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~主将セレクション~ 【ヨット部】常「勝」思考

去年のインカレ団体戦で総合4位の成績を収めたヨット部。日本一を目指す彼らにとっては悔しい結果となった。主将と下級生の代表にチームの今年の抱負を伺った。

ーーなぜこの2人を選ばれたのでしょうか

石谷:3回生の代表と2回生の代表だからです。

内貴:去年の主将の匠さんと同じ理由ですね(笑)

ーー三人がヨットを始めたきっかけは

石谷:大学の新歓でヨット部に誘われてです。焼肉食べるついでみたいな感じで来てみたら、先輩方とヨット部の雰囲気にすごい惚れて入りました。

内貴:小学3年生からやってます。地元横浜の家の近くにヨット教室があって、習い事として始めました。

西尾:中学生の時から始めました。お姉ちゃんがヨットをやっていて、誘われて体験会とかに行って楽しいと思ったので始めました。

ーー他己紹介をお願いします

石谷内貴

航路朗は勉強はできないけど、ヨットもそうだし整備も真面目です。一つのことに真面目に取り組む子だなと思っています。尊敬する後輩の1人です。

石谷西尾

将輝は熱くなるところがあって、チームの雰囲気を作る1人です。将輝が熱くなることで、チームも一生懸命頑張ろうっていう空気になるので、そこが将輝の良いところだと思います。

内貴西尾

将輝は競技の1個の勝ちに対してのこだわりが強い。それによって、自分ももっと頑張らないとって刺激をもらえます。とにかく練習中も誰よりも声をかけてくれるし、先輩を煽るくらい盛り上げてくれます(笑)スナイプチームの盛り上げ担当みたいなところがあります。

内貴石谷

ノンセレで主将を務めていて、シンプルにすごいという感想です。急に主将とかチームリーダーにならなければいけない状況であったので、最初はいろんなプレッシャーとかを感じてるんだろうなと見てて思っていました。でも、それも跳ね除けて今は主将もチームリーダーもしっかりやられていてすごいと思います。

西尾内貴

航路朗さんは1回生の頃から直属の先輩みたいな感じで、仕事のことも教えていただきましたし、ヨットの面でもすごく細かいところまで教えてもらっています。憧れの先輩です。整備もよくやられていて、自分の船をこだわって整備しているのでヨットが好きなんだなと感じています。

西尾石谷

翔さんは練習ではちょっとスパルタなところがあります(笑)練習を通して、チームリーダーをしっかりやられていてすごい方だなといつも思っています。

ーー2人からみた主将はどのような感じで部をまとめていますか

西尾:僕からみた翔さんは、チームのいろんな人から支持される人だなと思っています。

内貴:今までの主将と比べると、各代の意見を聞いて、何がベストなのかを考えて部活を引っ張ってくださってるイメージです。そういう意味では民主主義?(笑)

ーーコロナ禍の制限で難しい点は

石谷:練習時間を確保できないところと、合宿をできないところです。練習時間はヨットというスポーツ上、天候に左右されるので、元々計画通りに進めることは難しいです。その中でも体調不良者が出たり、緊急事態宣言が出たりでもっと練習ができなくなるのは、インカレを目指しているチームとして痛いです。

ーー今年のチームの特徴は

内貴:今年から今まで自分たちが当たり前にやって来たことに対して、一旦考え直しています。回生関係なくみんなが考えるようになったので、下級生も部に対して疑問をもったり、改善しようという意識が芽生えていると思います。そういう意味で、全員が部活に参加しているっていう意識が今までに比べて持ちやすくなっていると感じます。ここからまたどんどん強くなっていけるチームなんじゃないかと思っています。

石谷:航路朗が言っていたように、結構下級生からの意見を大事にしています。下級生が思っていることを一度は受け入れて、良いと思ったことは積極的に採用していこうと思っています。良いのか悪いのかは分からないんですけど(笑)

西尾:スナイプチーム、470チーム関係なく、色んな人と交流して情報を交換しようという動きが強いです。みんなが話し合いながら、レベルアップしていこうという感じです。与えられるだけじゃなくて、ミーティングしたりするのが良い雰囲気だなと思います。

ーー今年の目標を漢字一文字で教えてください

(左から)西尾、石谷、内貴

石谷:「勝」です。11月のインカレで絶対に勝利するという思いを込めています。僕らのチームのスローガンは「常勝思考」で、常に勝ちを意識することを大切にしています。ヨット以外の私生活でも、ヨットで勝つためにどう過ごすか心がけていることも含めて「勝」にしました。

着実に強いチームを築き上げていく様子がインタビューから伺えた。11月のインカレは同志社大学ヨット部のホーム、琵琶湖で行われる。全国のライバルを相手に「勝」利を掴み取るため、今日も彼らは努力し続ける。(井出菜月)

〈プロフィール〉

◆石谷 翔(いしたに・しょう)

理工学部新4年。北海学園札幌高等学校出身。今年度主将を務める。

◆内貴 航路朗(ないき・こうじろう)

商学部新3年。山口県立光高等学校出身。

◆西尾 将輝(にしお・まさき)

商学部新2年。鳥取県立境高等学校出身。

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