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~ルーキー特集2025~ 【アーチェリー部女子】背中追いかけ旋風起こす

 今年、Uー21に3名が選出されたアーチェリー部。重ねてきた実績が脈々と広がり、やがて大きな渦になる。導かれるように集まった岩田(社1)、海老澤(文情1)が取材に応じてくれた。

ーーアーチェリーを始めたきっかけは?
岩田:高校の部活動見学です。先輩が打っててかっこよかったのと、自分で風船を割ってみる体験があったんですけど。当たった時の楽しさが良くて、やってみようかなと思って始めました。
海老澤:高校の新入生歓迎会で先輩が体育館の端から、端にある風船を射つていうのがあって、それを見て、かっこいいなと思ったのがきっかけです。弓道部とアーチェリーで迷っていて。どっちも見て、先輩の雰囲気とか弓のかっこよさとか全然違うくて、華やかなスポーツしたいなと思って。弓道部が、華やかじゃないとかじゃないんですけど(笑)。自分的に気分があがる方を選びました。

ーー同志社を選んだ理由は?
岩田:まず元々同志社がアーチェリーが強いってことは知っていて、自分はメディア系を大学で学びたかったので両立できるところって考えたら同志社大学だった。というのと、あとは単純にユニフォームがかっこよくて決めました。皆さんが楽しそうにアーチェリーしているのをインスタで見ていたりしていて、それもあって入りたいなと思いました。
海老澤:高校1年生の夏合宿が、地元の県であったんですけど。そこに同志社大学のOGさんの上原瑠果さん(スポ卒)がコーチでいらっしゃって、教えてくれて。射つものだけじゃなくて、メンタルとか、競技に向かう姿勢とかを聞いて、こうやって、アーチェリーってやっていくんだな、って尊敬したというのがありました。どこでメンタルとか、考え方を培ってきたのかを考えたら、大学が同志社だったことを知って。まだ進学先とかで考えていたわけじゃなかったけど、アーチェリーをするなら同志社もいいなと思っていました。それで実際受験期になって、同志社が射程圏内に入った時にじゃあ、行ってみようと思ってここに決めました。

ーー自身の強みを教えてください
岩田:1本失敗した時とかでも、次の1本で切り替える。よく言えば、ポジティブ。あとは緊張した時に、緊張を楽しむことができるこのマインドは、強みかなって思います。ミスを引きずらない。
海老澤:アーチェリーを始めた時から、射つ1本1本が早いって言われてきたんで自信を持って、射っていて。大会の時とか、1本始めたら6本全部同じ流れで射つ、っていうことを自信を持ってできていたので。自信を失わずに1本1本射っていくことができるのは、自分の強みかなって、いうのを高校2年生の時に顧問に言われて、ずっと支えになってます。

ーーアーチェリーの面白いところは?
岩田:大事な局面で、10点とかに入れた時はやっぱ1番楽しいですね。その期待がかかってる部分っていうか、みんなで当てていこうってしてる時に自分が10点入れれたら、やっぱり楽しいなって思います。
海老澤:射たなきゃ報われないスポーツだから、いっぱい射った先でやっと点数が出て、報われたなって思ったり、達成感だったりとか。団体の試合でなんか努力してるところ、どのスポーツにも同じなんですけど、見てきた人たちが全員一緒になって味わえる。競技でみると個人スポーツだけど、周りの成長も一緒に喜べるし、私の成長も喜んでもらえるし自分でも、報われたなって感じれるスポーツだから楽しいなと思います。

ーー同志社大学と高校での違いは?
岩田:高校は顧問1人に頼ってるって感じで、コーチに教えてもらって、言われたことをやるって感じだったけど。大学では、みんなのびのびと自由にやっていて、先輩から教えてもらえる環境で1人1人がやりたいことをできる環境がめっちゃうんいいなって感じです。めっちゃ自分に合ってるなって思います。
海老澤:めっちゃ真逆かもしれない(笑)。自分の高校は、顧問はやっぱ助けてくれるけど大体自分でやっていく感じだったので。自分で調べて、自分でやっていってっていう、もろ個人スポーツだなという感じでした。大学に入って技術面に関してはそのまま自分軸でって感じだけど、団体行動としては大学のほうがきっちりしていて。競技人として成長できるのが高校で、人間として成長できるのは、大学のこういう団体行動のなんだろうな、みたいな。最初は、窮屈さを感じたところもあるけど馴染んでいけば、自分のためになるなと感じます。

ーー大学4年間の目標は?
岩田:公式の記録で、アーチェリー協会から点数によってバッジがもらえるんです。650点出すと、レッドバッチがもらえるんですよ。この間ブルーバッチはとれたので、レッドバッチを、4年間に取りたいなと思っています。あとはもう自分が4年間いるうちに、王座優勝したい。
海老澤:大前提に、結果を出したいのもあるけど、苦しいなって思いながらアーチェリーを続けるの嫌だから、楽しいなって思えるところを見つけて見つけて、楽しかったな、最後まで楽しいなと思えるようなアーチェリーができればいいなと思います。

ーー憧れの選手は?
海老澤:私はやっぱり上原さんです。美貌にも憧れるけど、最初に初めて会った有名な選手で。先輩よりもっと関係の遠い、外部で初めて会った選手が上原さんでした。凄い人だから距離を勝手に感じてたけど、いざ教えてもらったら、めっちゃ褒めてくれるし、めっちゃダメとかも言ってくれるし、こうなんですかとか、どうなんですか、って質問したら、こうだよって。確かにって、尊敬できるようなものがいっぱい返ってきて。インスタとか見ててやっぱすごいなって、目に入るから。大学に入って、またお話してくれるようになって。改めていい先輩だなとも思ったし、きっかけも上原さんだったし、今もずっと尊敬しています。
岩田:若奈さん(林スポ2)ですね。高3の時に、同志社のインスタを見ていて凄い選手がいるんだなと思っていました。私が入学する前に日本代表の選考会があって、同志社大学の先輩がU-21に沢山入ってたのを見たんですよ。ほんとに凄いと思っていて、ここに来るまでちょっと怖そうっていうか。でも、いざ喋ってみたらめちゃくちゃフレンドリーですごい良い先輩で。射ってる時はめちゃくちゃ集中して、アーチェリーについて考えて、結果を求める姿勢とか凄いけど、プライベートの切り替えがしっかりしてるところとか。両立できてるのがすごいなと思います。あういう、いい先輩になりたいです。

☆共通の質問☆
ーー試合前のルーティンは?
岩田:音楽を聴いてリラックスさせることと、射つ直前に深呼吸することです。
海老澤:自分の弓に名前をつけていて、試合が始まる直前に、今日もよろしくねとかを密かに話しかける事です。
(取材・構成:青山由菜)

【プロフィール】
・岩田実乃(いわた・みの)
岐阜県立大垣西高等学校出身。2006年7月25日生まれ。社会学部1年。

・海老澤莉乃(えびさわ・りの)
茨城県・水城高等学校出身。2006年7月8日生まれ。文化情報学部1年。

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