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~インタビュー掲載~ 【ラグビー部】3年ぶりにJICA青年海外協力隊派遣

 ◆特別インタビュー◆国際協力機構(JICA)青年海外協力隊派遣◆於・KIIT Kiss Football Stadium (インド・オディシャ州)◆ラグビー部から選ばれた8人が3年ぶりに青年海外協力隊として約1ヶ月間インドに派遣。カリンガ産業技術研究所(Kalinga Institute of Industrial Technology=KIIT)とカリンガ社会科学研究所(Kalinga Institute of Social Sciences=KISS)に通う幅広い年代の学生にラグビーを教え、楕円球で世界の輪を広げている。現地で奮闘する日々の中、現在の状況やインドラグビーの未来について語ってもらった。

※こちらの取材は日本時間2023年3月3日に現地(KIIT Kiss Football Stadium)で行ったものです。

前列左から渡邊、野田、松井、北平、後列左から秋山、塩尻、内田、岩下

――JICAのプログラムに参加した理由
(内田)
 僕はこれまで海外に行くたびに自分の中で価値観の変化がすごくあった。直感的な部分もあるんですけど、参加して環境を変えてまた新しくラグビーに触れることで、自分の中で価値観を形成していきたいという思いがあって参加しました。

(岩下)
 僕は大学在学中に海外に行きたい思いがあって、でもラグビーをしているとそういう機会がなかなかなくて、このような(JICA派遣の)お話をもらえたから行こうと思った。長い間ラグビーをしてきて、人に教えることって今まで機会がなかったからいい経験だと思った。自分のラグビーのためにもなるし、人のためにもなるからチャレンジしてみようと思って参加しました。

(渡邊)
 僕がこれに行こうと思った理由は3つあって、1つはずっとラグビーをしてきて、ラグビーしかしてこなかったから、他のことにチャレンジしてみたいということでラグビーやけど海外に行くというチャレンジをしてみようということ。あとはいろいろな思いを感じながらずっとラグビーをやってきたから、それを自分がこれから社会人になるときに子どもたちに教えていきたいということで、その先駆けとして参加した。最後は経済学部で開発経済を専攻していて、海外に行ったことがなかったからインドの現状を見られるチャンスだということで応募しました。

(松井)
 僕は海外旅行で、(他の)海外とかインドでもデリーとか有名な場所には普通に行けると思うんですけど、こういう(青年海外協力隊としての)機会じゃないと現地の人に入り込んで生活の中に溶け込むことができないと思うので、そういった貴重な経験をさせてもらえるということで今回挑戦することになりました。

(野田)
 JICAというとものすごくボランティア色であったり、井戸を張ったりというイメージが強いと思うんですけど、ラグビーという人的資源の開発の点で携われる、私が小さいときからやってきたラグビーというスポーツでこのインドの発展に貢献できるという点に興味を持って参加しました。

(北平)
 僕は今までラグビーしかやってこなくて、いつの間にか保守的になっていた部分があった。何か自分から新しいことにチャレンジしたいなということで、自分を変える意味でも影響を与えられるようになりたかったし、何かエネルギーをもらえるかなと思って参加しました。

(塩尻)
 僕は海外に住んでいた経験があったので、その中で異文化理解とかそういうのに興味を持っていた。インドは来たことない国で、今までいた国ともちょっと違う国だったので文化や現地の人を知りたいと思って、またラグビーを一緒に教えたいと思って応募しました。

(秋山)
 僕は大学からコーチとしてスタッフの立場から(ラグビーに)携わることになったんですけど、そこでまず人に教えることの楽しさに興味を持ち始めて、そのタイミングで海外でも自分が教えることができたらどれくらい伝わるかなとかコミュニケーションがどこまで取れるかとかが気になったので応募しました。

子どもたちに囲まれる渡邊

――3年前にインドに来た先輩から聞いたアドバイス
(松井)
 体重が減りやすいから日本食を持ってきた方がよい。
(北平)
 行ってよかったから行けるなら絶対行ったほうがいいよ。いい経験をできるよと言われました。
(野田)
 独りよがりなプレーが多いから15人でプレーすることの大切さを伝えてほしいと言っていた。結局来てみたら7人制だったから思っていたのとは違ったけど、チームスポーツの重要性を伝えていけたらいいよとお話を聞いた。

――1日のスケジュール・練習メニュー
(野田)
 朝6時に起きて6時半くらいから練習が始まって、8時半くらいに終わる。そこからはフリーでウエイトトレーニングに行く人は行ったりして、午後は15時から練習をして17時に終わって、あとは夕飯を食べて風呂に入る。最後に陽ニ(渡邊)の発案で、今日の振り返りみたいなの(ミーティング)をして、明日どうするかを決めての繰り返しかなと思います。

――ミーティングの効果
(渡邊)
 みんなが違うカテゴリーの子とかプレーのレベルが違う子を見ていて、同じ年齢の子でも何個かに分けて教えているので、コーチが見ている場所によってこの練習メニューがよかったとか、いろいろな気付きがある。日本ではうまくいっているけど、インドではこれはうまくいかないとかの共有ができている。あとは練習全体の統率も執らないといけないので、そこをみんなで共有して1つの方向を向いて日々ブラッシュアップしてやっているという感じです。

――練習メニューは誰が決めているのか
(渡邊)
 それこそ振り返りの時間にみんなで「こんな練習メニューあるわ」と言って出し合ったりしています。

(岩下)
 カテゴリーごとにレベルが違うので、そこは個人が決めることも結構多いです。

子どもたちと写る塩尻

――練習の中で工夫していること
(内田)
 興味があることと興味がないことに対する練習のモチベーションの差がすごいなというのを感じて、その部分を工夫しようというのが自分の中である。たとえば、日本だと繰り返しの練習とかが主流だと思うんですけど、インドの子どもたちにはそれはあんまり合わなくて。どちらかというと目新しい練習や楽しさも含めた練習が彼らの成長にもつながるし、すごく楽しそうにモチベーションも高くやるので、そういう練習を増やすことを意識しています。

(岩下)
 僕は多分こっち(インド)の子どもたちは日本人よりも集中力が切れるのが早いので、適度に水を入れたり、途中でゲーム性のある練習を入れたりして、集中力が切れなく飽きない練習メニューづくりを心がけています。

(渡邊)
 今教えている子どもたちの中にはラグビーがしたいという子もいるけど、一緒に住んでいる子たちとラグビーをやっているから、ラグビーをするという意識よりも遊びとか生活の一部になっているのでそれを意識している。「ラグビーがうまくいかなくてもOK。楽しかったらOK」みたいな。その中でもっと楽しくするために僕がいて、ラグビーを教えたりとかルールを説明したりだとか、そこははっきりとやっていこうかなという感じです。

(松井)
 (インドに来た当初)僕たちがデリーで並んでいて(順番を)抜かされたことがあったんですけど、インドは人口が多くて国民性的に競争心というのがすごく高い。そこの部分を生かして「競わせる」ことを練習メニューに入れるとすごく盛り上がっているので、それを中心にやっています。

(野田)
 僕は目新しいこともみんなの意見を聞いて時々入れたりする中でも、毎日同じ「ハンズアップとストレートランとチートをしない(ノーオフサイドとか規律を守る)こと」を常に言い続けていて、毎日それは練習の最初と終わってからも「明日もだよ」と言うことは意識して教えています。

(北平)
 僕はとにかくいいプレーがあったり、いい形だったりしたら褒める。自分から練習を盛り上げることを意識してやっています。

(秋山)
 最初に盛り上がるゲームをやることでみんなの気持ちを高めてからスタートすることは決めている。あとは競争とかを増やすことでチーム一体となって競い合えるところを大事にしています。

(塩尻)
 チームをつくって競争し合う形をつくったら、そのチームの中で一体感が生まれる。協力することで関係が築き上げられていくから、練習が楽しくなるポイントはそこかなと思います。

ラグビーを指導する秋山

――最初に現地学生に会って感じたこと
(一同)
 素直、元気、純粋。

(秋山)
 練習の雰囲気も人柄も、ものすごく明るいです。すぐフレンドリーに応えてくれたのでとてもやりがいがあります。

(塩尻)
 元気がすごくて練習でも自分が元気とかエネルギーをもらっています。

――インドに来て1番驚いたこと
(秋山)
 空港に着いて、通りに出た瞬間にクラクションが鳴り止まないことが衝撃でしたね。今はもう慣れたんですけど(笑)。

(塩尻)
 本当に同じ回答で申し訳ないんですけど、交通事情が日本と違って車線もない。ノーヘル(ヘルメットなし)でバイク、車両の逆走があってそこが1番驚きましたね。

――現地で生活していて大変なこと
(秋山)
 特にないですね。強いて言えば冷蔵庫がほしいくらいですね(笑)

(塩尻)
 僕は虫が苦手で部屋にゴキブリと蚊が結構いっぱいいるのでそこがちょっと怖いです(笑)。

取材を受ける様子

――インドに来て現地学生から学んだこと
(塩尻)
 ラグビー教えるのが初めてで、いつも教えられる側だったんですけど、子どもたちに教える中でどう工夫したらいいとかを部員で毎晩レビューしながら話し合っていて、それが初めてなので学びになっている。それといつも食堂でKIITの大学生が話しかけてくれるんですけど、アニメとか日本の文化とか彼らの日本への愛が大きいことも新たな発見でした。

(秋山)
 僕が1番思ったのは人から元気をもらうことができるなと感じていて、日本以上に小さい子どもたちのエネルギーがすごくあるので、そのエネルギーをもらえている分、朝眠くても一気に目が覚めるというか、人からたくさん元気がもらえることをここに来て気付かされました。

――2週間経って感じる子どもたちの変化 
(野田)
 最初は言ってもできなかったことがどんどんできるようになっているし、毎日同じメニュー(3対2とか2対1)とかをやっているからそれがどんどんブラッシュアップしているんじゃないかなと感じます。

(北平)
 練習メニューの最初に、ディープライン(深いライン)とかをポイントとして言うと、練習中に子どもたちが自ら結構言ってくれているので、学んでくれているのかなとは思いますね。

(内田)
 ラグビーに対してみんな意欲的になっていると思っていて、藤井さん(ラグビー部OB、JICA海外協力隊員)が来ていたときはみんな自主練とかもやっていなかったらしいんですけど、今は空いた時間とかにみんなパス練習をしている。その姿がすごく見えるので意欲的になっているなと思います。

(岩下)
 こっち(インド)に来た当初は、僕たちが英語を話していても「何言ってるの」みたいな反応をされていたことが多かったけど、徐々に分からないなりにも理解してくれることが多くて、メニュー説明とかもスムーズになってきたし、あとは分からなかったら聞き返してくれて、分かるまで聞こうという姿勢が見られる。積極的に練習に参加してくれるようになった。

(渡邊)
 当初は生活としてこの練習があるから来ているみたいな感じだったんですけど、最近はラグビーが楽しいのか、練習が楽しいから来ているのかなと感じている。写真を撮ろうと要求してくるときも楽しそうだし、写真撮っていたりすると他の子が「コーチ、プラクティス」と練習を要求してきたりすることもあった。ラグビーをすることに意識が向いてきたのかなと思います。

(松井)
 最初はゲーム(試合形式の練習)が全てで、ゲームが全部楽しいという感じだったけど、最近は「プラクティス、プラクティス」という感じで練習も楽しいなという感じになってくれたかなと思います。
(一同)
 確かに。

笑顔で接する野田

――インドに来て自分たちが変わったこと
(野田)
 みんな成長していると思っていて、最初は2人で1チームを見ていたところがだんだん1人で1チーム見られるようになったりだとか、最初のミーティングに比べて「こういう方法もあるし」とか、「こんな練習よかったよ」とか、「この練習と練習をミックスしたらよかったよ」とか、どんどん意見が出るようになってきた。最初は形がなかったんですけど、今はだんだん練習の型ができてきて、そこにどんどん工夫してやっていくみたいな形に出来上がってきているから、最初に基礎の向上という目標を決めてやっていたんですけど、それにだんだんと近づいてきていると思います。

(渡邊)
 練習とかでその日うまくいかないことがあっても、動じなくなってきた。最初の頃は自分が考えたメニューをうまく説明できなくてうまくやってくれなかったら「全然ダメだったな」と思っていたけど、最近はそれでいいから「明日もう一度やってみよう」という考えに変わってきた。

(岩下)
 今の話と似ているけど、自分が思っていたルールが正しく伝わらなかったり、あまりうまくできなかったりしたときに、その場でルールを変えてできるように持っていく力は結構ついたかなと思います。

(内田)
 教える側の辛さが分かります。

(一同)
 間違いない(笑)。

(塩尻)
 子どもたちに教えるにあたって自分もエネルギーを出さないといけないところがあるので、それが変わったところですかね。インドもエネルギーがいっぱいの国なので、その中でいられるようにエネルギーを出せるようになりました。

(秋山)
 教えていくうちに自分の方がすごく学ぶことが多いっていうのがあって、教えることの難しさをすごく感じる機会になりました。

内田を中心に円陣を組む子どもたち

――残りの期間で意識したいこと
(野田)
 今やれていることは継続しつつ、(内田)遥太朗が言っていた新しいメニューとか目新しいメニューとかが子どもたちは好きなので、僕たち自身も成長速度が速いと感じることが多くて、それに合わせてどんどんレベルアップしていくことを目標にやっていきたい。

――JICAの派遣メンバーが帰国した後の子どもたちについて

(野田)
 僕の理想はラグビーを続けてもらって「日本の大学に来たよ」とか言って、これまで電話番号を聞かれているので「(野田)廉コーチ、JAPANだよ」みたいに言われて、日本の大学とかに来てラグビーしてくれていたら感動する。

(岩下)
 現地の子どもたちはラグビーW杯に出るというより、セブンズでオリンピックに出たい思考が強いと思うから、何年後かにテレビでインドがオリンピックに出ているのを見て、「この子知っているな」みたいな子がいたらすごくうれしい。

(一同)
 いいねえ。

(内田)
 1ヶ月で全ては伝えきれないと思うんですけど、何人かは僕たちが伝えたかったことが分かっていると思うので、それをみんなに広めて僕たちが帰国した後も言われたことを意識するような練習環境づくりをしてほしいです。

(塩尻)
 子どもたちにはもっとラグビーを好きになってほしいですし、もちろん技術も上がってほしいですし、大会もあると思うのでまずは1番にラグビーを楽しんでもらって、その中でも結果を出せるようになってほしいです。

(秋山)
 ラグビーを楽しむことをこれからもずっと大切にしてほしくて、その中でも競技力が向上していつか(同志社と)試合ができたり、交換留学ができたりする日々が続いたらいいなと思います。

手つなぎ鬼をする北平

――インドでラグビーが広まっていくためには
(野田)
 (渡邊)陽二も言っていたけど、子どもたちにはラグビーが生活の一部になっているから、KISSとKIITだけじゃなくて、いろいろな学校でこのようなスポーツプログラムみたいなのが取り組まれていけば、どんどん広がっていくのかなと思います。あとは、日本でもラグビーW杯があってラグビー部以外の人もラグビーを知る機会があったように、オディシャ州だけではなく各地で大きな試合やビッグイベントがあったりすると、知る機会になってラグビーの認知が広まっていくと思う。

(岩下)
 (宿舎の)食堂のテレビでずっとクリケットが流れているなど、インドではクリケットとかサッカーが主流だから、そもそもラグビーに触れる機会がもっと増えるといいなと思います。

(渡邊)
 インドで今人気なのは7人制ラグビーで、7人制はある程度足が速い人しか上に上がれない。でも15人制ラグビーを普及させることで、いろいろな人がラグビーの魅力である「誰にも活躍する場がある」という考えが普及していくと、もっと多くの人がラグビーをやるのではないかなと思います。

(内田)
 難しいかもしれないですけど、ラグビーのプロチームをインドでつくってあげたら、クリケットは稼げるスポーツになっているので夢を持てると思います。頑張ってプロチームづくりをしてほしいなと思います。
――インドという国から学べるもの
(松井)
 学ぶ姿勢、積極性が自分たちには足りていない。インド人は学ぶ姿勢というのがすごいなと思っていて、そこは見習いたいと思います。

(岩下)
 さっき競争力の話が出たけど、インドはほんまに人が多くて、自分からアクションを起こさないと誰も見てくれない国で、(その一方で)日本は受け身なことが多いから、その部分かなと思います。

子どもたちと記念撮影をする岩下
練習後に話す(左から)松井、塩尻、渡邊

――この経験を今後の人生にどのように生かしたいか
(内田)
 こういう経験で自分たちの同志社大学ラグビー部はラクビーをする上ですごく恵まれている環境だと身に染みて理解していますし、世界にはこのような現状があるというのをすごく理解できたことであるから、いろいろな視点から物事が見られるようになってきているので、取り組む姿勢も日本に帰ってもっと頑張らないといけないなと思います。たとえ社会に出たあとでもいろいろなものの見方ができるようになれたら良いかなと思います。

(岩下)
 学生生活の間は(日本に)帰ってからもラグビーがメインになると思うけど、この経験をしたのは同志社大学ラグビー部の中でこの8人しかいないから、その経験をうまくチームに還元できるようにしたい。社会に出てからは、自分はインドで1ヶ月ラグビーを教えたのだと自信を持って、それを自分のエネルギーに変えて頑張っていきたい。

(渡邊)
 自分は子どもにラグビーを教えるのが好きだなと分かったので、日本に帰って大人になってからも教えるような形でラグビーに携われたらいいなと思っている。インドに来た経験からは、インフラや下水道など抱えている課題や格差に一部でも貢献できるような仕事がしたいなと思っています。

(松井)
 外国人と多く話すことや密接な関係になることはなかったが、インドでちびっ子から同年代やそれ以上の人までいろいろな人と関われた。この経験を生かして、日本もグローバル社会になっていく中で世界の人たちとコミュニケーションを取っていけたらなと思います。

(野田)
 1人で考えるよりもミーティングとかでみんなで意見を出し合ってやることが、チームでやっているナレッジも1人で考えるよりは、みんなで意見を出し合ってブラッシュアップしていくことがだんだんいい結果につながるのかなと改めて感じた。社会に出てもチームで動くことがほとんどだと思うから、意見が出しやすい環境や意見をまとめる環境を大切にしていきたい。自分がお菓子に興味があるというところで、インドの小売店だったり、特別な売り方だったり、もし自分が食品メーカーに就職できたら海外進出に生かしていけたらいいのかなと思います。

(北平)
 僕はこの経験を後輩に伝えるというところに注力したくて、インドの子どもたちのため、日本とインドの将来の関係性のために、僕たちは道の途中だからつなげていきたいと思います。

(秋山)
 こっち(インド)に来て学んだことと重なるんですけど、言語以上に伝えることの大事さを感じた。英語は全然得意じゃないんですけど、カタコトでも伝えようとすると相手もくみ取ってくれるし吸収してくれるので、伝えることの大切さを学んだ。もし社会人になって海外で仕事をすることになっても、必死に伝える力は大事かなと感じます。

(塩尻)
 結構シンプルなことになるんですけど、何事も楽しみたいと思います。子どもたちもラグビーを通して楽しい思いをできていると思っていて、今後日本に帰っても何事にも挑戦して楽しめる人間になりたいと思っています。

ありがとうございました。
【取材・構成・撮影=勝部健人・丸山潤一郎】

◆岩下健太郎
(いわした・けんたろう)
2001年12月19日生まれ。京都府・同志社高校出身。ポジションはFB。178㌢・73㌔。経済学部3年。

◆内田遥太朗
(うちだ・はるたろう)
2001年11月2日生まれ。大分舞鶴高校出身。ポジションはWTB。173㌢・77㌔。政策学部3年。

◆北平陽成
(きたひら・ようせい)
2001年6月2日生まれ。長崎北陽台高校出身。ポジションはCTB。168㌢・78㌔。法学部3年。

◆野田廉
(のだ・れん)
2001年6月11日生まれ。大分舞鶴高校出身。ポジションはHO。171㌢・92㌔。商学部3年。

◆松井琢磨
(まつい・たくま)
2001年11月18日生まれ。大阪府・同志社香里高校出身。ポジションはSO。176㌢・78㌔。理工学部3年。

◆渡邊陽二
(わたなべ・ようじ)
2001年11月26日生まれ。福岡県立小倉高校出身。ポジションはLO。179㌢・94㌔。経済学部3年。

◆塩尻宙
(しおじり・そら)
2002年10月12日生まれ。京都府・同志社国際高校出身。ポジションはCTB。171㌢・76㌔。法学部2年。

◆秋山航太朗
(あきやま・こうたろう)
2002年10月2日生まれ。東京都・國學院久我山高校出身。TR。文化情報学部2年。

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