新体制となり再始動したアメリカンフットボール部。今年の目標を日本一に掲げる新チームで、今回は主将である泉と注目選手として挙げられた稲田、髙橋、西の３人が取材に応じてくれた。

ーー他己紹介をお願いします。

・泉→稲田

彼はですね、バスケット部から来ていて高校からずっとバスケやっていて、大学はアメフトっていう競技で今一番学年の中で伸びていて初心者ながらずっと頑張っていて、他競技からでも頑張れるっていう見本で今回選ばせてもらいました。彼の持ち味はジャンピングなのでそこ注目してもらえばと思います。

・稲田→髙橋

彼はラグビー出身で、入部してからすぐに才能が開花していて、1回生の時から公式戦出場していて、自分が思う高橋の強みはキャッチが上手いのもそうなのですが、レシーバーってブロックするのがめっちゃ大事なプレーの１つなのですがそれが多分今レシーバーの中で一番上手いかなって自分は思っています。

・髙橋→西

彼は僕と同じラグビー出身で僕自身も親近感がすごく湧いていて、ウエイトとか筋トレとかもすごく強くてすごく尊敬しています。運動能力も非常に高くて足も速いしとにかく才能があるっていう風に僕は思います。

・西→泉

泉さんは、誰が見てもリーダーシップのある素晴らしい主将で、例えば僕が驚いたのは「誕生日おめでとう」って皆に送っているのがほんまにすごいなって思いました。運動神経もほんまに足もめちゃくちゃ速くてとにかくアメフトが上手で人間味もすごくてほんまに素晴らしいキャプテンやと僕は思います。

ーー対談相手にこのメンバーを選んだ理由を教えてください。

（泉）このメンバーを選んだのはやっぱり多種目から全員来ていて、ラグビー２人とバスケットボール１人で。アメリカンフットボールという競技が別にアメリカンフットボールをやっていた人しかできないのではなくて、他競技で輝く才能を１つでも持っていたら誰でもできるっていうところをみんなに知ってほしくて、この３名を選びました。

（稲田）彼（髙橋）についてもう一ついいですか？（笑）

（泉）いいね。そういうのいいね！

（稲田）結構去年まではフィジカル的な面が弱みっていうのがあったのですけど、今年に入ってウエイトもめちゃめちゃ強くなったのでさらに力強いプレーを見せてくれるんじゃないかと思っています。

ーー去年を振り返って

（泉）やっぱり秋シーズン途中で辞退という残念な形になって部員全員が悔しい思いをしたと思うのですが、この経験があったからこそ部がどれだけ多くの人に支えられて運営されているのかとかアメリカンフットボールができる喜びっていうのをより一層感じた１年で、その思いを今シーズンぶつけて部の再建に関わってくれた４回生のためにも、あとは支えてくれる後輩のためにも自分が率先してシーズンを勝ち切りたいなと思っています。

（稲田）自分は公式戦に出場した機会が本当に少なくて、去年ああいったことが起きて経験が詰めなかったのが自分にとって一番残念やったなと思うことなのですが、再開できたことで人一倍努力しないと試合には出れないと思うので再開してからはどんな細かい練習でも全部全力でやろうかなって思えるスタートになったかなって思っています。

（髙橋）去年１年を通して試合には出させていただく機会もあったのですが、なんにもできなかったというかあんまり活躍する機会もなくて僕本来の僕の持ち味っていうのが出せなかったので今年はいっぱい活躍してチームを勝たせる選手になりたいなと思います。

（西）僕はアメフト１年目で全然わからないままとりあえずやっていたみたいな感じで、秋やっとまあちょっと先輩に追い付いてきたかなって時にああいう風な形になってしまって、悔しかった１年でした。今年はその悔しさを活かしてチームに貢献できる強い選手になれたらなと思っています。

ーー新チームの雰囲気は？

（泉）僕の印象やけど、上回生がどう思っているか分からんけど結構４回生含め下級生とコミュニケーションが密に取れている雰囲気があるのかなと思っていて、それこそ上下関係はあるもののしっかりそこの柔軟性持って対応できているし、仲が良いって言ったらいいと思うから良い雰囲気なのかなって思っています。

みんなどう？

（髙橋）そうですね。僕もすごく仲良いなと思っていて、先輩方も優しいし、後輩も良い奴ばっかりなので良い雰囲気かなと思います。

（稲田）その上下関係っていうのがお互いが特に仲良い代やからこそ、下級生から上級生に指摘するっていうのが今まであんまなかったのが今年は結構見られて、お互い切磋琢磨できているのかなって思います。

（西）僕は先輩と仲が良いっていう中でも、パート内だけじゃなくて、僕はオフェンスなのですがディフェンスの先輩とも全然話しやすいとか、パートだけじゃなくてオフェンスディフェンス関わらずチーム全体で良い雰囲気ができていると思います。

（泉）あとなんか結構去年との違いは目標を日本一に掲げているのですが、リーダーだけじゃなくて後輩というか同期の4回生たちが主体的に発信していってくれているのでその部分に関しては去年と大きな違いがあるなと思っています。

ーー今年の注目選手を教えてください。

（泉）僕は三回生の福泉君です。彼は野球部から来ていて初心者だったので最初はアメフトに慣れてなかったのですが、三回生になってだいぶウエイトの数値だったり走りの数値などがだいぶ向上して最近非常に活躍している選手なので是非とも見てほしいです。

（稲田）自分は、三回生の濱野誠二郎っていうラインマーカーの選手なのですが、彼は高校時代からアメフトをやっていてフットボールIQも高いし、毎プレー毎プレー力強いヒットとかで力強いプレーを見せてくれるので是非注目してほしいです。

（髙橋）僕は三回生の千田章太郎で、彼はすごい運動能力が高いというか日本人離れしているというかそのくらいすごい選手なので是非注目してください。

（西）僕は２回生の脇田士憧君です。彼はもうとにかく全部の数値が高いというか特に運動神経もずば抜けているので今年から試合にも出ると思うし、その中で色んな活躍すると思うので注目していただければなと思います。

ーーチーム、個人それぞれの今年の目標

（泉）チームの目標が日本一っていうのは全員が同じで共通認識で持っているのですが、個人の目標としてはやっぱり日本一の組織づくりを目標にしていて、去年であれば「日本代表に入りたい」とかそういうことを言っていたと思うのですが、今年はほんとに皆の支えがあってアメフトができているという実感ができた一年だったので、もちろん自分の成績を残すっていうのも大事ではあるのですが、この組織を日本一にするという文化づくりみたいなところに貢献できたらと思っています。

（稲田）自分の個人の目標はとにかくスターティングメンバーで出場して、このチームの部員全員に必要とされる選手になることが自分の目標です。

（髙橋）チームとしての目標はまず今年全勝ということで、個人の目標はエースレシーバーになってチームを勝たせるということです。

（西）僕の目標は、試合経験を積んで先輩と同じくらい活躍できるような選手になることです。

ーー今期大切にしたいこと・言葉、その理由

（泉）僕は「輝」にしたのですが、去年のあの事件があって明るくはない、暗いような物事で世の中的にもこの組織があんまり良いイメージがないというところで、暗闇の中で今年しっかり戦って勝ち抜いて輝く。もう一回輝く姿を見せたいという思いで「輝」という文字にしました。

（稲田）自分は封じるの「封」なんですけど、ディフェンスとして全プレー封じて勝ちに貢献するという意味でこの漢字を選びました。

（西）僕は今よりもっともっと激しくプレーして強い選手になれるように「激」という文字にしました。

（髙橋）僕は人間としても選手としても強い人間になりたいなと思って、「強」を選びました。

ありがとうございました。（聞き手、撮影：藤田桃江）（写真一部マネージャー提供）

【選手紹介】

◆主将：泉勇太朗（いずみ・ゆうたろう）

京都府・同志社国際高校出身。アメフトを始めたきっかけは「ピアノの先生に「ピアノ向いてないよ」と言われたから」。スポーツ健康科学部４年。

◆稲田正一郎（いなだ・しょういちろう）

大阪府・住吉高校出身。アメフトを始めたきっかけは「大学入るのを機に何か新しいことしてみたいと思ったから」。社会学部４年。

◆髙橋裕人（たかはし・ゆうと）

兵庫県・六甲アイランド高校出身。アメフトを始めたきっかけは「父が大学でやっていたから」。社会学部３年。

◆西叶翔（にし・かなと）

京都府・同志社高校出身。アメフトを始めたきっかけは「ただかっこよかったから」。経済学部２年。