新チームが始動し既に半年が経過した水泳部。今年度99代目主将の十亀と若きエース田中に今年の目標などを伺った。

ーー田中さんを対談相手に選んだ理由

十亀　｢そうですね、(田中)大雅を選んだ理由としては、１回生の中で僕が一番期待していることです。その期待している理由が、個人メドレーの選手なのでなんでも泳げて、メドレーリレーでも、泳ぐ人がいないところに、そこに入って泳げるというところと、練習で遅い日がないので。毎回ある程度高いレベルで練習を積んでいるので、最終的に一番伸びるんじゃないかなといういことで期待しているので、大雅を選びました｣。

ーー他己紹介をお願いします

田中　｢水泳部主将の十亀正輝さんで、社会学部３回生です。キャプテンなんですけど、チームの人数が少なくて、少ない人数をうまくまとめて良いチームにどんどんなってきていると思うので、これから夏に向けて、シーズンが始まるので、更に良いチームを作っていけるように、主将中心に僕たちも頑張っていきたいと思います｣。

十亀　｢経済学部の田中大雅です。彼はさっき言ったみたいに練習ではいつも高いレベルで、１年生ながら練習でみんなを引っ張っていっている立場にある選手です。試合でも大きく崩れることがなくて、個人メドレーが一番初めにあることが多いので、いつも試合で勢いづけてくれる選手です。仲が良くて、日常生活でも後輩と先輩をつなげる役目としてうまくやってくれてます｣。

ーー水泳を始めたきっかけは

十亀　｢僕が水泳を始めたきっかけは、３歳の時に喘息を持っていたので、それで水泳を始めたというのが一番最初で。本格的に水泳を始めたのは、小学校３年生の時に、試合に出ていて、通っているスイミングスクールが潰れることになってしまって、その時より少し大きいクラブに移籍したのが、本格的に始めたきっかけです｣。

田中　｢僕が水泳を始めたのは、いつか覚えていないぐらい前なんですけど、水泳をやっていた父の影響で。父も水泳をやっていたので。父の働いているスイミングスクールで初めて、気づいたら高校生までやっていたという感じですね｣。

ーー水泳の楽しさとは

十亀　｢そうですね、僕が思う水泳の楽しさは、水泳って他のスポーツに比べて一瞬で自分のレースが終わってしまうんですけど、その中でも競り合いというか、一瞬の間に勝負が決まってしまうというところが面白いのかなと思いますね。あとタイムで目に見えて自分の成長がわかるというところも、すごく面白いところだと思います｣。

田中　｢僕が思うのは、水泳って個人競技なので、自分の練習での努力とかが、ほとんど１００％、まあ99％ぐらいは確実に自分の努力の結果がタイムに反映されると思うので、タイムが出たというのは、努力が実った瞬間だと思うので、やっぱりその瞬間の喜びというのが、水泳の個人競技での良いところだと思います｣。

ーー今年の個人の戦績目標は

十亀　｢今年の個人は、２００㍍バタフライでインカレのＡ決勝に残ることが目標です。去年までも、残ることを目標にやってきたんですけど残れずに。で、あと順位２つというところでずっと終わってしまったので。今年こそは最後に残って終わりたいなと思っています｣。

田中　｢僕は、１回生の夏ではインカレに出場しただけで、全く結果を残せずに終わってしまったので、Ｂ決勝とかＡ決勝を目指すことはもちろんなんですけど、まずは自分の最大のパフォーマンスを全国という大舞台で発揮することをできるようにしていきます｣。

ーーチームとしての目標は

十亀　｢今年のチームとしての目標は、男子だけでＡ決勝に３種目、Ｂ決勝に５種目で。それがリレー種目抜きの目標で。リレー種目は４ＫでＢ決勝。８ＫでＢ決勝、メドレーリレーもＢ決勝を目標にやって、女子は全員決勝進出が目標になっています。プラスで部員全員インカレ出場を目標にやっています｣。

◎共通質問

ーー今季大切にしたい言葉

十亀　｢僕の今年大切にしたい言葉を表すと、『勝』という文字になるんですけど、理由が、これまで３年間ギリギリのとんころで負け続けて、決勝に残れなかったので、今年はもうしっかり勝ちにこだわって、絶対決勝に残りたいなという気持ちで『勝』にしました｣。

田中　｢僕の漢字は、挑戦の『挑』で挑むという字なんですけど、去年、というか今年の夏もこの文字を目標として浮かべたんですけど、まあもう一回、それが良い結果ではなかったので、リベンジという思いも込めてもう一度この文字を目標にしていきたいと思います」。

ありがとうございました。

（聞き手:浅川明日香、写真:水泳部提供）

【プロフィール】

◆十亀正暉(そがめ・まさてる)

三重県・四日市高校出身。社会学部新４年。

◆田中大雅(たなか・たいが)

京都府・洛南高校出身。経済学部新２年。