5月14日、関西大学バレーボール連盟1部春季リーグ第9戦が行われた。同志社は大国大を相手にセットカウント2-3で敗北を喫した。
対戦相手の大国大は今季かなり勢いのあるチーム。2部から昇格したばかりであるにもかかわらず、第7戦では無敗記録を築いていた大産大を制した。5月14日時点の暫定順位は4位と、上位に食い込んでいる。「繋ぎが良いチームなので、そこで負けないようにしよう」(宮野・心理4)と意気込み、試合に挑んだ。
第1セットは一進一退の攻防となった。中盤、平田(理工3)と中井(心理2)の2枚ブロックでブレイクし、1歩リード(16-15)。その後も点数の取り合いが続くが、終盤に差しかかったところで3連続得点を許す。先に20点台に乗られ、たまらずタイムアウトを要求した(19-21)。伴(商4)が渾身のクイックで流れを断ち切ろうとするも、相手もタイムアウトを駆使して慎重に攻める。結果、接戦を制したのは大国大。22-25でセットを先取された。
第2セットはアタッカー中井の活躍が光った。鋭いアタックを何度も決めたほか、相手のアタックを1人で止めるなど、プレーでチームに大貢献。中井は「相手のブロックがそんなに高くなく、思い切って打てば決まったので今日はやりやすかった」と振り返った。中盤で一気に引き離し、25-15と大差で第2セットを制した。
流れを切りたくない同志社。しかし、初めの2失点が最後まで響き、終始追う展開となる。あと一歩が届かず、22-25で第3セットを落とした。
第4セットは白熱した戦いが繰り広げられた。またもや拮抗(きっこう)した戦いとなるが、中盤に中井と平田がアタックで3得点し、一気に勢いづく同志社(16-13)。終盤に追いつかれるも、タイムアウト後にすぐ立て直し、25-18でセットを奪った。
先週の2試合はフルセットの末、勝利。今試合も勝ち切りたいところだったが、序盤に点差をつけられたのが致命傷となり(2-5)、10-15で敗北を喫した。
「軟打や強打を決められたので、(同志社が)もうちょっとしつこくブロックついていかないとだめだった」と今試合を振り返った主将宮野。続く対戦相手は関大。レシーブ力と攻撃力が秀でており、さらなる守備の強化が必要だ。今日の敗戦を糧に、白星を奪い取れ。(文責・田組菜月、撮影・小山莉奈)