~主将セレクション~ 【女子ハンドボール部】期待に「応」える

気持ちが一つになったときに最大の力を発揮する。チーム力を武器とする同志社女子ハンドボール部にその熱意を伺った。

――対談にこのメンバーを選んだ理由
村井 副主将を務めていて、私がいない時もチームを引っ張ってくれている存在なので、選びました。
――お互いの印象を教えてください。
村井→飯田
よく周りを見てくれています。私が全然見えてない時、例えばプレイ以外の面で誰かが落ち込んでいる時に自ら気にかけて声をかけてくれるなど、私があまり見えていない部分をフォローして助けてくれます。
飯田→村井
村井さんはハンドに対する熱がチームで一番強くて、プレーとかでも引っ張ってくれるチームの中心的存在です。
――座右の銘を教えて下さい。
村井 初志貫徹です。最初に自分で決めた目標を最後までやり遂げるという意味で、自分の中で途中であきらめることはしたくないので自分の中で決めた目標やチームで決めた目標を最後までやり抜き通してどんな結果であれやり切ることを大切にしていきたいです。
飯田 一生懸命です。ハンドはもちろんだし、チームの育成とか何事にも全力で臨みたいという気持ちと楽しむことにも全力で取り組むことによってチームをいい方向に盛り上げられると思っています。
――選手としての期待が高まる中での挫折した経験はありますか?
村井 メンバーに選ばれる、選ばれないということよりも、自分的には三年生になってからけがをすることが多くて、今まで試合に出ていたのに、怪我が原因で試合に出られないかもしれないということに対して焦ってしまう気持ちから、どうしても着実に一歩ずつ進めばいいところを無理やりやってしまってうまくいかない期間が長く続いてしまって。それが挫折というか苦しかった期間です。
――今怪我は治りましたか?
村井 今は治って新チームでゆっくりコンディションを整えています。
飯田 挫折というよりかはチームに貢献できないことになるんですけど。例えば試合で活躍できずにダメダメなプレーをしたとき、もうちょっとできたのにという悔しい思いがあってチームの雰囲気を作るという部分で貢献できるように個人的なプレーだけじゃなくてチームのことを一番に考えられるようにしています。
――今回のチームの強みを教えてください。
村井 強みは、学年を超えた話ができるチームにしたくて、そのチーム作りをしようと今頑張っています。上下関係も大切なんですけどありすぎるのもよくないと思っていて下級生が試合中に思っていることを言えないとチームとして一丸になれなくて勝てる相手にも負けてしまうのでまずは学年を超えて全員が思っていることを言えるようなチームにしていきたいです。
飯田 個人個人で能力に差があるんですけど、一つに限らずいろんなポジションで活躍できる選手が多いのでバリエーションが多いことが強みのうちのひとつかなと思います。
〇来季の漢字一字
村井 「応」ですかね。第一に関西三位を目標にしているんですけど、周りから「応」援されるチームというのと、自分の役割を果たし、周りからの期待に「応」えるという2つの意味が込められています。
今季の目標「応」を掲げる村井
昨年掲げていた目標は村井組に託された。関西3位という目標を達成するべく、技術力とチーム力をつけ、大会に臨む。(長瀬来瞳)
プロフィール
◆村井智美(むらい・ともみ)
佼成学園女子高校出身。スポーツ健康科学部4年。
◆飯田華(いいだ・はな)
名古屋経済大学市邨高校出身。スポーツ健康科学部4年。