WEB企画
WEBPLAN

~主将セレクション~ 【相撲部】「輝」く頂を目指して

厳しい冬の寒さが和らいだ3月某日、勇ましい声が飛び交う稽古中の相撲場を訪れた。主将の山口と、隣で彼を支える2人の同期の副主将。今年度のチームの柱となる3人が、相撲に対する思いを語ってくれた。

 

談笑する(左から)デミデジャムツ、山口、川畠

 

――はじめに、他己紹介をお願いします。

山口デミデジャムツ:副主将のデミ(デミデジャムツ)はチームの主力です。高い身長と長い手足で相手を圧倒します。1年生の頃からレギュラーで活躍していて、1番頼りになる存在です。

デミデジャムツ川畠:川畠は同じく副主将で、高2から一緒に過ごしてきました。面白くて、ムードメーカー的な存在で、話すと何でも知っている賢い人物です。

川畠山口:山口君は同志社大学相撲部の新主将です。相撲が強いです。

 

――主将の山口さんは、なぜお二人を対談相手に選ばれたのですか?

山口:2人は副主将で、僕が間違った判断をした時や迷ったときに、しっかりと補佐してくれます。1年生の時から共に頑張ってきた仲間なので、今回対談の相手に選びました。

 

――お二人から見て、主将の山口さんはチームにとってどんな存在だと感じますか?

川畠:山口君は新主将として、普段の練習ではメニューを考えて、率先して声も出してくれます。おかげで活気ある練習になっています。部員一人一人のことを見てるな~って感じます。貫禄もあります(笑)。

デミデジャムツ:今年から主将となって、その自覚をもってチームを引っ張っていこうという気持ちを感じる、頼もしい存在です。

 

――チームの雰囲気に変化はありますか?

山口:去年は新型コロナウイルス流行の影響により試合数が少なく、チーム一丸となって取り組むという機会は少なかったように感じます。また、前主将は若干厳しめの人だったので、1年生は特に緊張していたかもしれません…。今は、積極的に後輩と話したり、意見を取り入れたりするように努めています。余計な緊張感を無くし、いい雰囲気で稽古できているように感じます。

 

――プライベートでの交流は?

山口:そうですね。1年生の頃はみんなでご飯に行ったり遊びに行ったりしていました。相撲部はみんな寮生活なので、みんなでご飯を食べたり、ゲームをしたりしますね。

川畠:1年生の頃は(笑)。

一同:(笑)

 

――座右の銘を教えてください。

山口:「流した汗は嘘をつかない」です。これは、昭和の大横綱・千代の富士の言葉です。千代の富士には脱臼癖がありました。でも、『肩が外れやすいなら外れないようにすればいい』とひたすら稽古を重ねて、鋼の筋肉を身につけました。彼のように、努力して流した汗は絶対に裏切らない、とつねに意識しながら稽古をしています。

川畠:「人事を尽くして天命を待つ」です。中学の頃の恩師に教えてもらった言葉で、「自分が全力で頑張ったならば結果がどうあれ後悔は無い」という意味です。自分はこの言葉を大切に、後悔のないように試合に挑みます。

デミデジャムツ:「日々の努力」です。試合前の1日死ぬ気で練習しても強くはならないからです。半年後の試合の為に、今から全力を尽くして練習していくことが勝利につながると思っています。

 

――チームの目標を漢字一字でお願いします。

漢字1字は「輝」

 

――今後のチームの目標をお願いします。

山口:今年もおそらく大会が少ないので、少しでも多く成績を残したいです。具体的には西日本は団体優勝、インカレ団体入賞が目標です。また、個人では天皇杯出場が目標です!

 

昨年、1年の集大成であるインカレはベスト8で締めくくった同志社。しかし現状には満足せず、さらなる高みを目指して今日も練習に励む。厳しい冬を乗り越え、チーム一丸となって頂点へと突き進め。

(撮影・文責 城山歩美)

 

【プロフィール】

◆山口遼太朗(やまぐち・りょうたろう)

2000年10月6日生まれ。愛知工業大学名電高等学校出身。相撲部の主将を務める。法学部新4年。

 

◆ウスフバヤル・デミデジャムツ

2000年8月24日生まれ。鳥取城北高等学校出身。副主将。神学部新4年。

 

◆川畠海人(かわばた・かいと)

2001年3月22日生まれ。鳥取城北高等学校出身。副主将。社会学部新4年。

ページ上部へ