~主将セレクション2025~ 【陸上競技部】同「志」を壮挙へ

106代目と長い歴史を持つ陸上競技部。150人を超える大所帯を引っ張る主将末盛(新スポ4)に加え、成長著しい三柳(新スポ3)と南(新生命2)の3人が取材に応じてくれた。
ーー他己紹介
末盛→三柳:みっつー(三柳)は今年は競技面では、記録がとても伸びていて、1個下ですけどとても尊敬しています。もしかしたら次期主将もしてくれるかもしれないということで、ぜひ頑張ってほしいなと思っています。私生活も最近順風満帆そうで、彼女ができて幸せそうです(一同笑)。羨ましい限りです。
末盛→南:こはるちゃん(南)は入学時から競技力がものすごく高い子が来てくれる、その時からエース格のようなレベルで入ってくれて短距離パートの支柱的な存在で、1年生の頃から活躍してくれています。勉強をしているところを周りの子がよく見かけるらしく、とても勉強熱心で謙虚な所も素敵だなと思います(笑)。
三柳→末盛:末盛さんは主将で圧倒的リーダーというか、頭の回転が早く、本当に賢い方だなと思っています。
三柳→南:こはるちゃんは一緒に国体やU20の日本選手権など行ったのですが、過ごしていて本当にいい子だなと思っています。
南→末盛:末盛さんは先輩後輩関係なく仲良くコミュニケーション取っているなと思っていて、ユーモアがあってとても面白い人だなと思います。
末盛
ありがとう(一同笑)
南⇒三柳:みっつーさんは本当に陸上が好きだなというのが分かる人で、とても憧れていて尊敬しかない先輩です。
ーー代替わりして半年が経つが、今年はどのようなチームか
末盛:一旦シンキングタイムおねがいします(笑)。
三柳:じゃあ僕から。新1年生が入ってきて、その子たちが新4年生のことをいじったりしていて、良くも悪くも楽しい雰囲気で部活ができています。
末盛:そこは同意見で、主将としては新4年生は幹部になる前と比べたら練習量という面でも、人に見えるような態度もそうですし、内に秘めてる思いもそうですし、本当にラストイヤーで覚悟持って頑張らないといけないなというところが練習からよく見えます。そしてそれがフィールドパート(末盛所属)の子たちはその思いが伝わったかのように、全体練習後に居残り練習をしている子が増えたなと思っています。
南:1年目で今年のことしか分からないですが、仲はいいなと思います。仲はいいけど、練習中と練習前でメリハリはあるなという印象もあります。
ーー昨シーズン振り返って
末盛:1、2年生時に比べたら良くなくて。言い訳にはしたくないけれど主将のプレッシャーていうのが、今までの主将の先輩方は全くそのような素振りを見せられていなかったが、いざ自分がその立場になるとやっぱりプレッシャーが大きいなと思っています。9月に代替わりして、シーズン後半は調子が良くなかったですけど今は徐々に慣れてきて今年こそはという感じです。
三柳:今年だけで自己ベストが2.2秒更新して。高校から大学1年生にかけて調子が振るわず良い記録が出ていなくて、ようやく長いトンネルを抜けることができて自分自身の成長を実感できたシーズンでもあったし、次のシーズンに繋がる良い経験ができたと思います。
南:私は専門種目が100mなのですが、今年は国体以外の全国大会は軒並み200mの出場だったので、もどかしい思いがあったシーズンだったと思います。
ーー今年の目標
末盛:個人では全日本インカレ入賞を掲げていて、高校以来の全国入賞ができたらなと思います。主将としてチームでは、関西インカレで男子は総合3位、女子が総合5位に入り、全日本インカレに25人輩出する目標を達成するために、トップとしてチームを引っ張っていけるように9月まで走り切りたいです。
三柳:全日本インカレ表彰台というのと、あとは末盛さんが年賀状で「東京世界陸上期待しています」というのを書いてくださったので、日本を背負えるような選手に近づけるように頑張りたいです。
南:専門種目100mの自己ベスト更新がしたいなと思っています。高校1年生からタイムが伸びていなくて、高校の時は国体とかU18やU20で入賞していたのに、思うようにタイムが出ないことが多く、大学でも陸上を続けようと思ってずっとやってきているので、まずは自己ベストを更新して、そのうえで関西インカレや全日本インカレで上位を狙っていけたらなと思っています。
☆共通質問
ーー今年大切にしたい言葉

末盛:今年のスローガンが「同志を壮挙へ」です。この意味が「同志社」と繋がっているのですが、「同志社」は「同じ志を持った人が門を叩いて集う」というので。陸上競技部は種目が沢山あって一見それぞれ違うように見えるのですが、「この大会でこの結果を残したい」など同じ志を持って陸上競技部に入ってくれていると思うので、その志を決して変な方向に持っていかず、一緒に頑張っていこうねということで「同志」という言葉を使っています。「壮挙」というのは「壮大な目標を達成しよう」という意味で、やはりチームとして関西インカレ3位(男子)になるということは1人では決して成し遂げられないことだと思うので、全員が同じ志を持つことで、1人では成し遂げられない壮大な目標を成し遂げようという思いで考えました。(取材・構成、木田恋菜、伊藤愛梨)

【プロフィール】
◆末盛巧(すえもり・たく)広島県・修道高校出身。スポーツ健康科学部新4年生。専門種目は走幅跳、三段跳。
◆三柳遥暉(みつやなぎ・はるき)石川県・鵬学園高校出身。スポーツ健康科学部新3年生。専門種目は400m、400mハードル。
◆南こはる(みなみ・こはる)奈良学園登美ヶ丘高校出身。生命医科学部新2年生。専門種目は100m、200m。