプレッシャーもなくみんなが笑ってくれたらいいなと思う」(中井)。4年生とできるバレーボールにも終わりが近づいてきた。同志社らしさを最大限発揮し、心を1つに戦い抜け。(文責、撮影・堀早槻、平沼栞)