関西学生柔道優勝大会を３位で通過し、全国大会へ出場した柔道部。初戦敗退となったが、次の関西学生体重別個人戦へ向け、日々練習に励んでいる。今回、入部早々主要な戦力として、周囲から期待を寄せるルーキー高井（法１）が取材に応じてくれた。

　高井が柔道を始めたのは5歳のころ。知人の勧誘により、兄とともに稽古に励んできた。高校ではインターハイベスト８や県大会で優勝するなど、好成績を収める。しかし日本一になるという夢をあきらめきれず、大学でも続けることを決意した。大学ではすでにメンバー入りし、１年生ながら中心的役割を果たしている。「大学になり、自分で考えてトレーニングをするようになった」（高井）。自分にストイックで、オフの日も心身ともに磨きをかける。静かでおっとりしていると先輩にも可愛がられる高井だが、内に秘めた気迫は誰にも負けない。

　今後の目標を聞くと、「次の試合の関西個人ではベスト８に入れるように強い選手の良さを自分の柔道に取り入れ、トレーニングに力を入れる」と語った。次戦へ向けた思いは人一倍強い。そんな彼はこれからの柔道部の未来を担う存在になるだろう。勝利につなげるため、さらに成長する彼の姿から目が離せない。（早川京）

★共通質問「自身にキャッチコピーを付けてください」

高井；「熊本生まれのフットマジシャン」。熊本出身で足技が得意なので。

◆高井陽平（たかい・ようへい）

熊本県・九州学院高等学校出身。2004年12月27日生まれ。１７０㌢78㌔。得意技は体落。法学部法律学科1年。