バレーボール部(男子)
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【バレーボール部男子】龍大相手に惜敗し上位リーグの可能性遠のく

REGAVIL CUP 2025 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦

 9月15日、関西大学千里山キャンパス東体育館(大阪府)でREGAVIL CUP 2025 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦の第4節が行われ、同志社は龍谷大相手にセットカウント2-3で惜敗を喫した。

 今回の相手は春季リーグでは白星を挙げた龍谷大。ストレートで勝利すれば、上位リーグ進出の可能性が残る大事な一戦だった。「3-0で絶対に勝つということだけを意識していた」(小池・法4)。1年生エースの池田(商1)が怪我で不在の中、上位リーグ進出の望みを繋ぐべく熱い闘志を胸に戦いに挑んだ。

サーブを打つ﨑山(商2)

 迎えた第1セット。序盤、同志社はミスや相手ブロックに攻撃を阻まれ4点を先行される苦しい立ち上がりに(1-5)。流れを変えるべく本(理工2)を投入すると、磨きあげられたサーブで得点を連取(14-14)。たまらず龍谷大がタイムアウトを取るも、本の集中力は途切れない。本日2本目のサービスエースで、6連続得点。「流れを変えることだけを意識した」(本)。本がチームの期待に応え、逆転に成功した(18-14)。しかし、龍谷大も意地を見せる。相手エースの鋭いサーブやスパイクに守備を崩され失点。(19-19)。一時は同点に追いつかれるも、全員バレーで意地を見せた同志社。ラストは小池が強気のサーブで相手のミスを誘発。「怪我をした子のためにも、4回生としてチームを勝たせたかった」(小池)。4回生が執念を見せ、25-23で第1セットを先取した。

喜ぶ小池

 続く第2セット。巧みなコンビネーションに翻弄(ほんろう)され、龍谷大のペースで試合が始まる(1-5)。序盤こそ出遅れたものの、中田のサーブから流れを作りだし、5連続得点に成功(8-7)。その後も、互いの意地がぶつかり合う一進一退の攻防戦が続く。先に抜け出したのは同志社。﨑山がサイドラインぎりぎりにサービスエースを決めると、一気に試合が動きだす(11-10)。主将・森川(商4)の鉄壁ブロックで相手を封じ、リードを広げる(20-16)。さらに、リベロ吉田(心理1)の正確なサーブレシーブから多彩な攻撃を繰り出し、20点以降ブレイクを許さず、勢いに乗る同志社。ラストは中田の洗練されたサーブが光り、25-21で勢いそのまま第2セットを連取した。

 勝負を決めたい第3セット。﨑山の鋭いスパイクで先制すると、龍谷大も巧みなコンビネーションで対抗。互いに譲らぬ展開が続く(7-7)。伊藤(心理3)がブロックで相手を封じ、流れを掴んだかと思われた(14-11)。しかし、ここから龍谷大の猛攻を受ける。強烈なスパイクに対応できず、ブレイクを許すと立て続けにサービスエースをとられ失点(15-15)。終盤、大事な場面でミスが目立ち、反撃の糸口を掴むことが出来ない。中田のスパイクで逆転を試みるも、惜しくもブロックに阻まれ23-25で第3セットを落とした。

第4セットも白熱の攻防が繰り広げられる。中盤までは拮抗した展開が続いたが、相手サービスエースからリズムを崩し立て続けにポイントを失う(13-17)。最後まで小池や中田が果敢にスパイクで食らいつくも相手の速攻に対応できず、22-25でセットを奪われ勝負は第5セットに持ち込まれた。

トスをあげる小田

 後がない第5セット。「自分たちで空気を作って、雰囲気作ってやっていこう」と主将・森川がチームを鼓舞する。立ち上がりから、森川の速攻や小池のスパイクで得点を重ねるも、龍谷大も簡単には譲らない(3-3)。ここで再び、第1セットで大活躍を見せた本を起用。威力のあるサーブで相手を崩し、ブレイクに成功(5-6)。その後も中田の相手の穴をつく一打や、相手レフトを封じる森川のブロックがさく裂。しかし、要所でのミスが重なり流れを掴みきれない。小木曽(スポ1)、古城(理工4)を投入し、反撃を図るも最後は相手エースに打ち抜かれ、13-15。フルセットの激闘の末、セットカウント2-3で惜しくも破れた。

 「勝負どころで自分たちのミスが重なり、上手く雰囲気を作れずに終わった」(森川)。2セットを先取したものの、チャンスをものに出来ず、勝ち切ることが出来なかった同志社。次戦は強豪・近大と対峙(たいじ)する。「リーグがない1週間でチームを仕上げて、後半戦に繋がる試合をしたい」(森川)。次戦は1週間空いて行われる。浮き彫りとなった課題を修正し、強敵相手に大金星を掴み取れ。(文責・市原理央、撮影・三宅希和)

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