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~主将セレクション2025~ 【ボート部】「繋」がりを大切に

 昨年、女子部史上初のインカレ優勝を成し遂げたボート部。来たるシーズンを前に新主将児嶋、藤原、福原の3人が取材に応じてくれた。

ーー対談相手に選んだ理由は
児嶋 1つ目はこれから新入生を入れていくための主な担当を2人がしているのと、後は純粋に練習を頑張っているので2人の思いを聞きたいかなと思って選びました。

ーー他己紹介をしてください
藤原児嶋 ボート部の主将で、歴代の主将の中でもやっぱり自分たちの代とすごい仲良くて、ダイニングでもずっとけいさんを中心にみんなで楽しくご飯を食べたりしていて、もちろん陸上でも信頼できるし水上でもみんなを引っ張っていく姿がとてもかっこいいなと思います。

児嶋福原 何事に対しても真面目で全力で取り組んでいる印象があって、今年の新歓に関しても練習に関してもやっぱり視野が広いかなと思っていて、かといって自分のこともしっかり見ていて私にはないものを持っているという印象です。

福原藤原 同期なんですけど一緒に新歓を引っ張る立場として今やっていて、その中で一番実感したことはすごい視野が広くて一つ一つの仕事をちゃんと丁寧にこなしてるなと実感しました。手を抜くことなくお互い相談し合いながら、勝手に独断でするのではなく、協力しながらできているので一緒にしていてもやりやすいし、物事も進めやすいので良いかなと思います。ボートに関しても、ボート部に対してすごい熱い思いを持っているので、背中で引っ張っていける存在なのではないかなと思います。

藤原福原 僕が新歓責任者で、さやかちゃんが新歓副責任者なんですけど、お互い得意不得意ある中で、僕の不得意を補ってくれているという存在で、自分ができないことでも絶対やってくれると思っているので、新歓をしている立場としてもすごく信頼できるし、仕事を任せられるという安心感とそれに応えてくれるという信頼もあるし、周りからも信頼されているかなと思います。

児嶋藤原 ちょっと似てるなと思って選んだところがあって、色んな角度から見れてるなと思って、私は部活面だけで見たりしてたけど、あきらはその人のことも考えてるというか誰よりも一人一人を見てるというか、実力だけでなく他の面でもしっかり見れてるっていう、そういう配慮が意外とできてるなって。

藤原 意外と?(笑)

児嶋 そう、意外と。(笑)やっぱこんな感じでノリに乗ってくれるけど、やる時はやるのですごいギャップがいいなと思います。

福原児嶋 女子主将っていう歴代で見ても珍しい立場にいらっしゃるんですけど、その中でもとても大変だと思うんですけど、同期の女子漕手が少ない中でもあんまり相談相手がいなくて、自分だったらすごい大変だなって思っちゃうんですけど、けいさんはすごい苦しい姿とかもあまり周りに見せずに、仕事を全うしている姿がかっこいいなと思います。自分にはないものを持っているなとすごい思います。ボートに関しても、練習で手を抜いている姿を見たことないし、毎回真面目に練習していらっしゃるし、同じクルーに乗った時もネガティブなことは言わないで明るく鼓舞してくださる姿があるので、もうチームを引っ張っていくのにふさわしい存在ではないかなと思います。

ーー今のチームの雰囲気

藤原 雰囲気はやっぱり人数として一個上の代が少なくて、僕らの代が多くて空気感としては新3回生が結構作っていってるのかなと、やっぱり意思決定とかは主将とか幹部の決定を絶対待つし、もちろん和気あいあいとしてるし仲良いふざけ合う瞬間もあるんですけど、練習とか組織づくりに関してはやっぱり真面目に取り組んでいるかなと思います。

児嶋 コロナ禍超えてのこの部員数で、今部員数を更新していって、この人数の中でもやっぱみんなで切磋琢磨できている印象で、この勢いを衰えさせることなく頑張ったら今よりもっと良い結果が出るのではないかとすごい期待していて、多分今までの雰囲気が経験者と未経験者の比率が同じすぎて、どうしても勢いが乗ってこなかった。けど今はお互いにすごい結束し合って高め合っている意識が私の中ですごいあって、やっぱり部員の仲良さっていうのが良い方向に進んでいると思うので、これからシーズンインに向けて悪い方向に持っていかないように維持しないといけないのが私の代の役目かなと思っています。

福原 自分が一番感じるのは代が変わったことによって、前はちょっと固い感じもあったり人によっては伸び伸び過ごせてないなって感じがあったんですけど、代が変わったことによって個性を存分に出してそれが良い方向に向かってるのかなってすごい思ってます。特に新歓練習をしててもそれぞれの代で色があって、それをうまく活かしながら役割を割り振って、すごく新歓としてはやりやすいなと思います。

ーー今後の目標

藤原 僕らの代で目標としているのはインカレでエイトの種目で日本一になることなんですけど、僕の現状として今上から10番目で、その船に乗れる順位ではないので、まずは乗れる順位をつけることと、ボート競技で言われていることは8人の速さの最大値じゃなくて平均値でよく測られてしまうのでその平均値を上げていくことを頑張りたいです。

児嶋 私は部としてはやっぱり男子も女子もともにインカレ優勝。自分の目標は、昨年一番の船に乗れなかったので今年のラストはそれに乗ろうというのを目標に頑張っています。

福原 インカレに出場して順位争いに食い込むことです。現在はインカレに出るためのエルゴのタイム、基準値があるんですけどそれをまだ越えられてなくて、昨年は越えられてなくても人数の関係で試合に出させてもらって、順位争いに食い込んでそれがすごく自分の中で大きな経験になって、もう一度あの舞台に立ちたいという思いがすごくあるので、今年もそれを果たせるようにまた練習に励みたいなと思っています。

☆共通質問

ーー今年大切にしたい言葉
児嶋 「繋」です。やっぱりその繋がりを大事にしてほしいと思っていて、自分がこの3年大学のボート部を通して本当に色んな人と繋がってそのおかげで色々なものに挑戦できたり、それこそ入賞できたりしたので、やっぱ繋がりは大事にしてほしいかなっていう思いがあって選びました。もう1つの理由は、伝統を繋ぎたいなという思いがあって、私の代の部の目標が「アクション」といって、行動にうつしてほしいっていうのがあって自分の代では実行してほしいと思いがあって、けどやっぱ1年ではどうにもできないこともあると思っていて、だから自分が上に行くにつれてもそれを忘れないでみんなに繋げていってほしいと思っているのと、またボート部の伝統とかボート競技の技術とかもそうですしそういうのも繋いでいってほしいなと思ってこれを選びました。

(取材・構成:中務桜々子)

色紙を書く児嶋

【プロフィール】

◆児嶋奎(こじま・けい)
2003年5月9日生まれ。和歌山県立桐蔭高校出身。今年度、主将を務める。スポーツ健康科学部新4年。

◆藤原瑛(ふじわら・あきら)
2004年6月20日生まれ。京都府・同志社高校出身。法学部新3年。

◆福原彩加(ふくはら・さやか)
2004年11月18日生まれ。愛知県立明和高校出身。政策学部新3年。

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