長い歴史を持つ應援團。たすきを繋ぎ、114代が幕を開けた。三部構成からなる大所帯で、昨年実務をこなした３人に應援團への熱い思いを伺った。

対談の様子（左から岡田、肥田、藤田）

――このメンバーを選んだ理由は？

肥田　去年、実務という團職をしていたメンバーで、一番団に対して熱い思いを持っていると思ったのでこのメンバーを選びました。

――入団した理由を教えてください。

肥田　僕は最初吹奏楽部に入っていたんですけどきっかけは、高校野球の応援を見て感動したことです。高校時代は野球をやっていて新しい事をやってみたいという思いや、吹奏楽の音楽の迫力とか音楽のきれいさに感動したこともあって、入團しました。

岡田　高校の時の先輩が入っていらっしゃって、それをきっかけに体験に行かせて頂きました。その時、部活ってやっぱ楽しそうやなとか４年間でやりがいを見つけたいなと思い、入りました。

藤田　自分はずっと高校からチアリーディングをしていて高校の最後の大会で少し悔しい結果で終わったので大学でも挑戦したいなという思いはありました。実際に体験会に行ってみたらめっちゃ楽しくて入部することに決めました。

――好きな応援歌はありますか？

一同　選ぶの難しい（笑）

肥田　同志社ヒロスですかね一番は。

岡田　私もです。

藤田　私はアトム。前奏がやっぱいいなあと。

肥田　あーー確かに前奏いいもんね(笑)

――先代から受け継いだことはありますか？

肥田　伝統を大事にされていて。僕たちもこうしたいとかこうしたらいいのではと提案したことはあったんですけどそれ以上に先輩は伝統や守るべきものを守るというところを強くおっしゃっていました。そうですね。そこのベースを守りながら新しいことに挑戦していくことです。

岡田　何事にも全力で、私たちだったら挑戦できないことでも絶対やるという気持ちでなんでも挑戦してくださっていたので、その気持ちを受け継いで頑張ろうと思います。

藤田　去年各務團長が「頑張っている人を応援するならそれ以上に自分たちの応援している側がもっと頑張らなければいけない」という言葉が印象に残っています。その言葉をモットーに応援をするときには頑張っている選手よりも頑張って声援を送ろうと思っています。

――自分にとって應援團とは

藤田　アナザースカイ見たい（笑）

一同　(笑)

肥田　自分が一番熱くなれる場所です。應援團のいいところは、人数が関係なく応援したいという気持ちさえあればスポーツにかかわることができるところ、また技術がなくても全力でやるという姿勢さえあればできるところがいいところだと思っています。その意志を持った人たちが一緒になって一体感ができるのでそれだけ全力を注げられます。自分にとってはそんな熱くなれる場所であって大学生活のすべてといっても過言ではないと思います。

藤田　自分にとっての原動力です。やっぱり同世代で頑張っている人を応援することは学生時代でしか味わえない瞬間というか頑張っている選手をみたら逆にこっちもめっちゃ元気もらえる時あるし、周りをみたら指導部や吹奏楽部が一緒に頑張っている姿をみると自分も頑張ろうって思えるし三部構成ならではのやりがいを感じることができています。

岡田　自分にとって應援團は安心できる場所です。やっぱり応援をするだけでもたくさんの伝統があって受け継がれてきた伝統を守るために厳しいことも経験しています。でもそれを乗り越えられたのは三部の同期がいたからだと思っています。ここにいて安心するというかこの同期と頑張ってこれてよかったなと思うし、このメンバーでこれからも体育会の応援に行って勝利をつかんでもらうために声援を届けたいなと思っています。

――今季の目標を漢字一字で表すと？

肥田　團方針がいいかな。

藤田　うんうん。

肥田　團方針が「輝」で、意味としては４つあります。１つ目は自分たちの応援の先に応援する選手が輝いてほしいというのと、２つ目は、コロナ３年目に入ってこれまでなかなか思うように活動できなかったので今年こそは團員自身が輝ける場所を設けて輝いてほしいという意味が込められています。３つ目が應援團としてどこよりも抜き出て輝く應援團になるという思い。そして最後に自分たちの活動で輝かしく明るい社会になるための社会貢献をしたいという４つの願いからこの漢字に決めました。

應援團の團方針である「輝」を書く様子

ほかの部活にはない三部構成。活躍する選手に活力を与えるべく、吹奏楽部、チアリーディング部、指導部が支えあい、一体となって声援を送る。彼らの応援が同志社体育会の勝利を呼び込む。（長瀬来瞳）

左から藤田、肥田、岡田

プロフィール

◆肥田和己（ひだ・かずき）

膳所高校出身。政策学部４年。

◆岡田真菜子（おかだ・まなこ）

大谷高校出身。法学部４年。

◆藤田菜緒（ふじた・みお）

同志社国際高校出身。法学部４年。