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~主将セレクション2024~ 【弓道部】全員で「一」致団結し、「一」部昇格へ

男子女子ともに1部リーグ昇格に向け鍛錬を積んでいる弓道部。忙しい日々を送る中、3人の選手がインタビューに応じてくれた。

――他己紹介をお願いします

田路齋藤:女子主将を務めていて、選手として女子の中でも中核のメンバーで、昨年から成績を果たしている人だなっていう風に思っていて。実力の面でもそうですし、組織を考えていくメンバーとして非常に信頼しているメンバーです。

齋藤松井:昨年入学してからずっとレギュラーメンバーとして活躍してくれていて、 今年の3月から新人戦のリーグ戦が始まっているんですけど、その中でもレギュラーメンバーとしてしっかりと成績を残してくれていて、1回生の同期の中でもしっかりと、何て言うんでしょう、指導をしてくれる、なんか頼られている存在だなっていう風に感じているので、 私から見て期待のエースだなという風には感じております。

松井田路:結構去年から凄く頼れる先輩だなって感じで、新4回生さんの中では1番落ち着いていて、落ち着いて周りが見られる人、1番トップの人だなと思って。なので主将になった時はその通りだなと思って。新しい組織として動いていく中でも、結構ちゃんとやることとかを もう落ち着いて言ってくださってるおかげで、そのチーム全体としての練習内容とかも上がっていってる感じがして、良いなと思ってます(笑)。

――なぜ対談相手にこの2人を?

田路:実力の面で言っても2人は本当にトップレベルですし、齋藤は女子主将っていうところもあるんですけど、松井は齋藤も言った通りやっぱり期待のエースですし、新2回生になるので、これから間違いなくどんどん活躍をしてくれるうちの1人だと思うので、ここで名前を出してもらってみんなに認知してもらえたらいいなっていうところもあって、選ばせてもらいました。

――昨シーズンの振り返りをお願いします

田路:昨年、男子の方は最終的にリーグで優勝をすることはできたんですが、順位決定入れ替え戦リーグの入れ替え戦で負けてしまって、結果2部リーグ残留という形になっているので、そこを本当に全員で悔しがりましたし、今年こそは2部リーグから1部リーグに昇格する、その思いでやっていけたらいいかなっていう風に思っています。

齋藤:チームとしては一部から2部リーグ降格になってしまって、すごいチーム全体で悔しい思いをして。完全に、なんて言うんでしょう、チーム全体の実力不足だなという風に痛感しています。選手の層がかなり結構薄かったので、1人崩れたらその 1人に変わる選手がいないっていうチーム全体の課題が、そのリーグ戦期間1ヶ月間を通して克服できなかったことがチームの課題かなっていう風に感じているので、今年は絶対それを克服して勝っていきたいなっていう風に感じています。

松井:2人も言われたようにレギュラーメンバーの中でもちゃんと当てられる人が少なすぎて、試合になった時にその人が不調気味だったところで、周りがカバーしきれなかったせいもあるなっていうのがあって、悔しい思いをする時がたくさんあったなって思います。チームとしては今年こそは、結構練習中でもみんなレベルが上がってきて、選手層も厚くなってきたので、そのまま一致団結して頑張りたいなって思っているのと、自分は去年1年を通して結構楽しみながら弓道をしていたんですけど、今年はだらに責任感を強く感じながら練習している時が多いので、そのまま緊張感を持って練習していこうかなと思います。

――代替わりして変わったことはありますか

田路:全体というよりこれは特に男子についてなんですけど、うちの新4回生の代の男子の人数がかなり多くて、それだけに与える影響力も大きいかなという風に思うんですけど、 結構冬のオフ明けからモチベーション高く練習をすることができているなっていう風に感じるところが多くて。前の主将の時代に比べても、1回生まで含めて非常にモチベーション高く、的中の数字にこだわって練習をすることができているのかなという風には個人的には感じています。

齋藤:代替わりをして、オフが明けてからすぐに春合宿があったんですけど、そこで結構みんなの気持ちが前向きというか、なんて言うんでしょう、特に下回生が結構レベルアップしてきたかなっていう風に感じていて。レベルアップしているとともに、なんていうんでしょう、弓道に対するモチベーションとかも上がってきているなって思うので、その春合宿でやったことを生かして、これから強くなっていけたらなっていう風に思います。

松井:気持ちの面ではあんまり全体としては変わってないかなって思っているんですけど、特に1回生とかは結構みんな去年の最初の方から凄くやる気があって。前はまだ始めたてだから周りに追いつけてない人と最初から実力ある人の差とかで雰囲気が違っていたっていうのもあるんですけど、今年に入ってからだいぶみんな実力が上がってきて、自信というか、練習に対するモチベもさらに上がって、もっと頑張ろうっていう気持ちがさらに上がったのかなって思ってて。これをこのまま続けていきたいなって思います。

田路:もう1個いいですか。昨年に比べて、部員同士の間で、結構ミーティングみたいな感じで対話の機会を持とう、定期的に行おうっていうことによって、その場が増えたのは昨年とは随分と違うところなのかなっていう風に個人的には思っていて。選手同士で自分の今の悩みであったりだとか、どうしていきたいかっていうところをお互いに共有することができているはずなので、そういう機会を通じて、お互いの射の技術のレベルアップっていうところが目に見えてできやすい環境になっているんじゃないかなっていう風に感じていて。そこが昨年とは違うところかなっていう風に思います。

――オフ期間で特に取り組んだことを教えてください

田路:男子のチームとしてはオフ期間中に何度か全体で集まっての練習を行って、それも基本的には射のレベルアップを目的とした練習だったので、 そこで1人1人の射の方向性、これからどういう風に修正していくのかっていうところを確認しながら、 それ以外の各自の自主練の期間でしっかりと時間をかけて練習をしてもらうっていう風な形を取ることで、大抵オフ期間中に的中数がどんと落ちてしまうことがあるんですけど、比較的それが軽減できていたのではないかと思います。オフ明けでもぐっと落ちてしまうということはなく、 比較的横ばい、ないしは人によっては上がっているような状態が見られたので、そこは良かったのかなと思います。

齋藤:女子部では、オフ期間は週にノルマを設けて、そのノルマをしっかりと達成できたかできてないかを主将に報告するという形をとっていて。昨年まではオフ期間にはかなり、全然週に1回も来られてない人が多いみたいな感じの状態だったのが、 週にノルマを設けたことで、結構みんな週に3回はしっかりとペースを守って練習をしていて、そのおかげで結構矢数の確保かつ射形をしっかりと思い切って変えている人とかもいたので、それはよかったかなという風に感じています。 で、女子部では1冊共有ノートみたいなのを作って、1人1人課題とか、なんか弓道日記みたいな感じのものを女子部で共有していて、それを上回生下回生関係なく1人1人のものを見て、今みんながどうやって何を取り組んでいるのかっていうのを確認しながらできているので、オフ明けてからもこの人はどういうことを改善しているんだっていうことを頭に入れながら指導することができたので、すごくやりやすかったです。

松井:ノルマを1週間設けて、自分はあえてそれを1日でやるっていうのをして、他の日は筋トレとかをしていて、やっぱすごい負荷がかかって疲れてくるんですけど、疲れた時こそ自分の中で当てられる射っていうのを見つけるためにオフ期間でやってみて、実際それを やったことによって、新シーズンが始まって辛くなった時こそ当てられる射っていうのが、完璧ではないんですけどきっかけっていうのは作れたからよかったなって思ってて。周りの人とかでも結構ノルマ以上に頑張っている人とかがたくさんいて、それに感化されてもっと頑張ろうって人もいっぱいいたので、よかったと思います。

――今シーズンの目標をお願いします

田路:まずチームとしては、最終的なところで言うと2部リーグで優勝して 1部リーグに昇格するところがあります。で、もっと具体的なところでいくと、リーグ戦は20射で勝負する試合になるんですけど、その中で15中以上できる人が 8人ぐらい、レギュラーとしてしっかりと15中以上できるような人たちが揃う素質はあると思うので、あとはそれが揃っていけるような練習をしっかりとできれば、自ずと一部の方に近づいていけるんじゃないかなっていう風に思うので、チームとしてはそこを磨いて、僕らが卒部した後に1部に昇格して戦っていけるぐらいの実力をつけるっていうところが、今年のチームとしての目標になっています。個人としては昨年、個人としては全く試合に出ることができなくて、それは自分の実力不足によるところがあったんですけど、今年はスタメンで出ることはもちろん、それだけに甘えるんじゃなくて、チームのために、そして自分の的中のために、全体を見渡しながら、それでも自分も当てられる、そういう一種の余裕があるような選手として活躍できたらいいかなっていう風に思っています。で、リーグでも現在の実力で言えばほど遠いんですけど、関西の中で10傑以内っていうところはしっかりと目指してやっていきたいと思います。

齋藤:チームの目標としては、最終的なところは男子と同じで2部リーグ優勝、1部リーグ昇格というところで、1年前に服部さんの代で1部リーグに昇格することはできたんですけど、 1部リーグの中で勝ち抜いていく厳しさっていうのを昨年1年で知ることができたので。1部リーグの中でしっかりと好的中を出し続けて全勝していけるようなチーム作りっていうのを、1部の中で負けた経験がある人たちがたくさんいるチームだからこそできると思うので、そういうようなチーム作りを頑張っていきたいなっていう風には思います。個人の目標としては、昨年のリーグでは3回戦からかなり調子を崩してしまって、レギュラーとして引き続けることができなかったので、次のリーグ戦では全戦選手として20射引き切ること、且つしっかりと的中を出して、東西選手に選ばれるくらいの的中を出したいなっていう風には思っています。それが目標です。

松井:20本引く中で全部当てることを20射皆中って言うんですけど、それが目標っていうのが1つと、あとはリーグ戦で安心して使ってもらえるように、 やっぱ高い的中数をアベレージで出せるように頑張っていきたいなと思います。

◎共通質問――主将・チームが今年1番大事にしたい言葉を教えてください

田路:「一」

(聞き手:黒田周良)

〈プロフィール〉
田路結希(たじ・ゆうき)
2001
420日生まれ。
兵庫県・六甲学院高校出身。
法学部法学科4年。

齋藤舞(さいとう・まい)
2002
710日生まれ。
京都府・城南菱創高校出身。
文学部英文学科4

松井愛可(まつい・あいか)
2005
226日生まれ。
岡山県・明誠学院高校出身。
理工学部2年。

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