バレーボール部(男子)
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【バレーボール部男子】シーソーゲーム制し、上位リーグへ前進

 9月18日、関西大学バレーボール連盟 1 部春季リーグ第4戦が行われた。同志社は京産大を相手にセットカウント 3-2 で勝利を収めた。

 互いに一歩も譲らぬ展開で始まった第1セット。均衡を崩したのは同志社のミスだった。歯車がかみ合わず、3連続失点(18‐19)。この失点をきっかけに、相手にペースをつかまれ、21‐25で第1セットを落とした。

 奪い返したい第2セット。序盤から鋭いアタックで相手のミスを誘発し、得点を量産した(7‐2)。ここで敵がタイムアウトを要求。その後、徐々に相手が調子を上げはじめると、ブロックの隙をついた鋭いアタックが次々と打ち込まれた(15‐17)。しかし、ここで意地を見せたのはエース宮坂(心理3)だ。力強いアタックでマッチポイントを豪快に奪い取り、25-23で第2セットを奪い返した。

 続く第3セットは同志社優勢でゲームメイクすることに成功。相手のアタッカーを阻む的確なブロックで (8-7)流れをつかんだ。チーム一丸となって声を出し、仲間を鼓舞。勢いに乗った同志社は敵にブレイクを許さず、リードを保ったまま、25-20で第3セットを連取した。

 取り切りたい第4セット。調子のよかった前セットとは裏腹に、アタックが思うように決まらない。2枚攻撃を攻略され、相手のブロックにかかるように(10‐16)。途中出場の森川(商1)や大町(商2)が臆することない力強いアタックで流れを断ち切るも、あと一歩及ばず、22‐25で第4セットを落とした。

途中出場した森川

 「絶対に取ろう!」と声を掛けあった第5セット。序盤から互いに強烈なアタックを打ち合い、シーソーゲームとなる(8-8)。ここで一歩前に出たのは京産大だ。渾身のアタックが相手のブロックにかかり(9-11)、苦しい展開に。しかし、ここから中井(心理2)が怒涛の追い上げを見せた。3連続で得点を奪い(14‐13)、一気に流れを引き寄せた。最後は相手のアタックがアウトになり、16‐14で第5セットを制し、セットカウント3‐2で勝利した。

アタックを決める中井

「最後まで諦めなかった気持ちで勝てた」と試合を振り返った宮野(心理4)。苦しい場面でも常に雰囲気良く試合に臨んだことが勝利の鍵となった。全力を出し切り、激戦を制した選手たち。その姿を見守るマネージャーの目には涙が浮かんでいた。

ガッツポーズをする宮野

 来週の相手は大体大。春季リーグ戦は勝利を収めた相手だが、油断は禁物だ。1週間で調整を重ね、確実に勝利をつかみ取れ。(文貴・小山莉奈、平沼栞、撮影・田組菜月)

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