レスリング部
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【レスリング部】優勝まであと1歩及ばず終幕

令和6年度西日本学生レスリング秋季リーグ戦

 12月7.8日に堺市金岡公園体育館(大阪府)で令和6年度西日本学生レスリング秋季リーグ戦が行われた。同志社からは奥村(商4)・志村(商4)・森本(理工4)・内田(商3)・小泉(商3)・大北(経3)・安渡(理工2)・薬丸(商1)・中筋(スポ1)・池口(スポ1)が出場。5勝1敗で2部リーグ2位と優勝まであと1歩届かず、念願の1部昇格とはならなかった。

集合写真

 7チーム総当たりで行われるリーグ戦。優勝するためには、全勝が必須だ。初日、関学大・関大を相手に勝利を重ねると次の相手は南九州大。春季リーグ戦で敗れた相手との一戦に士気が高まる。
86㌔級に出場したのは内田。序盤から互いに譲らぬ状態が長く続き、試合は後半戦に突入した。相手が低い姿勢から内田の体勢を崩しマットに叩きつける。4ポイントの大技から、連続で技を決められ一気に10ポイント差をつけられ敗北した。
125㌔級に出場したのは池口。序盤から相手の積極的な攻めに押される展開に。10ポイント差をつけられ、敗北した。
65㌔級に出場したのは安渡。順調にポイントを重ねていく。しかし、ハーフタイム直前に4ポイントを決められ1ポイント差に詰め寄られた。落ち着きを失うことなく攻め続け、バックをとると優位に立つ。連続で技を決め勝利をつかんだ。
61㌔級に出場したのは志村。試合開始直後、いきなり技をかけ4ポイントを先取した。その後も優勢に試合を進めフォールを決めた。
70㌔級に出場したのは小泉。強気な攻めで相手を場外に押しやり先制に成功した。勢いづくと相手に流れを渡すことなくポイントを重ね勝利した。

技をかける小泉


57㌔級に出場したのは中筋。均衡状態を先に崩したのは中筋だった。2ポイントを先取すると勢いに乗る。バックからのローリングで勝利を決めた。
74㌔級に出場したのは薬丸。開始直後にポイントを奪うも、その後は均衡が続く。2ポイントのリードで後半戦に突入すると、相手ペースに持ち込まれ逆転を許した。しかしすぐに追いつき、同点にもつれ込む。終了間際に場外に押しやるなど最後まで粘りを見せ勝利した。
5-2で勝利をつかんだ同志社。大阪公立大戦でも圧倒し、初日を全勝で終えた。

2日目の初戦は桃山学院大戦。志村が早々にフォールを決めるなど安定感を見せつけ勝利をつかんだ。

技をかける志村

ここまで5連勝と最高のコンディションで最終戦に挑む。相手は帝塚山大だった。
70㌔級に出場したのは薬丸。開始直後に相手の片足を取るとマットに押さえ込み先制に成功した。しかし、相手も負けじと反撃する。片足を取られると背後に回られ同点に追いつかれた。試合は後半戦に突入。バックをとられると一気に相手ペースに。勢いを止められず連続でポイントを奪われ敗北した。
61㌔級に出場したのは志村。開始直後に片足タックルで先制。相手が姿勢を崩したところを見逃さずに、バックをとる。攻撃の隙を与えないまま10ポイントを奪ってみせた。
74㌔級に出場したのは奥村。パッシブにより先制を許すも、その後は両者ポイントを奪えない時間が続いた。残り2分を過ぎたタイミングで、タックルを仕掛けると相手に返され、ローリングを決められる。6ポイント差をつけられ厳しい展開に。ポイント差を詰めることはできず、敗北を喫した。
125㌔級に出場したのは池口。相手に主導権を握られると、反撃できないままフォールを決められた。
57㌔級に出場したのは大北。開始直後に片足タックルで体勢を崩されるとそのまま連続ローリングを決められた。その後も相手ペースで試合は進み、10ポイント差をつけられた。
65㌔級に出場したのは安渡。パッシブにより先制すると、勢いづく。バックを取るとそのままローリングに持ち込み4ポイントを奪った。その後も着実にポイントを重ね勝利をつかんだ。
86㌔級に出場したのは内田。果敢に攻めるも、相手に場外に押し出されポイントを稼がれる。一瞬の隙をつかれバックを取られると流れが相手に渡った。両足をとられマットに叩きつけられるなど差を広げられる。その後も反撃することはできずに敗北した。

相手を抑え込む内田


 5-2で敗北し、2部リーグ2位で今季リーグ戦は終幕した。「2部で優勝するにはまだまだ実力が足りていなかった」(奥村)。今大会をもって4年生は引退。来季こそ1部昇格へ。悔しさを胸に新チームでの戦いが始まる。(金井莉子)

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