~ルーキー特集2025~ 【スピードスケート部】己の限界まで挑戦し続ける

今年もスピードスケート部に新たな顔ぶれが加わった。今回はプレーヤーとして入部した船﨑とジンの2人に話を伺った。
――お互いの印象
船﨑:ハイスペックやなと思います。1人で日本っていう外国にいきなりやってきて1人暮らしをやって、全く新しい環境の中で頑張れてるのはすごいなって思うし、練習も一生懸命やってるから、その姿を見て自分も頑張ろうって思えるような人です。
ジン:自分はあんまり練習頑張っていないと思いますけど、自分も煌佑が練習めっちゃ頑張ってるのを見てるので、見習いたいな、俺も頑張ろうかなと思ってます。
――大学に入って楽しいこと・苦戦していることは
船﨑:やっぱり友達もできたので、その友達と過ごす時間とか、部活もどんどん成長を感じるたびに楽しいっていうのは感じます。苦戦してるのは、やっぱり最近あった期末テストとか、レポートとかもまだ慣れてないので。あとは不規則な生活が大学って多いと思うんですけど、そこはしんどいかなって思う時はあります。
ジン:楽しいことは、学校の学食が美味しいのでご飯食べるのが楽しいんですけど、苦しいことは、部活を今出川の方でよくやってるので、京田辺から今出川の方まで来るのと、試験とかレポートとかが大変です。
――ショートトラック競技を始めたのはいつ?
船﨑:僕は大学入って4月から始めました。
ジン:小学3年生の時に何ヶ月かちょっとやったことがあって、それがきっかけです。
――大学に入ってスピードスケートをやろうと思ったきっかけ
船﨑:Instagramで活動の方を拝見して興味を持って、実際に体験に行ったときに先輩のお話を聞いて、すごく楽しそうに活動してるってことが伝わってきて、頑張ろうって思える部活なんかなっていうのを先輩と過ごしていく中で感じたので、入部を決めました。
ジン:私は最初からスピードスケート部に入ろうとしたわけではなくて。同志社大学に入ったなら、大学生活4年間で何かに一生懸命取り組みたいと思って、それだったらやっぱり部活した方がいいかなと。で、たまたま目に入ったのがスピードスケートで、やったこともあるから、もう1度やってみるかっていうきっかけで入ることになりました。
――今までの他競技の経験は
船﨑:僕は小学校の時は水泳をやっていて、中学校と高校は卓球部に所属していました。
ジン:テコンドーとボクシングで、6年くらいやってましたね。
――今までやってきた競技とスピードスケートを比べて、面白いと感じる部分は
船﨑:先輩にもよく言われるんですけど、結構個人的には感覚がすごい大事なスポーツなんかなって思ってて。今までやってたスポーツとかは、「こういう練習をしたらこの動きができるようになる」っていうのがある程度明確だったんですけど、スピードスケートはとっかかりでの自分の感覚がすごく大事で、「明確な教え方がない」みたいな風に先輩にも言われて、そこがすごく難しいんですけど、自分の1番ベストな感覚を見つけていくっていうのがすごい楽しいなって思います。
ジン:今までやってきた運動と違うのは、やっぱりスピードスケートだから氷上でスケートに乗ることですね。氷上で蹴ったりするたびに、「ああ、スケートやってるんだ」って感じます。

――スピードスケート部の雰囲気
船﨑:部活の雰囲気としてはすごい仲がいいっていう風に感じていて、練習と練習以外のオフの切り替えはしっかりとできているし、頑張らなきゃじゃなくて頑張りたいっていう風に思える雰囲気があるんだなと思ってます。自分たちが先輩に聞いた時はもちろん、聞いてない時でも、少しでも自分がうまくいってない点を見かけられたらアドバイスをくださったりするので、すごく活動がしやすいなって思います。
ジン:他の部活では結構上下関係が厳しい場合もあると思うんですけど、先輩に親しくできますし、やっぱり言われるんじゃなくて自分から頑張ろう、自分からこれをやろうっていう目標を設定して練習できています。
――仲良くなった先輩は
船﨑:個人的にもう皆さん全員と仲良くなれてると思ってます。
ジン:自分も同じです。
――先輩方とのエピソードなどはありますか
船﨑:一回2年生のマネージャーさんがご飯を奢ってくださった時があって、普段はやっぱり部活の話がメインなんですけど、色んな大学生活の話とかができたりして、それはすごく楽しかったです。
ジン:4年生の大久保祐哉先輩(スポ4)が、いつもめっちゃ応援してくれますし、色々教えてくださってるので、その先輩とは仲良いと思ってます。
――4ヶ月経って気付いた自分の強みはありますか
船﨑:難しいなあ(笑)。滑っているときは結構低い姿勢を維持しなきゃいけなくて、やっぱりしんどくなったら体が上がってくる人が多いんですけど、自分はまだ結構低めの姿勢を維持できることが多いのかなと少しは思ってます。
ジン:新しい動作を学ぶときにそれを習得する、「あ、こういうことかな」って気付くことが早いと思ってます。
――4年間で追い付きたい憧れの先輩はいますか
船﨑:4年生の佐野泰成先輩(文4)っていう方がいらっしゃるんですけど、本当にスピードスケートが好きで、コツコツ努力を重ねて実力を伸ばされていった方なので、その姿を見習って僕も着実に努力を重ねていって、先輩ぐらいの滑りを4年生の時にはできるようになりたいなっていうのはぼんやりとあります。
ジン:自分で諦めちゃう癖があるので、その癖を捨てて自分の限界まで頑張って、ドウォンさん(スポ4)みたいに何もかも頑張りたいなって思ってます。
――4年間の意気込み
船﨑:やっぱり中学も高校も3年生までの中で大学は4年生までで、しかもスピードスケートは割と春が冬の終わりぐらいまでプレーする期間があるので、途中でモチベーションとかがどうしても下がっちゃう時もあると思うんですけど、そんな中でもなるべくモチベーションを維持して、もっと上手くなるためにはどうしたらいいかっていうのを考え続けて、4年間を後悔のないように終えれたらいいなと思っています。
ジン:雨の日は家とかジムでトレーニングをする日があるんですけど、人の目が届かないとどうしても適当にやるようになるので、そういう意味でも頑張って、きちんと自分の実力を向上させたいと思います。
★共通質問
「試合前のルーティン」
船﨑:なんか体を動かしてないと落ち着かないので、小刻みにジャンプして体を動かして、少しでも落ち着け、落ち着こうとしてることが多い気がします。
ジン:試合の前の日にはぐっすり寝てます。8時間くらい。
(取材・構成:黒田周良)
◯プロフィール
◆船﨑煌佑(ふなさき・こうすけ)
2007年3月2日生まれ。兵庫県立篠山鳳鳴高校出身。169㌢・55㌔。商学部1年。
◆ジンセウォン
2005年6月7日生まれ。韓国ソウル特別市・龍山高校出身。182㌢・70㌔。グローバルコミュニケーション学部1年。