~主将セレクション2024~ 【ボート部】「自主自立」し、それぞれの個性を生かす
昨年は男子が全日本大学選手権で3位、女子が全日本選手権で2位という結果に終わったボート部。今年度主将を務める青木、未来のボート部を担う若手漕手村崎・竪山・金が取材に応じてくれた。
ーー他己紹介をしてください。
金→青木 青木さんは同じ学部学科っていうのもあって、おすすめの授業とかそういう授業面でもお世話になっています。 しかも、部のみんなの言葉を大切に受け止めてくれて、下級生も上級生に気軽に意見してもいいよっていう環境を作ってくださっています。 だから多分私以外のみんなも青木さんについてって頑張ろうっていう気持ちを持って日本一を目指しています。少しお茶目なところもあって、すごい親しみやすい主将で大好きです。
青木→村崎 2回生の漕手の村崎尊くんっていうんですけど、彼は熊本からわざわざこっちに出てきて、ボートをやりに同志社大学に入ってきてくれた子で、普段から明るく部を盛り上げてくれる子なんですけど、時々先輩に敬語を使わないとかそういうやんちゃなところもありつつ、でもそれがいい味を出してるというか。新歓隊長っていう役職がボート部にはあって、新人の勧誘活動を取り仕切ってる立場で、 今頑張って準備してくれてるので、そこは真面目に頑張ってるし、今年も大活躍してくれると思うので期待しています。
村崎→竪山 彼は竪山航っていって、1年生の漕手なんですけど、まずこの恵まれた体格。(笑)高校までは空手に熱心に取り組んでて、なのに新歓でボート部の良さに惹かれてくれて、今までやってた空手を差し置いてボートを選んで今頑張ってくれてるっていうめちゃくちゃ熱い男です。良さはやっぱりこの明るさと、何を話しかけても10倍ぐらいの面白さで返してくれるっていうところがあるのと、今坊主なんですけどノリが良すぎて、ある夜部員の1人がおしゃれ坊主をした時に、いきなり次の日気づいたら坊主してたっていう。髪型が人柄を物語ってるなと。(笑)
竪山 パワハラ。(笑)
青木 違う、違うから。(笑)
金 詳しい話は、同志社大学ボート部のブログの「竪山航ジュース禁止」というブログに載ってます。(笑)
村崎 →竪山 ノリが良くて、部をめちゃくちゃ面白く盛り上げるのが上手で、まだ1年近くしかボートやってないんで、これから成長して未来の同志社を担ってくれるすごい選手になってくれることをみんな期待してます。
竪山➞金 真大ちゃんは同じ学部で、僕は勉強苦手なのでみんな僕に勉強教えるのを嫌がるんですけど、真大ちゃんは丁寧に教えてくれるので優しいです。先輩にも好かれてて、良いところを見つけるのがめちゃくちゃうまくて、何に対してもポジティブに考えていくのが真大ちゃんの良いところかなと思いますね。彼女水泳やってたんですけど、とにかく肩が柔らかくてそれが最近見つけたすごいところです。(笑)
ーー尊敬している人を教えてください。
金 めっちゃ難しいです、、1人って言われるなら、 中野紘志さん。私たちにすごいアドバイスをくれるんです。 朝練は6時とか早い時間から始まるのに、毎朝いてくれはって、アドバイスしてくださって。 ちょっと体調悪くてボートに乗れない時は陸トレメニューを考えてくださって、もう本当に人のためにこんなにできるっていうのはかっこいいなと思ってて、やっぱ自分のために動くのはみんなできるけど、 人のために動ける中野コーチみたいに私もなりたいなと思いました。
青木 先先代主将の岡本登さんが今ぱっと思い浮かんだ人で、理由は僕とは全然系統の違う主将だったんですけど、一つだけ僕が負けてないなって思うところがあって、このボート部を好きな気持ちというか、僕はボート部目当てで千葉から京都に出てきて、めちゃくちゃボート部が好きで、京都に下宿があるのにオフでも滋賀にいるぐらいめっちゃ大好きだったんですけど。ボートの技術でも筋肉でも頭でも全部その人には負けてたんですけど、ボートを好きな気持ちだけは負けてないって思ってたんです。だけど、岡本さんははもう男の中の男みたいな、 話しかけるのも当時僕は1回生だったので恐れ多いというか、もう神様。 でもすごいめちゃくちゃ強いし、尊敬もされてて。最後のインカレのミーティングで、どこの場面でも見せなかった主将が急に泣きしだして。このボート部の4年間が終わるのが寂しい。俺はもっとみんなと一緒に過ごしたかった。だから泣いてるっていうのを言ってて、 これはもうボート部の愛でも負けたなっていうのを思い知って、尊敬の値が最高到達点になりました。
村崎 城博海さん。結構トレーニングに対する知識っていうのが豊富で、体の構造とか効果的なトレーニングっていうのは、世界で見ると結構常にアップデートされているんですけど、それでも最新の情報を引っ張り出してきて、トレーニングこうするともっと効果出るぞみたいなのをみんなに言って、結構練習とかきついんですけど、そこにみんなのやる気を持っていくっていうのが上手で、今日はこんなんしようみたいな良い声かけができるっていうのが、やっぱりもっと頑張ろうって思えるし、そこが近年のボート部の色なのかなって思います。
竪山 寺井大貴さん。2年生ながらボート部で1番エルゴが速いんですけど、 練習量とか、僕はオフ遊んでるって言ったんですけど、寺井さんはオフでも練習してたり、軽く42.195キロ漕いだわみたいな話聞いたりとか、とにかく練習量が半端なくて。自分悪いところがあって、練習まだきついんで、時々弱い自分が出るところがあるんですけども、寺井さんのそういうとこ見たことないんで、そういうのを見習っていきたいなと。
ーー休日の過ごし方を教えてください。
皆 つくろうつくろう。(笑)
竪山 かっこいいのにしたいです。カフェ巡りみたいな。自分カフェ巡りで。
村崎 じゃあ僕ギターで。
皆 笑笑
金 私は家族で一緒にみんなで朝ごはん食べて、カルビって言う名前のチワワ飼っているんですけど、その子の散歩にいつも行ってます。で、帰ってきたら本当にオフの日は家族といることが多くて、兄弟でゲームしたり、みんなでポップコーン食べながら映画見たりとか。友達と外出する時も多いんですけど、ほとんど家族とほんとに家でゆっくり過ごしています。
青木 最近変化があって、僕はもう1、2回生の頃は疲れすぎて昼頃まで寝てて、そっからさらにまた寝るみたいな感じのオフだったんですけど、最近は就活やったりとか、1人ライフを充実させようと、、、料理したり、ゲームができる環境を整えてみたりとか、暗い映画館で映画が見れる環境を整えてみたり、合宿所ライフを楽しめるような環境作りをやろうとしてます。
村崎 僕はこれ正直に申し上げると、 真大ちゃんの飼い犬のカルビちゃんと同じで結構散歩するのが好きで、なんかもう寮から2キロ先の温泉とか、、、
竪山 あ、カルビ目線なんですね。(笑)
村崎 そうそう結構1人でね、僕はリードとかつけないで。(笑)
金 野放しで。(笑)
村崎 結構遠くまで散歩行って、帰ってくるっていうのが好き。滋賀景色が良くて自然の綺麗なところなんで、そこで湖に沿って歩くみたいなのが1番休日の楽しみかなと思います。以上です。
竪山 自分は今出川に下宿があるんですけど、休日はそこに帰って学部の友達とか、最近はボード部の友達もオフでもずっと一緒にいるんですけど、だから遊ぶっすね。なんだろな、、、ご飯食べて、 本当にその日のノリっすね。服見に行くっつったら四条行ったり、映画見に行くっつったら四条行ったり。
皆 笑笑
竪山 四条行けばとりまなんかあるって京都に来てから分かりました。(笑)
ーー今シーズンにかける思いを教えてください。
青木 まずは日本一を目指すところはぶらしちゃいけないなって思ってるので、関東の大学の人達を倒して、しっかり日本一取りたいなっていうのがまず1つ。あと、やっぱ今後のボート部のことを考えると、 もっともっと部を拡大させていかなきゃいけないなと思っていて。今部員数は70人くらいいるんですけど、 ゆくゆくは100人今年で超えて、さらに120人、130人、140人っていう体制に持っていけたら、もっと競争率も高まるし、雰囲気も活発になって、良い部活になっていくと思うので、その土台作りというか、できたらいいなって思ってます。
ーー今年一番大切にしたい漢字、その理由を教えてください。
(色紙に言葉を書いている)
金 青木優犬って誰ですか。(笑)
村崎 いやいや、ちょっと待ってください。これなんかちゃんと、ちゃんとあれしましょう。真大ちゃんどうにかして。(笑)
青木 これなんか写真とか撮りますか?じゃあ隠しますわ。こうやって。
(指で間違えた部分を隠す)
ボート部って毎年スローガンを決めてて、一昨年は「進化」今年は「自主自立」なんですけどこの言葉に込めた意味は、人数が多くなってきて、1人1人が自分の立場をこう認識して、僕にしかできないことは何かっていうのを自分でちゃんと考えられて、どういう風にしたら自分の個性を生かしてボート部に貢献できるかなっていうのを自分で考えて動いてほしいっていう思いがあったので、それがみんなできるようにこの言葉にしました。はい。 ちょっと自分の名前は忘れたけど。(笑)
村崎 どれだけボートに捧げてるかよくわかります。(笑)
(聞き手・松島萌笑、撮影者・中務桜々子)
【プロフィール】
◆青木優太(あおき・ゆうた)
2002年1月15日生まれ。東京都・世田谷学園高校出身。182㌢・80㌔。法学部新4年。
◆村崎尊(むらさき・たける)
2003年4月21日生まれ。熊本学園大学付属高校出身。175㌢・74㌔。商学部新3年。
◆竪山航(たてやま・こう)
2004年11月3日生まれ。鹿児島第一高校出身。183㌢・83㌔。法学部新2年。
◆金真大(きむ・まひろ)
2004年5月16日生まれ。滋賀県・比叡山高校出身。161㌢。法学部新2年。