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~主将セレクション~ 【居合道部】互いに高め合い「成」長できる場

 昨年全日本学生居合道選手権大会で優勝を果たし、努力が実った居合道部。新体制が始動し、今年主将、副主将として部をけん引する野村、多那瀬に話を伺った。

技を決める

ーー他己紹介をお願いします。
多那瀬野村
 野村はすごく多彩で、型の修理ができたり、刃柄巻というのができたり、料理が得意だったり、何より居合も強いので、色んなことを極めていける努力家なところが尊敬できる。あと、部員のことも気にかけてくれるけれど、ちょっと抜けているところがあって、愛される主将になるんじゃないかなと思っています。

野村多那瀬
 多那瀬は僕からすると、すごくしっかりしてるので、多那瀬が僕に抜けているって言ってたけど、まさにその通りで、僕が見きれないところも多那瀬がちゃんと見ていて、その分僕としても安心感がある。すごく頼りになる副将。部員からも信頼を置かれていると思う。

ーー2021を振り返ってどんな1年でしたか?
野村:2021年は2020年度に続いてコロナウイルスの影響で大会や合宿がなくなることもあったが、徐々に全日本学生居合道大会など大会が開催するようになり、3年越しに優勝をすることができて、コロナ以前の活動に1歩近づけた年だった。

多那瀬:大会ができるようになってきて、初めて外の人たちに自分の居合を評価される機会があったので、私たちの代は、そこで居合や部活に対する意識の変化が大きかった年なんじゃないかなと思う。

ーー達成できた目標
野村:全日本、西日本団体で優勝できたこと。

ーー達成できなかったこと
多那瀬:これまであった合宿や行事がまだできていない。普段は年に3回あるが、全部できなかった。

ーー代替わりをして意識の変化
多那瀬:60年続いてきた部活で直近の先輩方が大きな大会で優勝していて、それを継いでやっていくというのはプレッシャーもあるけれど、それでもそういう部で運営していけるのは誇りでもあるし、責任感も持ちつつ自分たちのやりたいことをうまくやりながら楽しんでいけたらいいかなって思っています。

野村:代替わりをするにあたって色々準備していくことがあって、代替わり後の仕事とかも見るようになってきて、それでまず感じたことは今まで見てきた景色が一変して、今まではある程度は自分で考えたりもしていたが、先輩方が出した指示に対してのみ動いていだというのがあった。これからは1,2回生を率いていかなければならないし、監督・コーチ、OB・OGと連絡を取りつつ、部を動かしていかなければならないという責任感が見えて、心境に大きな変化があった。

稽古の様子

ーー今季のスローガン
多那瀬:全日本優勝、西日本優勝、全員入賞というのは、変わらず部の目標として掲げているものなので、今季もそれを継続して目指していきたい。

ーー部の雰囲気は?
野村:部の雰囲気としては、締める時は締めるというのを徹底していきたい。道場の中にだらんとした雰囲気を持ち込むと、練習自体もだらんとしてしまう。特に今は1日4時間しか練習時間がなくて、その時間を有効活用するためにはそこで締めないと練習の成果が最大限発揮できないので、今年もきちんと締めつつ、一旦道場から出たら気軽に仲良くやっていけたらなと思っています。

今年の抱負を掲げる2人

ーー今年注目の選手
野村:同期もライバルが多くて、ちょっとサボるとすぐに抜かされそうになる。僕も幹部になって自分の練習時間が少なくなってしまうけれど、自主練の時間を駆使して切磋琢磨してやっていきたい。特に1回生は最近の成長速度がすごく速くてそれも期待している。みんながいいライバル。

ーー京都大会に向けて意気込み
多那瀬:最初に集団演舞といって、何人もの人で演舞をして優秀な人がトーナメントに上がっていけるという方式があるので、そこで同志社から少しでも多くの人を出せるようにしていきたい。

野村:主将として、後輩にこれが同志社の居合だというのを見せられるように、京都大会では優勝したい。

「王者としての同志社」。長く続く歴史の中で受け継がれる精神を体現するべく、日々の稽古に真剣に励む居合道部。一人一人が勝利への意識を忘れずに、今年も多くの大会で名を刻み、さらなる成長を遂げるに違いない。
(伊藤千遥)

〇プロフィール
◆野村光平(のむらこうへい)
同志社国際高等学校出身。今年度主将を務める。理工学部新3年。今年の抱負は「成」。

◆多那瀬実結(たなせみゆ)
同志社高校出身。今年度副主将を務める。文学部新3年。今年の抱負は「繋」。

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