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~ルーキー特集2024~ 【ヨット部】過去の自分を超えるべく鍛錬重ねる

多くの部員が入部し、インカレ団体優勝を目標に掲げているヨット部。今回は早くも大会出場を果たしている、谷と竹本が取材に応じてくれた。

取材に応じてくれた左から竹本、谷

――ヨットはいつから始めたのですか。
:僕は小学4年からです。
竹本:僕は高校からです。

――お二人が思うヨットの魅力はなんですか。
:ゲーム的な面白さがあることと、シンプルに走っていて気持ち良いことです。
竹本:僕は、不確定要素が多いということと、どのスポーツよりも頭を使うと思っているので、そういう面で他のスポーツとは違った面白さがあるのかなって思います。

――それぞれが思う相手の強みを教えてください。
竹本:結構質問とかをしているので、努力家だなって思っています、向上心があることですね。
竹本:経験なのか、才能なのか分からないですけど、とにかく強いので、それは、同期の目標というか、憧れになっているのかなって思います。

――高校の時と大学入学後を比べて、プレーする上で違うと感じていることはありますか。
:高校のときは、船自体のスピードが他より速くて、それだけで勝ててしまっていたっていう世界だったんですけど、大学はやっぱり、全員が全員、同じレベルで船が速くて、プラス頭を使って、どうやって勝てるのかっていうところが高校よりも数段大事になってきて、勝つのが難しいので、楽しいんですけど、難しいなっていう感じですね。
竹本:僕は、高校で1人乗りの船に乗っていたんですけど、大学の競技は船の特性が若干違うところが難しいのと、一番大学で大きな大会、インカレだと、チーム戦になるので、自分とだけ向き合っていたら、大学としては勝てない、というチームスポーツとしての難しさを少し感じます。

――今までプレーしてきて、印象に残っている大会や試合があれば、教えてください。
:僕が印象に残っているのは、高3の秋に行った世界選手権で、スペインに行ったんですけど、レベルが違って、全然自分の得意な状況でも全く歯が立たなくて、もっと頑張らないとなって感じました。日本に居たら味わえないような負けを経験できたので、すごくいい経験になって、印象に残りました。
竹本:僕は高2の12月にあった大会なんですけど、僕はそんなにセンスがあるタイプじゃなくて、それまでの大会でもなかなか結果を出せていなかったんですけど、その大会は自分の得意なコンディションで、九州内の大会だったんですけど、結果を出すことができて、初めて、自分のなかで、よかったなっておいう結果を初めて出した大会だった。

――同志社大学ヨット部に入部した理由を教えてください。
:高校のときに僕は日本一になれなかったので、絶対日本一になりたいなって思ったのと、色んな先輩方、OBさんたちがすごい方ばかりで、環境も素晴らしいので、自分が上手になるうえで、一番合っているのではないかと思って、入部しました。
竹本:僕は、高校のときもある程度、環境はすごい恵まれた方だと思うんですけど、それでもなかなか、全国トップレベルには到達できなくて、やるからには高校3年間だけではもったいないなって思って。その中で大学でするってなると、一番環境が整っていると感じたのが同志社大学で、あと先輩方の雰囲気だったりを考えて入部しました。

――お二人が思う同志社大学ヨット部の雰囲気はいかがですか。
:先輩方は基本的にとても優しくしていただいて、色々なことも教えてくれるんですけど、オンとオフの切り替えがとてもすごくて、オフのときとオンのときでは、まるっきり雰囲気が違う部活になっているし、その他にも、OBさんとか、お世話になっている人への感謝の気持ちや態度が素晴らしいなって思います。
竹本:僕も同じなんですけど、練習中と学校の中だと、全然違うというか、良い意味で、練習中は本当に集中して取り組むし、オフのときは気さくに先輩方が接してくださるということと、人間形成を目的としている部活でもあるので、そういうところで、人としてすごい立派な方々がいる部活だなって思います。

――今季の目標をそれぞれお願いします。
:まず、個人戦での目標は全国で優勝すること。団体戦の目標は、各艇種3艇ずつなんですけど、そこにしっかりと選ばれて、同志社大学の優勝に一歩でも、一つでも貢献できるような順位を取ることです。
竹本:自分がメインで出る大会は今季は少ないと思うので、その中で自分がメインとなって出れる大会が8月の新人戦になるので、それでは、個人成績優勝と、団体での総合優勝、どちらも取ることを目標としています。インカレに向けては、チームのサポート、チームに何かしらの形で必要とされるような働きをしたいなって思っています。

――4年間の大学生活を通しての目標を教えてください。
:まず、自分としては大学でずっと4年間、トップレベルで居られるように努力をやめないことと、部活としては全国優勝を狙えるチームにするだけじゃなくて、今の部活の良いところをどんどん後の代にもつなげていって、自分たちの4年間で、同志社大学がダメな部活にならないようにするのと、もっともっと良い部活にできるように、頑張っていきたいなって思います。
竹本:僕も4年後、4年になったときのインカレ総合優勝を見据えて、経験者は2人しかいないので、クラスが違う中で、それぞれ、初心者がチームにいても、勝てる部活を作って、他大学のヨット部だったり、同志社大学の中でも、一目置かれるような部活にしていけたらいいなって思います。

★共通質問
「憧れの選手」
:トップの目標は岡田奎樹さん。世界でもめちゃくちゃトップレベルというか、金メダルも狙えるんじゃないかっていう人なんですけど、その人に届くには何年かかるのか分からないので。もう1人は、僕の母校の出身で、去年卒業された方なんですけど、長谷川真大さんです。去年個人戦でも優勝されていて、高校のときは僕と同じで、全国ではトップになれなかったんですけど、大学に入って4年間しっかり努力して、全国で優勝できる実力を身につけているのが、僕と同じ状況だなって思うので、僕もしっかりと大学生活で努力し続けて、高校のときになれなかった全国優勝をしたいので、長谷川真大さんでお願いします。
竹本:僕は西尾主将で、スナイプ級を始めたスタートラインが多分一緒で、大学入学してからだと思うんですけど、僕が先輩のすごいなって思うところは、コンディションに関係なく、強いっていうことで、僕はどうしても、コンディションによっては苦手意識があったりするので、西尾さんも最初から全部のコンディションが得意だったわけではないということを聞いているので、僕も4年間を通して成長して、どのようなコンディションでも勝てる選手になりたいなって思います。
(聞き手・撮影:沼野涼音)

◯プロフィール
◆谷凛太郎(たに・りんたろう)
2006年1月10日生まれ。香川県立高松商業高校出身。470級ヘルムスマン。スポーツ健康科学部1年。
◆竹本怜史(たけもと・れいし)
2005年8月9日生まれ。佐賀県立唐津高校出身。スナイプ級ヘルムスマン。経済学部1年。

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