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~主将セレクション2024~ 【ボウリング部】一「勝」にこだわり、チームワークで優「勝」を奪取

 昨年は秋季リーグ戦でアベック優勝、12月の全日本大学選手権でも輝かしい成績を収めたボウリング部。今回は主将・斉藤、チームのムードメーカー松本が取材に応じてくれた。

――他己紹介をお願いします。

松本「斉藤さんは大学入ってから試合ではずっと連覇、個人連覇していて、どんな試合でも結果を残して、全大(全日本団体)ではエースの活躍を見せて、今年の全日本大学選手権で準優勝、チームとして引っ張ってくれました」。

斉藤「松本くんは、京都のジュニアの子なので、中学生(中3)からボウリングしているので、自分たちの中では大学からボウリングを始めた子よりはうまくて、自分たちの中では安定したスコアを出すように、いつもスペア練習を常に真面目にやっている子なので、失敗とか、絶対しないっていう負けず嫌いな心は人一倍ある子です」。

――斉藤さんが松本さんを対談相手に選んだ理由について。

斉藤「ストレートに物事を言うので、部活のことだったり、試合のことだったり、自分の奥底のことを素直に伝えてくれるので、こういうところでも、気づけないようなことを気づけるかなって思ったので、彼にしました」。

――お互いが思う相手の強み。

松本「斉藤さんの強みは、やっぱり、負けず嫌いなところかなって思っています。どの試合でも負けるときはあるんですけど、負けたら、なぜ負けたのかを考えて、チームでも一回負けてしまった後、次のチーム戦どうやったら勝てるのかっていうのを常に考えて、試合中でも声がけしてくれる。そういうところが1番の強みなのかなって思っています」。

斉藤「松本くんの強みは、切り替えが早いところで、試合で負けても勝っても、すぐ次のことを目標にして、オンとオフがしっかりしているので、自分たちも、松本くんが楽しんでいるなら、自分たちも楽しんで、逆に落ち込んでいるときは、落ち込んでいるから励ましてあげようっていう感じで、ムードメーカーみたいなところが強みだと思っています」。

――同志社大学ボウリング部の魅力。

松本「1番の魅力は、仲が良いところなのかなって思っています。どんなときでも、先輩・後輩という関係はあるんですけど、上下関係が厳しすぎないので、なんでも先輩に相談したり、逆も、先輩から後輩に相談とかもあるので、そういうところがチーム戦にも生かされていく。仲の良さっていうところが同志社ボウリング部の魅力であると思います」。

斉藤「同じく。喧嘩とか、部内で争うことが未だに一回もなかったので、他の部活とかみていると、ご飯誘うのも厳しい、みたいなのが全くないので、ご飯を賭け事でしたり、ジュースを賭け事にしたり、常に切磋琢磨して、勝ち負けにこだわるけれど、試合中は楽しんで投げることを目標にして、みんなで笑顔っていうのを第一にやっているのが同志社ボウリング部だと思います」。

取材に応える(左から)松本、斉藤

――新体制で目指したいところ。

斉藤「そうですね、この形を維持するのも大事なんですけど、他の大学も強い子たちがいっぱい入ってきているので、ちょっと正直ジュニア、スーパースターみたいな子たちを今年は入ってこないので、大学からボウリングを始めたをもっと伸ばさないと、結果が出せないと思っているので、今以上にもっと、タフに、練習量にこだわったり、結果にこだわったりするけれど、オフのときは合宿を通して一緒に、みんなでご飯を食べたり、楽しみながら、もっと思い出をたくさん作っていけるような部活にしたいと自分は思っています」。

松本「僕はやっぱりどこのチームでも、ボウリングのゲームの中で流れってあると思うので、どこのチームよりも声を出して、チームの雰囲気を、他のチームを圧倒するようなところを目指してやっていきたいと思っています。そういう雰囲気を作っていくのがこれから大事になるのかなって思っています」。

――チーム戦と個人戦の戦い方の違い。

斉藤「個人は自分のミスは全部自分のミスって受け止められるんですけど、チーム戦になると、自分がミスしたら流れが変わって、味方もミスしてしまうので、一つ一つを相手の様子を伺いながらする必要があります。チーム戦はとにかく、自分だけじゃなくて相手のためにストライクを出すぞって思っています」。

松本「僕が個人的に違うって思っているところは、個人は自分で戦うので、自分一つの意見で、ボウリングに対するレーンの読み方とか考えるのですが、チーム戦は5人チームなので、5人の意見があるので、その中で一番いい案を採用して、投球するので、自分では考えられなかったことを、チーム戦ではいろんな意見の中で選べるので、そういうところがチーム戦と個人戦の違いなのかなって思っています」。

――休日はどのように過ごされていますか、部員間で交流があったりしますか。

斉藤「部員間の交流は多くもなく、少なくもなくっていう感じなんですけど、おのおの、経験者組でボウリング大会に行ったり、バーベキューしたり、逆に経験していない子たちは、ボウリング場にまた行って、投げ込んだり、遊んだり、常に休日はこの日絶対集まってっていう部全体ではあまりないので、おのおの、勉強だったり、プライベートは充実していると思います」。

――昨年度を振り返ってどのような一年でしたか。

松本「正直、最強やと思ったんですけど、全日本大学選手権で負けてしまったので、一年振り返って、まだ強くなれるなって思いました。関西とか、全日本大学選手権以外では、同志社が圧倒している姿を僕も見ていて、全日本選手権で準優勝で負けてしまったんですけど、来年は今年よりも強くなるなっていう実感はめっちゃ湧きました」。

斉藤「自分は、去年は個人でもチーム戦でも負けた年だなって思っています。全てにおいて負けてしまったので、今年は小さいことでも、1ゲームだけでも勝つといった、勝つことを目標にして、今年は頑張っていきたいと思います」。

――今年の目標(チームと個人)。

松本「個人では、同志社の中で一番になることかなって思っていて、同志社の個人の選手を見てみると、ナショナルチームとか、タイトル持っている人が多いので、僕もそこに負けじと、這いつくばって、同志社の中で一番になれるような成績を個人で収めたいと思っています。チームとしては、リーグは連覇、全日本選手権優勝で、大学チーム戦では負けなしを目指していきたいと思っています」。

斉藤「自分は、個人としては、日本代表として活動しているので、その名に恥じないように、大会では常に入賞だったり、決勝争いができるような立場に居続けることが目標です。チーム戦としては、自分がエースとしてもっと、点数だけで何も言わずに、背中だけでチームを引っ張っていけるような存在になりたいと思っています」。

◎共通質問

――主将・チームが今年大事にしたい漢字

斉藤「やっぱり、「勝」ですかね」。

――その漢字を選んだ理由

斉藤「全日本大学選手権で2位という結果は、正直、絶対勝てると思って挑んだ試合だったので、結果を受け止めるのに時間もかかったし、メンタル的にも、1年間の、一番、練習とかをピークに持っていった試合で負けたので、貪欲に勝ちたいって思った試合が初めてだった、こんなに勝ちって、欲しかったんだなって気づかされた試合だったので、自分がもう一回そこに立って、いろんな人に支えてもらったことに対して、恩返し、感謝と感動を捧げ続けていきたいなって思ったので、「勝」にしました」。

(聞き手:沼野涼音、撮影:浅川明日香)

色紙を持ち、笑顔を見せる松本と斉藤

【プロフィール】

◆斉藤翔(さいとう・しょう)

2002年7月19日生まれ。愛知県立鳴海高校出身。174cm。スポーツ健康科学部新4年。

今年度主将を務める。

◆松本春樹(まつもと・はるき)

2004年3月9日生まれ。京都府立乙訓高校出身。170cm。商学部新3年。

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