バレーボール部(男子)
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【バレーボール部男子】インカレ初戦惜しくも敗退、4回生引退へ

 11月29日、2022年度全日本インカレが町田市立総合体育館で行われた。同志社は京産大を相手にセットカウント2-3で敗北を喫した。

 京産大は秋季リーグ第4戦で交戦し、セットカウント3-2で勝った相手である。シーソーゲームが長く続き、どちらが先に2点差をつけてセットを取るかが勝利のカギであった。今回も接戦になることが予想され相手のペースに飲まれないことが重要だ。

 迎えた第1セット。

 先制点を取り、流れをつかみたい同志社だったが、京産大のフェイントで1点目を落とす。そのまま京産大の流れに飲まれ、タイムアウトを取るまで追い込まれる(5-11)。その後、5連続失点を許し(9-23)、12-25で敗北した。

 取り返したい第2セット。

 第1セット目とは打って変わり、シーソーゲームを繰り返す(11-11)。この均衡状態を壊したのは京産大、3連続得点を奪う(11-14)。同志社も負けてはおらず、仲佐(経3)のブロックアウトを誘発する力強いアタックで点を奪い、同点まで追いつくことに成功した(18-18)。両者ともに一歩も譲らない状況が続き、迎えたマッチポイント(24-23)。京産大のタイムアウトから緊張の瞬間は始まり、順々に点数を重ねる(26-26)。中井(心理2)のラインぎりぎりのスパイクで30点目を迎えた。そしてついに2連続得点を奪い、31-29で勝利した。

喜ぶ伴

 このまま続きたい第3セット。

 第2セットの流れをそのまま保つことはできず、連続失点を奪われ、タイムアウトを取った(5-11)。タイムアウト後、勢いを取り戻した同志社は得点を順調に重ね、逆転を果たす(21-19)。両者ともに点数を重ね、迎えた24点目。2連続得点を相手から奪ったのは京産大だった。同志社は敗北を喫した(24-26)。

 負けてられない第4セット。

 序盤から一進一退の攻防が続いた(12-12)。流れを切り、連続得点を奪ったのは同志社だ。宮坂(心理3)のブロックアウトをはじめとして2点差をキープ(14-12)。その後、順調に点数を重ね、仲佐のブロックによって25点目を奪い、勝利を獲得、試合はフルセットへ。

アタックする仲佐

 もう後がない第5セット。

 コートチェンジをする7点目からマッチポイントである14点目まで激しいシーソーゲームが繰り広げられる(14-14)。次の2回戦目に進める重要な2点。先に1点を奪ったのは京産大のラインぎりぎりの鋭いアタックだ。取り返したい同志社。京産大のサーブを丁寧に受け止め、ボールを繋ぐ。敵に力強いスパイクを打ち込もうとしたが、ネットに引っかかり落下。14-16で第5セットを奪うことができず、セットカウント2-3で敗北を喫した。「本当に悔しい気持ちのほうが大きかったけど、今はやり切った気持ちのほうが大きいです」(宮野)。

ボールを拾う宮野

 接戦を繰り広げるも惜しくも敗北してしまった同志社。4回生はこの試合が引退試合となった。引退が決まって伴(商4)は「悔しいのもあるけど、おわった気がしないというか、本当に引退したのかなっていうようなまだ実感湧いていないです」と語った。次期主将の宮坂は、「プレーや声かけでチームを引っ張り関西優勝を目指す。周りから応援されるようなチームにしたい」と意気込んだ。来年の男子バレーボール部に期待がかかる。(文責・平沼栞、撮影・渡邉柚果、田組菜月、小山莉奈)

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