新チーム初の公式戦で快勝し、好スタートを切ったサッカー部男子。主将・岩岸に加え、チームの中核を担う東、天野の3人が取材に応じてくれた。

ーー2人を対談相手に選んだ理由
岩岸：3人ともプロ志望だったのが大きな理由です。

ーー今年のチームの雰囲気について
岩岸：チームの雰囲気は去年から変わっていなくて、試合に出てるメンバーがあまり変わってないので雰囲気は去年と継続でいい雰囲気でできています。やっぱり今年は、去年全国大会に出れなかったということで今年もしっかりその目標に対してがんばっていこうというような雰囲気があります。

ーー天野、東からみた主将の印象
天野：厳しいところは厳しくやりつつ、周りに目光らせてるなっていう感じです。その点、自分とか東とかは自分のやることに集中できたりするっていうところではやりやすくやらせてもらってるっていうのはありつつも、ちゃんと自分のことも考えて自分の道を貫きながら去年の主将を彷彿（ほうふつ）とさせるような背中で見せるスタイルというのは変わらずやっていってもらっているので頼りがいがあります。
東：そうですね、常に僕は宗志（岩岸）と一緒にいるんですけど、チームの色々なことを考えてくれていますし、チームのことだけでなくて天野のいったように自分の目指すところを見据えながら何をやるべきなのかをしっかりと整理しながらやってる部分っていうのは本当に尊敬できる部分ではありますし、自分自身もそういう宗志を見習うという部分ではチームにとって大切な役割を担ってくれているのかなと思います。

ーーチームにとってどういう存在になりたいか
岩岸：主将という立場なので、さっきも言ってくれたように背中で引っ張るというところは絶対大事で、チームの顔としてチームを引っ張れるくらいの存在には大きく1番なりたいなっていう風に思っていて。ただ、やっぱり主将である以上自分のことだけでなくて下の学年から上回生まで全員に対して目を配れる、気を配って組織のことを常に考えられる存在になることが主将として1番大事なのかなっていう風に思っているので、背中で引っ張る部分もありつつもしっかりチームのことを細かいところまでしっかり目を向けてやっていける存在になりたいと思います。
天野：自分はポジション的にGKという存在なんですけど、最後の場面で頼ってもらったり、ピンチを救うヒーローじゃないですけどそういう役割的には頼られるってところが自分的には必要な部分だなというように感じてるので、後輩に背中で引っ張るというよりかは積極的に（後輩と）絡んでコミュニケーションを作って頼られるって言うところを1番に重要視しながらやっています。
東： そうですね。あんまり自分は人にきつく言うタイプとかじゃないんで。その辺も考慮しながら、後輩とも結構仲いいんで宗志が大変な時に下まで目を配れる自分の意識っていうのは大切にしたいですし、サッカーって楽しくないとやってる意味ないと思うんで全員がサッカーを楽しむ環境を自分が率先して作っていければなという面では自分からコミュニケーションをとって（サッカーを）楽しくやれる環境を作れる存在になりたいです。最後には試合で結果を残すことでチームの助けになることがFWとしても自分のためにも1番大事なので結果の面でもチームを助けられる選手になりたいです。

取材に応じる （左から）東、岩岸、天野

ーー プライベートの過ごし方
岩岸：僕に関してはほぼ駿（東）と一緒にいてて。練習がない日も基本的に家近いので一緒にいてたり、どこかに観光行ったり遊びに行ったり、常基本に一緒にいてます（笑）どっちもあんまりインドアじゃないので休むところは休むんですけど結構オフの日でも、行きつけのカフェとか行ったりとか、この３人（岩岸、東、天野）でよく行ってるとこあるんで。そこに行ったりしてます。最近はコロナとか就活とかあって家にこもることもあるんですけど、基本的に一緒に出かけたりとかはしてます。
天野：自分はそうやってこの2人とは違って。誘われることの方が多くて。誘われない時以外はずっと家にいて、いや誘ってくれてるんですけど（笑）1人でいる時はずっと家で映画みるか寝るか携帯さわったりとかずっと引きこもってます。あと、練習が昼の時間と筋トレが入ってきていて料理するのがめんどくさくなるのでオフの時に作り置きしちゃったりとかって感じです。
東：僕はまあもうずっと宗志と一緒にいるんで。遊びに行く時は宗志がついてきてくれるんで（笑）まあ（岩岸と）一緒ですね、ほぼ。あとは1人の時間もたまにはあるんで今はもう一生韓ドラみてますね。あとは予定ないのが、だらけてるのが好きじゃないのでどっか行ってリフレッシュするなり勉強するなり本読むなりしています。

ーー昨年度、インカレを惜しくも逃した反省点を踏まえての今年の抱負
岩岸：昨年度、インカレ出場を掲げてた中で今まで以上の高いレベルの基準を作り上げることができたのはよかったです。ただ、上位陣に1回も勝てなかったのが去年の反省点ですし、今年は（上位陣に）自分たちがどこまでできるのかは去年感じることが出来たので去年以上に、やっぱり絶対全国出場するっていうのは全員が絶対その気持ちを持っているので、そこはぶらさず、より高い基準を今年はしっかりと作りあげていきたいです。あと今年だけ、去年だけ結果がよければいいってわけではないので、同志社がこれからさらに高い目標を定めていく上でも今年全国出場を絶対に成し遂げて、その先の日本一という目標を目指しやすい環境を作りやすくするためにも今年1年しっかり頑張っていきたいなと思います。

今年の抱負を書く岩岸

今年の抱負を記した色紙とともに笑顔を見せる岩岸

今年の抱負をスローガンの「共創」から1文字とり、「共」と表した。チーム全員でより高い基準を作り上げ、昨年惜しくも逃したインカレ出場へ。悲願達成に向けた挑戦は始まったばかりだ。

(聞き手・西田雄哉、文責・杉山舞)

左から 東、岩岸、天野

〇プロフィール

◆岩岸宗志(いわぎし・そうし)
石川県・星稜高校出身。ポジションはFW。今年度主将を務める。商学部新４年。

◆東駿(ひがし・しゅん)
清水エスパルスユース出身。ポジションはFW。神学部新４年。

◆天野友心(あまの・ゆうしん)
清水エスパルスユース出身。ポジションはGK。スポーツ健康科学部新４年。