~ルーキー特集2025~ 【自転車競技部】全国にその名を轟かせる

今夏行われるインカレに向け、厳しい練習に励んでいる自転車競技部。今回は新たに入部した1年生から、高石と渡邉の2人がインタビューに応じてくれた。
――自転車競技を始めたきっかけ
高石:高校の途中まで陸上の長距離をやってたんですけど、それを辞めないといけなくなって、代わりに似てる持久系のスポーツを探してた時に、たまたま自転車の世界大会の中継を見てかっこいいなと思ったので自転車競技を始めました。
渡邉:親が元々自転車競技をやっていて、その影響で自分も始めました。
――競技で大切にしていること
高石:トラックとロードで全然別物なので、試合中に強いと思った人を見て、その人がなんかこう先頭の方にいたら、ちょっとそろそろ勝負どころだなって思ったりするので、この勝負どころを見極めるっていうのが大事だと思います。
渡邉:練習でできたことをどういう風に試合にもっていくかっていうイメージを、何回も繰り返してやるようにしています。
――自転車競技部の雰囲気は
高石:先輩後輩関わらずとても仲が良くて、あと自転車競技部って体育会の中でも多分京田辺よりも今出川に拠点がある珍しい部活だと思うんで、今出川で皆集まってご飯とか行ったり、あと練習もこっちがメインなのですごい楽しいですし。あと僕はロード競技でいろんな所に練習で行けるのが楽しいところかなと思います。
渡邉:ほとんど同じなんですけど、やっぱり先輩とかともみんな仲良く活動できてるというのはすごいいいなって感じてます。
――チームメイトからはどんなキャラだと言われていますか
高石:我々両方変人だと言われてます(笑)。
渡邉:どんな変人かわかんないですけど、どういう感じかな。
高石:常にふざけてるとか。これからも行くんですけど、試合前とかでもジャンキーなインドカレー屋に行ったりしてます。
――部活と授業の両立で意識していることは
高石:僕の場合は、ロードは特になんか施設が必要なわけでもなくて、公道で練習する競技なので、大体朝5時ぐらいに家を出て練習して、そっから授業出たり、あと授業午後だったら午前中いっぱい平日でも練習したりしてます。
渡邉:空きコマとかを有効活用して、少ない時間で集中して練習に取り組んでいます。

――休みの日は何をしていますか
高石:練習です。
渡邉:出かけたりして遊んだりしてます。
――大学生活の中で一番驚いたこと
高石:単位認定が60点なところです。
渡邉:休みが多いことです。
――今までの試合で一番印象的だったこと
高石:僕は高校の途中からなので歴も浅くて、高校では部活としてやってるわけでもなかったんですけど、前に出場した試合で、昔プロで走っていた、日本トップレベルだった選手と一緒にレースで走る機会があって。その時に、何回もアタック、急にスパートをかけるみたいな、そういうのを何回もやっても、その人が疲れるそぶりも見せないで、最後までずっと自分がレースの流れを作っていくっていうのを見て、やっぱり強い人は違うなっていうのは思いました。
渡邉:あんまりないんですけど、1番嬉しかったのは、去年のインターハイで9位になったことです。高校の時は自分1人で自転車部みたいな感じで、顧問の先生とかもいない状態でやってたんですけど、そんな状態で全国で1桁に入ったっていうのは結構嬉しかったです。
――あこがれの選手は
高石:同志社の自転車部のロードで瀬戸口さん(神3)っていう方がいて、その先輩が練習のメニューも部員の何人かで組んでいらっしゃて、チームもまとめてるしそれでいて強いので、人間性もだし、競技者としても憧れてます。
渡邉:私はあんまり選手に詳しくないので、あんまりあこがれている人はいないです。
――4年間の目標は
高石:僕は練習中に怪我してしまって、今年のインカレはもう間に合わないんですけど、まずは来年インカレ出場確実にしたくて、大学4年間の間で入賞できればと思ってます。
渡邉:スプリントで4年間のうちにインカレで優勝はしたいなっていう風に思ってて、今の目標もインカレの優勝でそこは同じです。
★共通質問
「試合前のルーティン」
高石:カフェイン錠剤をレッドブルで流し込むことです。
渡邉:試合当日のルーティンは特にないです。試合前で言うと、いつも温泉に行っています。
(取材:谷口未紗妃・水落祥香、撮影:西川有人、構成:黒田周良)
◯プロフィール
◆高石眞央(たかいし・まひろ)
2006年6月14日生まれ。宮城県・東北学院高校出身。専門種目はロード競技。175㌢・64㌔。商学部1年。
◆渡邉玄冬(わたなべ・げんと)
2006年11月14日生まれ。山形県・米沢中央高校出身。専門種目はスプリント競技。175㌢・66㌔。経済学部1年。