~ルーキー特集2025~ 【合気道部】心身ともに磨き続ける

日々の稽古に真摯に取り組み続ける合気道部。今回は、ルーキー清水が取材に応じてくれた。
ーー合気道部に入った理由
清水:記事を読む皆さんへ、合気道とは何ぞやと思う方がいると思います。合気道を一言で言うと「相手が気づいた時には倒れているという状態にする」です。そんなんほんまにできるん?と思うかもしれませんが、少なくとも師範の技を受けたときの自分はこの状態になっています。
合気道部に入った理由は、地元の合気道教室に中学1年のときから通っていて、受験を期に辞めてしまったが大学に入って合気道部を見つけて、続けてみようと思ったからです。
ーー合気道以外に経験したスポーツ
清水:小学生のときに水泳、中高は卓球部に入っていました。
ーー合気道部に入部してどうか
清水:入部して最初に感じたことは流派の違いです。地元で習っていた頃は流派のことなど気に置くことがなかったがんですけど、入部してみていくつか技の指導を受けるうちに自分の中に持っていた合気道像が崩されていって、最初の頃は流派の違いを障壁と捉えていて苦悩したけど、稽古を積み重ねていくうちに崩された合気道像が再構築されていく経験をして、合気道をより魅力的に感じるようになりました。個人的に合気道の魅力は体格差が大きくても相手を倒せることだと思います。自分は体格が小さい部類にいるため、体格が大きい人を倒してみたいって思います。
ーー競技においての目標
清水:合気道は技をかける前に相手に悟られることなく相手と気を合わせながら動かないと技がうまくかからないため、全身の力の入れ方が重要かつ一番難しい技術であると考えています。自分はまだまだ未熟者で先輩方に力の入れすぎをよく指摘されますし、技がうまくかからないことがあるので力の入れ方をマスターすることを目標にしたいです。
ーーどんな大学生活にしたいか
清水:将来は研究者として働きたいと思っているので、勉学に重点を置きつつ、程よくエンジョイしたいです。
★共通質問★
「試合前のルーティーン」
清水:合気道は戦うスポーツでなく、試合というより演武大会の方が正しいです。演武はまだ経験してないためルーティーンなどないですが、11月に行われる式典での演武の際は怪我をしないように準備体操をきちんとしようと思います。
(取材・構成:三宅希和)
【プロフィール】
◆清水璃空(しみず りく)
2006年10月10日生まれ。東京都立立川国際中等教育学校出身。169㌢・53㌔。理工学部1年。