
REGAVIL CUP 2025 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦
9月13日、大阪国際大学松下町校地体育館でREGAVIL CUP 2025 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦の第1節が行われた。「今日が山場の一戦だった」(﨑山・商2)。上位リーグに駒を進めるためには必ず勝ち取りたい一戦。同志社は京産大相手に0-3で敗北を喫し、無念の黒星発進となった。

迎えた第1セットは同志社サーブでスタート。先制点を奪われるも、主将の森川祐(商4)のプッシュで取り返した(1-1)。直後、京産大にブレイクを許し、2点リードの展開に。池田(商1)のスパイクで取り返すが、徐々に流れは相手のものになっていった。その後も守備の乱れやミスが重なり9連続ポイントを許す(5-17)。しかし、OP﨑山のインナーを攻めたスパイクで悪い流れを断ち切った。2回のタイムアウトを経て気持ちを入れ替え臨んだ終盤は粘りのプレーを見せる。しかし、京産大の勢いに呑まれ、13-25で第1セットを落とした。「自分たちは流れをつかめなかったし、プレーがうまくいかなかった時の処理の仕方ができていなかった」(森川祐)。

巻き返しを図る第2セットは、序盤から取って取られてのシーソーゲームを展開。主将・森川祐の声掛けが絶えずコートに響き渡る中、中田の繊細なショットで京産大の背中に食らいつく(5-5)。しかし、その後簡易なミスが続き相手にブレイクポイントを献上。池田、森川祐の鉄壁ブロックで流れを引き寄せようと試みる(13-14)。「ブロックを強化していたが、練習の成果が出せなかった」(﨑山)。終盤戦に差し掛かると京産大のギアが一気に上がる。攻撃を封じられた同志社はミスが重なり、19-25で第2セットを連取された。

背水の陣で迎えた第3セット。序盤から出鼻をくじかれ5連続ポイントを許す(0-5)。森川祐のスパイクで相手ムードを断ち切ると、相手のミスを誘い連続得点を獲得。直後には池田のテクニカルプレーで連続得点を決めた(4-6)。勢いそのまま攻めたい同志社だが、相手の安定した攻撃スタイルに攻めきれず点差は広がっていく。「基本的にミスがないチームだった」(森川祐)。10点を追いかける展開で迎えた終盤は、MB大西の速攻が光った(10-19)。その後も中田のスパイクや小笠原(法4)のサービスエースで果敢に攻める。相手のマッチポイントには池田の今試合1のスピードと威力のスパイクがさく裂し、同志社の意地を見せた。しかし、相手の安定したプレーは崩れない。得点を取りきれず16-25で第3セットも奪われた。

次戦は対大阪国際大が明日14日に行われる。「自分たちの武器のサーブに加え、サイドアウトのプレーも大事にしていきたい」(森川祐)。黒星発進となった同志社。関西制覇を成し遂げるには上位リーグに入ることが必須だ。上位リーグに進むためにも明日はストレート勝ちを手にする必要がある。チーム一丸となり白星を手にする瞬間を見届けたい。(堀早槻、三宅希和)