今月末には西日本学生選手権が迫るなど、いよいよシーズンが始まる日本拳法。日々ハードな練習を積む中、今回2人の選手がインタビューに応じてくれた。

――他己紹介をお願いします

中森→廣井：廣井さんはスポーツ推薦で入ってきてくれて、即戦力として女子チームをけん引してくれる、かつマスコットキャラクター的な役割も担ってくれる、部にポジティブな影響を与えてくれる人物です。

廣井→中森：中森さんはキャプテンとしてすごく皆を引っ張ってくれる存在で、でも普段の練習外の時はすごい優しくしてくれるし、私が試合で上手くいかなくて悩んでたり、普段の練習のやり方に困ったりしてると、一緒に悩んでくれてアドバイスしてくれる。なんて言うんだろうな、なんでも親身に相談乗ってくれてるいいキャプテンだなって思ってます。

――なぜ対談相手に廣井さんを？

中森：2年生で唯一のスポーツ推薦ですし、その中でも技術面も上手くて、かつ結構声を出して盛り上げたりしてくれるので、次の代を担う主力として活躍してくれると思うので、選びました。

――昨年を振り返って

中森：全国大会の最後のインカレはやっぱりベスト4以上を残したいっていう目標があったんですけどベスト8という結果で、結果的に3年連続ベスト8でずっと壁を越えられないということが続いているので、今年は春の西日本からしっかり結果を残して最後のインカレに繋げて、ここ3年の結果を超えるような成績を残したいと思っています。

廣井：まず女子選手が少ない中、初めて昨年のシーズンは女子団体3人で揃って出ることができたのがすごい、そこは良かったなと思って。でもやっぱり経験者の人とかが多い中で勝ち進んでいくことは難しくて。今年はそこから人数も揃ったし、次の推薦の子も入ってくれることが決まってるので、ここから団体で勝つということにこだわっていきたいなと思います。

――キャプテンから見て今年一押しの選手は？

中森：そうですね、湊本(商3)は、彼もスポーツ推薦で入ってきてくれて、やっぱり彼は試合でも結果を残してくれるタイプなので、彼中心に意識を高めて、日々の練習から質を上げていけたらいいなと思ってます。

――今年の目標をお願いします

中森：男子は西日本で優勝して、かつ最後のインカレで3位以上の優勝です。個人としては西日本の個人では3位以上に入賞して、かつ総合大会という、外国や自衛隊から選手が集まる1番大きい大会があるんですけど、それに出場するということです。

廣井：女子はまず選手が揃ったので、まずは小さいところから、京都府民大会とかそういういうところから入賞できるように成長していきたいなと思っています。個人は、私も総合選手権の切符を手に入れたいなって思っています。奈良県大会でもいいし、京都府民大会でもいいし、どちらかで成績を残して総合選手権に出て、強い選手達と一緒に試合したいなって思っています。

◎共通質問――主将・チームが今年1番大事にしたい言葉を教えてください

中森：「初志貫徹」で。

(聞き手：黒田周良)

〈プロフィール〉

◆中森雄也(なかもり・ゆうや)

2002年9月27日生まれ。三重県立上野高校出身。文化情報学部4年。

◆廣井木彩(ひろい・きさ)

2004年7月20日生まれ。奈良県立青翔高校出身。商学部2年。