~ルーキー特集2024~ 【馬術部】馬を愛する新星たち
53部活ある体育会の中で、唯一動物とともに競技を行う馬術部。今年も新たに入部した5名のルーキーが取材に応じてくれた。
――馬術部に入ろうと思ったきっかけ
縄田:小学生からずっとやってきたっていうのもあって、動物と触れ合うことが好きだから、大学に入ってからもずっと続けてたいなって思ってやりました。
大谷:海外旅行とか行った時によく牧場とかで馬に乗らせてもらっていて、それで乗馬したいなと思ったので大学から始めました。
岡本:馬が好きだから笑。以上です。
酒井:以下同文です。
永木:馬が好きなのもあるんですけど、やっぱり大学生って結構暇じゃないですか、正直。だからその中でも目標1個持って取り組むことしたくて、それを上下関係ある中でやってみるってのがしたかったので。
――馬術の魅力とは
縄田:馬術の魅力は、スポーツの中でも唯一動物と一緒に競い合うっていうのがすごい魅力的だなと思って、人馬一体みたいな感じで魅力的だなと思います。
大谷:結構いっぱいスポーツってあると思うんですけど、唯一男女平等に行えるスポーツなので、今の時代にヒットしたスポーツなんじゃないかなと思ってます。
岡本:外から見てたらまたがっているだけで楽そうに見えるんですけど、実際は結構しんどい競技で、思い通りに行かへんこともあるし。でもその中でミスっても涼しい顔して。優雅なスポーツなんで、すごいそういうとこは魅力的かなと思います。
酒井:そもそも馬に乗って運動するっていうことがとても珍しいものだと思うんで、そういうところをスポーツとして取り組めるっていう点が素晴らしいと思います。世の中で一般的に知られたスポーツでない感じがするんですけど、取り組んでみると興味深い知識や経験とか、そういうのを知れるところが素晴らしいと思います。
永木:馬術は外から見たら乗ってるとこしか見ないと思うんですけど、実際は乗ってるとこ以外の時間が断然長くて、馬のために掃除するし、馬のための私たちのスケジュールっていう感じで、命を預かる責任は感じられるかなと思います。
――1年生同士の仲の良さ
縄田:やっと喋るようになってきたって感じ。今6人という少人数の中やから、仲良くしていかな。
永木:朝の4時集合とかあるんですよ。一緒にそんな寝泊まりするしかないじゃないですか。だからもう仲良くするしかない。
縄田:大会の日とかは朝の4時から夕方の6時半とかまでずっと一緒やから。
永木:しゃーなし?笑
――来月行われる秋学に向けた目標
縄田:とりあえずジムカーナにみんな出場するんですけど、 優勝できるのを私は目指したいなと思って、そのためにどの馬でもちゃんと同じ結果が出るようにいろんな馬に乗ってみて、ちゃんとしたコントロールとかを維持するように頑張っていきたいです。
大谷:1番最初の競技ということで、まずは無事に完走できるように、怪我なく全員が完走できることを目指して頑張っていきたいなと思います。
岡本:僕は1位を目指して、やるんやったら1番いいので、どの馬でも走れますよっていう状態で、その上で1位取るっていうことを目標にしたいです。
酒井:自分はちゃんと1から10まで完璧にできるっていうのは正直初めてなので難しいと思うんで、自分の定めた目標に対して達成できるように、目標を作って、それをきちんとこなしていきたいと思います。
永木:私は運動神経がいい方ではないので、地道に努力タイプなので、毎日頑張って地道にやって、それが自分の中で納得がいけばそれでいいかなと思います。
★共通質問
「憧れの選手」
岡本:僕は田中愛麗(GR4)さんにすごく憧れてて、個性的な人が多いんですけど、そういう人をまとめてるし、乗ってる姿がすごくかっこいいです!
縄田:私も最初から愛麗さんのことをかっこいいなと思ってて、みんなまとめる仕事っていうので、若干怖いいふうには見えるんですけど、1対1で会話をするってなったらすごく優しくて、そのギャップに魅かれたり、馬に乗ってる姿すごいかっこいいなって、思います!
大谷:先輩たちはもちろん尊敬してるんですけど、馬術的な技術でめちゃくちゃすごいなって思った人は、杉谷さん(杉谷乗馬クラブ)っていうオリンピックに出た選手がいるんですけど、その方が1度ここで馬術されてるところを直接見まして、ほんとに何もしてないように乗られてるんですけど、馬が思う通りに動いてて、それがすごい憧れです。
酒井:私は4回生の宮坂彰穂(心理4)さん。学部が一緒で、そこでまず接点ができて、とても上手に馬に乗られるっていうか、自分たちが乗ってるときは走り出すとふらふらやのに、先輩方は姿勢を一切崩さず、綺麗なフォルムのまま馬場を駆け巡ってるっていうのが素晴らしくて。嫌な顔を1つせず楽しくなってるっていうところが素晴らしいと思います。そこがとても憧れです。
永木:寺田愛(政策4)さんと宮坂彰穂さんで、愛さんは乗ってるとき超クールでかっこいいんですけど、降りたらめっちゃユーモアある人で話しやすいし、ギャップがかっこいいなって思うのと、彰穂さんはすごく1年生の身になって教えてくれるので、馬のお世話の仕方とか乗り方とか、全部そういう面ですごく面倒見てくれるので好きです。
(取材・構成:栗林真菜、撮影:金井莉子)
〈プロフィール〉
◆縄田彩夏(なわた・さやか)
2005年7月26日生まれ。京都府・同志社国際高校出身。168㌢。スポーツ健康科学部1年。
◆大谷知弘(おおたに・ちひろ)
2006年2月17日。京都府・同志社高校出身。163㌢。理工学部1年。
◆岡本人護(おかもと・じんご)
2005年5月17日生まれ。大阪府・同志社香里高校出身。174㌢60㌔。理工学部1年。
◆酒井偉輝(さかい・いぶき)
2005年4月8日生まれ。大阪府・同志社香里高校出身。171㌢67㌔。心理学部1年。
◆永木楓乃(ながき・かの)
2006年2月5日生まれ。京都府・同志社高校出身。164㌢。法学部1年。