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~主将セレクション~ 【ボードセイリング部】楽しみつつも「勝」ちにこだわる

 昨年のインカレで入賞者を4名輩出し、結果を残し続けてきたボードセイリング部。今回は新体制となり、邁進し続ける彼らの中から、主将の藤原、副主将の中川に去年の振り返りや今年の抱負について伺った。

左から藤原、中川

ーー他己紹介をお願いします。
中川藤原: 彼はとにかく努力する才能があって、自分がレベルアップするために日々真面目に練習をしていて、着々と実力をつけている。その甲斐もあって、彼はウィンドサーフィンの日本代表にも選ばれた。

藤原中川: 彼は入部した時からずっと僕のライバルで、小学2年生からヨットをやっていて、それこそヨットでは日本代表までいっていて、スリランカや韓国に遠征をしている。海面力に関しては大先輩。

ーー2021を振り返って
藤原:個人的には経験の年だった。一昨年の9月に入って、やっと乗れるようになったのが1月頃。ウィンドサーフィンの楽しさを分かってきて、去年の6月から色々な大会に出るようになって、大体10個近く参加して、そして、11月には沖縄のインカレ。色んな場所で乗って、経験の年だった。

中川:正直コロナウイルスの影響でもったいない部分が多かった。特にインカレ予選に出られなかったのが1番大きかった。

ーー達成できた目標、できなかった目標
藤原:達成できた目標は、目標を高く設定してしまいがちであまりなかったが、逆に、それまで高い目標に向かって練習していたことが今回のナショナルチーム選抜など、思っていなかったところでの結果につながったのかなと思った。しかし、個人としては結果を残せたが、チーム全体としては団体戦で優勝を目標としていたが6位に終わってしまったため、これからは、チームとしての結果を重視していきたい。

中川:達成できたことは、学校が忙しくてなかなか自主練の時間を作れなかったが、空いてる時間をうまく使いながら自主練と学業を両立できたこと。達成できなかったことは、大会で満足のいく結果を出すことができなかったこと。

肩を組む

ーー代替わりを経て意識の変化
藤原:今までの1年間は、ウィンドサーフィンをただただ楽しくやって、先輩に褒められてどんどん伸びていくという感じで、自分のことばかり考えていたが、この1ヶ月間運営をしてみて、この部活は自分たちプレーヤーだけで回っているんじゃないんだなと感じた。それこそ、ショップの方やOB・OGや親など、色んな人に支えられた上で運営をしていかなければならないため、自分たちのレースの結果も、ただ楽しいだけではなくて責任を持った走りをしていかなければならないと感じた。

中川:同期のみんなは意識が高くなってきて、後輩に積極的に教えるようになってきた。2回生も、自主練の回数が増えて、僕らも自分たちのことばかりだけではなくて、どうやったらみんなが効率よく練習できるかなどを考えるようになった。

ーー今季のスローガンは?
藤原:今季のスローガンは「勝力」。これにした理由は、僕らの代はウィンドを楽しむという雰囲気が強くて、そういうところで、勝力が自分たちの色として強いと思った。あと、去年のスローガンは「常勝」だったが、僕らはコロナウイルスの影響で全然知らない伝統があったりして、それが知らなくてできなかったりしたので、その1文字をもらって伝統をつなげていくという意味も込めて勝力にした。

抱負を掲げる

ーー自分たちの代の強みは?
中川:僕らの代はもともとコツコツ頑張るタイプの子が多くて、練習回数とかは他の代にも負けていないと思っていて、ウィンドに取り組む姿勢は真面目だと思う。

ーー今年注目している選手は?
中川:僕は今隣に座っている藤原海。関西でも日本でも同世代では圧倒的に速くて、来年は関西の3回生以下の大会があるので、そこで優勝するんじゃないかって思っている。でも、僕も負けないように勝ちに行きたい。

藤原:僕は2回生の齋藤雄悟。この子は5歳からウィンドサーフィンをやっていて、ほとんどが大学から始める人が多いが、今もホイールで日本代表として活躍している。それに、オリンピックも目指していて、上昇志向が強く、ただただ技術を教える面ももちろんあるが、それ以上にチーム作りや士気の向上という面でも活躍してくれている。

ーー次の大会に向けての意気込み
中川:関選3連覇を目指して、同志社が6位までの入賞を総なめできるように頑張りたい。

藤原:琵琶湖マリンは予選みたいな感じなので、その先の関選三選で、1年間更地の状態からどういう練習をしてきたかが発揮できる場所なので、僕はそこで全部優勝して、団体優勝に導きたい。

練習前の選手たち

 ただ楽しむだけでなく、勝ちにこだわってレースを展開する。常勝思考を受け継いで、自分たちの代でいかに躍進を遂げるか、今後のボードセイリング部の活躍から目が離せない。(伊藤千遥)

【プロフィール】
◆藤原海(ふじわら・かい)
成蹊高校出身。商学部3年。身長163㌢。セイルナンバーは35-54。

◆中川大成(なかがわ・たいせい)
名城大学附属高校出身。理工学部3年。身長168㌢。セイルナンバーは35-22。

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