5月20・21日に堺市金岡公園体育館(大阪府)で令和5年度西日本学生レスリング春季リーグ戦が行われた。同志社からは飯沼・奥村・森本・山本・内田・小泉・川本・安渡が出場。3勝2敗で2部リーグ3位となった。
1日目の1試合目は対天理大戦。
安渡は61㌔級に出場。試合開始直後から果敢に攻め、相手を場外に追いやる。バックを決め、2ポイント追加したが、直後に失点を許した。しかし、その後は連続で技を決め8-2で前半戦を終える。後半戦、隙をつき相手の片足をとらえ、バックを決める。試合終了間近に追加点を獲得し、12-2のTフォール勝ちとなった。
小泉は65㌔級に出場。開始直後、4ポイントの獲得の大技からローリングを決め、一気に6ポイント獲得した。しかし、その後は相手のディフェンスに苦しみ追加点を獲得できない。なんとか堪え、6-4で判定勝ちを収めた。
飯沼は86㌔級に出場。果敢に攻め、バックからアンクルホールドで4ポイント獲得した。直後に4ポイント獲得の大技からアンクルホールドを決める。試合開始から1分経たずの間に10ポイント獲得し、Tフォール勝ちを収めた。
57㌔級の川本は不戦勝、70㌔級の奥村・74㌔級の山本はフォール負け、125㌔級の内田は判定負け。
結果は4-3で天理大に勝利した。
1日目の2試合目は対大阪公立大学。
61㌔級に出場した小泉は、技を決めていきTフォール勝ちとなった。74㌔級に出場した山本は、失点を許したものの相手に13点差をつけ、Tフォール勝ち。奥村は70㌔級に出場した。開始30秒後に場外に追いやられ、先制点を許す。バックで2ポイント獲得したが、前半戦は両者譲らず4-4で終えた。後半戦は練習の成果を発揮し、バックからローリングを決める。1:20時、相手に規定の得点差をつけたことでTフォール勝ち。57㌔級の安渡・86㌔級の飯沼・125㌔級の内田は不戦勝、65㌔級の森本はフォール負けとなった。。
結果は6-1で大阪公立大学に勝利を収める。
1日目の3試合目は対福岡大戦。
安渡は57㌔級に出場した。試合開始1分、バックを決め先制点を挙げる。その後、追加点を獲得し6-0で前半戦を終えた。試合終了1分前に連続で失点を許したが、8-6で判定勝ち。
その他の選手も奮闘したが、勝利を収めることはできなかった。
結果は1-6で福岡大に敗北。
2日目の1試合目は対帝塚山大戦。
安渡は57㌔級に出場した。開始直後から連続で技を決め、合計8ポイント獲得。失点を許し、6-12の6ポイント差で後半戦を迎えた。相手の隙をつき、タックルに入る。バックからアンクルホールドを決め、16-6で勝利した。
その他の選手も果敢に攻めたが、惜しくも黒星となる。
結果は1-6で帝塚山大に敗北した。
3日目の2試合目は対桃山学院大戦。
安渡は57㌔級に出場した。なかなか試合が動かなかったが、パッシブにより先制点を許した。直後に相手が攻めてきたが、それを逆手に取り相手を場外に追いやる。前半終了間際に2ポイント追加した。後半戦、失点はしたものの安渡も2度技を決め、7-4で勝利。
61㌔級の小泉は、試合開始直後にバックからローリングを4連続で決めTフォール勝ちを収めた。
奥村は70㌔級に出場。相手を場外に追いやり、先制する。その後、バックからローリングを決め、追加点を獲得。前半戦終了間際に4ポイント獲得の大技を決め、9-1で後半戦を迎えた。失点したが、奥村も技を決めたことで11-5の判定勝ちとなった。山本は74㌔級に出場。試合開始30秒、バックからローリングを4度決め10-0でTフォール勝ちを収めた。86㌔級に出場した飯沼。試合開始1分後、バックからアンクルホールドを4度決めTフォール勝ちとなった。125㌔級の内田は2度のパッシブでポイントを得る。試合終了30秒前から2度バックを決め、6-0で判定勝ち。
結果は6-1で桃山学院大に勝利。
昨年の秋季リーグ戦は2部リーグ4位だった同志社レスリング部。そこから順位を上げ、春季リーグ戦は2部リーグ3位で閉幕した。1回生ながら全勝した安渡は「大学レスリングはレベルが高いけど、全勝できて最高でした」と振り返る。次大会は1.2年生が出場する西日本学生新人選手権。「攻めることはできたから、ディフェンスを強化していきたい」(安渡)。各々の課題点を修正し、新人戦に挑む1.2年生に期待が高まる。(番匠麻衣)