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~主将セレクション~ 【陸上競技部】成長し、「再」加速する

個人競技だが、常に協力し支え合いながら練習に励む陸上競技部。新体制を迎え、新主将・三好と三好が選ぶ注目選手の山﨑・松本に取材を行った。

ーーまず自己紹介をお願いします。
三好:政策学部政策学科4回生の三好世真です。種目は競歩をやっています。

山﨑:経済学部3年生の山﨑寛太です。僕はロングパートで5000mや10000mの長い距離をメインにやっています。よろしくお願いします。

松本:スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科2回生の松本直樹です。種目は寛太さんと同じロングパートで5000mや10000m、ハーフマラソンをやっています。

ーー三好さんが山﨑さんと松本さんを選ばれた理由は?
三好:こんなこと言ったら多分調子乗るんですけど、2022年のシーズンのこの1年間で多分飛躍してくれるだろうなと期待の意味も込めて選びました。というのも、この2人には共通点があると思っていて、陸上に対する姿勢とか、普段の練習に取り組む姿は、チームの中でもトップクラスで、いいものを持っているなと思っています。なので、今現時点ではここにいる2人以上に結果を残せている子はいるんですけど、全国で戦えるレベルにこの2人はなってくれるんじゃないかなと思うのでこの2人を選びました。

ーー山﨑さんと松本さんからみて三好さんはどんな方ですか?
山﨑:三好主将は他人に厳しく自分に優しく、、。あ、違う。
三好:(笑笑)
山﨑:他人に優しく自分に厳しい人で、練習では自分でストイックに追い込んでるんですけど、周りには気配りや優しさで練習を盛り上げてくれたりするのでみんなの憧れの主将だなと思います。
松本:三好主将はチームを引っ張ってくれていて、チームで1番、すごいというか、全てにおいてかっこいいなと思う場面が多いです。練習中もそうですし、この間の関西インカレの時も自分以外の人をすごい応援していて、とてもチームのことをよく考えているんだなと思います。色々な面でかっこいいと思うところが多いです。

ーー主将になった経緯は?
三好:元々入部当初は自分が主将やるとは思っていませんでした。ただ僕らの代の主将を決めていかないといけないという時期にさしかかった時に、同期のメンバーと何回か話し合って、その時のチーム状況とか、色々な要素を含めて、自分がやるしかないなと思って最終的には自分から立候補しました。

ーー主将になって何か変わったことは?
三好:主将という名前がつくと何をするにしても、普段の練習とか私生活という面からでも、「主将の三好」として見られます。そこの責任感が増えたし、主将である以上大会とかでは結果を残し続けていかないといけないので、それをプレッシャーに感じる時もあります。でも、主将として部員の見本になっていかないという自覚が増えた分、陸上に対する熱量もすごい増えたと思います。

ーー新体制になってチームの雰囲気は変わりましたか?
山﨑:三好さんが結構オンとオフがしっかりしている方なので、練習をきっちりしないといけない時はしっかり皆切り替えてやっているんですけど、ゆるんでいいところや楽しむ場面では和気あいあいと楽しめる代なのかなと思っています。
松本:僕はまだ1回生で前代の幹部の方だったりその辺りのことを深く分かってなかったんですけど、今年になり世真さんが主将になってより結果を求めるというか、結果が大事っていう風な体制になったのかなとちょっと思います。

ーー新体制に変わった時期はいつですか?
三好:新体制になったのは8月です。コロナになる前は5月の関西インカレで代替わりだったんですけど、コロナが流行り出してから関西インカレが延期になったりして代替わりのタイミングが9月シーズンが終わってからっていうのが増えてきていて、、。それで今回僕らの代から、104代に変わるタイミングも9月に行われる全日本インカレにしようと思っています。そうすることによって4回生も夏シーズンフルで戦うことができるし、1から4回生全体がシーズンを通して戦っていくことは結果的にチーム力の向上にもつながると思うので、それは今後も続けていきたいと思っています。
ーーオフはどのようにして過ごされていますか?
三好:コロナがあったので遊びに行ったりとかはなかなかできないですけど、練習終わりにご飯食べに行ったりとかしてましたね。遊びに行ったりしてたよな。(笑)
山﨑:感染対策しながらですけど、温泉行ったりとか、やっぱり体を楽にさせたいと思う時が多いので。しっかり気を抜かずに(笑)楽しんでいます。
松本:そうですね。オフの時は、、やっぱり長距離はオフの時でもジョグとかして練習したり、みんなも結構してると思うんですけど、僕は結構オフだから休むっていうのは特には無いんですけど。でも走る以外だと、映画観たりとか、僕も昨日温泉行ったりとかして(笑)。リラックスして過ごしています。

ーー今年のスローガンを教えてください。
三好:スローガンは英語で「Reboost」ていうんですけど、意味としては再加速するだったり、再び立ち上がるという意味です。この2年ほどコロナ下なのでなかなかチームとして思うようにいかないことが多かったと思うんですけど、そのような立ち止まってしまうような試練が何回訪れたとしても、何回でも立ち上がって再び加速していこうという意味があります。今年1年はそのスローガンを体現できるようにチームを作っていきたいと思っています。

ーー去年を振り返って今年度はどんな1年にしたいですか?
三好:個人的には僕は去年1年を通して全日本インカレとか日本選手権の標準タイムを突破できたのですごく充実した1年になりました。今年は全日本インカレとかの切符を手にすることができたので、あとはその舞台で自分の実力を出し切って、後輩にバトンタッチしていく1年にしたいと思ってます。

山﨑:個人では去年関西インカレで得点できなかったので、今年はそこで得点を入れること。そして、これから3年生になって上回生になるので少しでも後輩にこんな先輩になりたいって思ってもらえるような走りをすることと、駅伝が去年から本格的にいい流れでできているので、今年はさらに駅伝の面でも飛躍できる1年にしたいと思います。

松本:去年は本当に隣の寛太さん(山﨑)に追いつくことばっかり考えていていたんですけど、今年は逆に追い抜いて、より高い舞台を目指したいと思いますし、またロング以外でも同じ1回生で結果を出している人がいっぱいいるので、そういう人達に負けないように頑張っていきたいと思ってます。

ーー最後にチームの目標お願いします。
三好:まず春シーズンの目標になるんですけど、5月の関西インカレで男子が総合3位、女子が同志社大学と同志社女子の得点を合わせて総合5位という目標を掲げています。例年だと、男子何点女子何点といった点数での目標だったんですけど、今年はあえて順位という目標にして、他の大学との点数の差とか後何点で順位が一個上がるとか、そういうことを感じながら大会をこなしていきたいと考えています。そして春シーズンを終えた後の夏シーズン、代替わりのタイミングが夏以降になったので、1から4回生が全員でシーズンを戦い抜くことが1つの目標にもなるし、その夏シーズンでしっかり結果を残していくことも今後の同志社にとって大切な目標になるんじゃないかと思います。

今年の漢字を掲げる選手たち

「再」と色紙に記した三好。個人・チームとしてより一層成長し、再加速していく同志社陸上競技部に期待が高まる。
(家村有多、中田悠里)

〈プロフィール〉

◆三好世真(みよし・せいま)
政策学部政策学科4年。ロングパート。主な種目は競歩。

◆山﨑寛太(やまさき・かんた)
経済学部3年。ロングパート。主な種目は5000m、10000m。

◆松本直樹(まつもと・なおき)
スポーツ健康科学部スポーツ健康学科2年。ロングパート。主な種目は5000m、10000m。

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