~主将セレクション~ 【体操競技部】目標や信念を最後まで「貫」く
器械体操と新体操の2つの選手が練習に励む体操競技部。今回は練習の合間を縫って主将セレクションの取材に応じてくれた。主将の川﨑と、春から2年生になる2人の副主将。いつもと変わらず練習する部員たちの隣で、体操競技への思いを伺った。
ーー今回なぜこのお二人を選ばれましたか?
川﨑:えっとですね。
伊藤:長くなりますね(笑)
川﨑:圭樹(伊藤)は1番周りを見れているなと感じていて、次の主将に相応しいなという思いで選ばせてもらいました。友佳子(前田)は自分のやるべきことをわかっているというか、周りに流されない芯の強さみたいなものがあって、幹部としてもしっかり仕事をやっていけるんじゃないかという思いで選ばせてもらいました。
ーー副主将お二人から見た主将はどんな人ですか?
伊藤:まず真面目で、それこそ周りに流されずに、自分のやるべきことをコツコツ淡々とこなしているなという印象です。上からになるんですけど、主将として頑張っているなと感じることがすごくあって、真面目で努力を惜しまずに練習に取り組んでいると感じます。
前田:楽しむところは楽しんで、しっかりやるところはしっかりやってというように、メリハリのあるような練習の仕方であったり、それ以外もやってくれているなと感じます。
ーー新体制になったのが少し早かったと思いますが、前チームとどう変わりましたか?
川﨑:前が悪かったとかそういうわけではないんですが、幹部の中で情報の共有不足があったかなと感じたので、ちょっとした報告とかでもみんなで伝えたりとか、そういう情報を積極的に共有していこうという風に変わりました。
ーーこれからどのようなチームを作っていきたいですか?
川﨑:さっきの話でもあったように、楽しむところは楽しんで、やる時はやっていう感じで、メリハリをつけながらより良いチームを目指して行けたらなと思います。
伊藤:部の半数くらいを1回生が占めていて、1回生は良く言うと明るい、悪く言うとうるさい、っていう感じなんですけど、それを今後悪い方に出ないように、それを良いようにフルで有効活用していって、賑わいのある明るい部活にしていきたいです。
前田:ちょっと2人とは被るんですけど、しっかり楽しみながら、成績もしっかりそれぞれの目標に向かって目指しつつ、けじめのある練習をしていけたらいいなと思っています。
ーー目標の話がありましたが、部としての目標はありますか?
川﨑:チームの目標というよりはそれぞれが目標に向かって頑張っているという感じです。
ーー新しく入部を検討する新入生へ
川﨑:楽しむときに楽しんで、やる時はやるっていうのは、これからの人生に良い影響を与えるというか、ただ技が上手くなるだけじゃなくて、人間として成長できる良い部活だと思うので、ぜひ入っていただきたいなと思います。
伊藤:体操競技部は上手い人は全国レベルで上手いし、初心者の人もいるっていう、すごい幅広い部活なので、入るだけで色んな人と出会えるし、色んな人と喋って色んなことを知ることができるし、さっき川崎さんがおっしゃったようにやっぱりプレーするのは個人なので、自分で何か考えて行動しないと、成長するのが難しいので、、、本当に今後体操競技部を卒部しても、社会で生きていく上で必要になる、糧になるものが身につくのではないかなと思います。
前田:いろんな県から来たり、遠くから来ている子もいて、色んな価値観を持つ人とも出会えるし、個々の練習だけどお互いに声をかけあって、楽しく体操も新体操もできる環境だと思うので、ぜひ入って欲しいなと思います。
対談の様子
今年の抱負を色紙に書く川﨑
ーー今年の抱負を「貫」にした理由
川﨑:部としての今年のスローガンが「初志貫徹」で、自分で決めたことを最後まで貫き通すという思いをみんなで決めたので、ここで決めた目標や信念を最後まで貫いて欲しいなという思いで決めました。
体操競技はあくまで個人。逃げ出したくても、誰かが助けてくれるわけではない。しかし主将の川﨑は自分だけでなく、チーム全員の成長を願っていた。自らが決めた信念を貫き、それぞれが自分らしく輝けるように。「貫」に込めた想いを体現すべく、体操競技部の新たな1年が幕を開ける。(林康陽)
プロフィール
◆川﨑美穂(かわさき・みほ)
兵庫県・尼崎市立尼崎高校出身。新体操。今年度主将を務める。同志社大学商学部新4年。
◆伊藤圭樹(いとう・よしき)
大阪府立富田林高校出身。器械体操。今年度副将を務める。同志社大学理工学部新2年。
◆前田友佳子(まえだ・ゆかこ)
奈良市立一条高校出身。新体操。今年度副将を務める。同志社女子大学現代社会学部新2年。