王座優勝を目指して日々練習に励むアーチェリー部男子。リーグ戦では、近大に敗れたものの個人としても団体としても大きな成長を遂げた。また、王座決定戦でも実力を遺憾なく発揮。夢の優勝とはならなかったが、全国４位に輝いた。今回はその両方でチームにとって大きな戦力となった𠮷田（商１）が取材に応じてくれた。

　「競技歴が長いところが自分の強み」。父の影響で始めたアーチェリーも今年で競技歴10年。常にひたむきな努力を積み重ねてきた。大学入学後もさらなる高みを目指し、同志社大学アーチェリー部に入部。「先輩後輩間の仲が良くて、楽しむときは楽しんで頑張るときは頑張る」メリハリのある環境で練習に励んでいる。入部後すぐに実力者の多い部内からリーグ戦メンバーに選出されると、毎試合好成績でチームの勝利に貢献。続く王座決定戦でもチームの思いを背負い、経験値の高さを武器に戦い抜いた。

　チームの主力選手となった𠮷田が次に見据えるのは来年の王座決定戦。「来年もう一度王座のメンバーになって、優勝します」。熱い決意を胸に最強の新戦力として、同志社大学アーチェリー部に旋風を巻き起こす。（俣野百香）

★共通質問「自身にキャッチコピーを付けてください」

𠮷田：「サーカス」。試合中は感情豊かなタイプで良い点数を射ったら喜んだり、ミスしてもセーフって言って後ろにいる人と自分の中で一つになります。そういう姿が後ろの人からみるとステージ場で踊っているように見えると思ったのでサーカスにしました。

◆𠮷田悠人（よしだ・ゆうと）

2005年１月13日生まれ。奈良学園高校出身。１６８㌢。商学部１年。