第51回内閣総理大臣杯 令和7年度全日本大学レスリング選手権大会
11月8・9日に堺市金岡公園体育館(大阪府)で第51回内閣総理大臣杯 令和7年度全日本大学レスリング選手権大会が行われた。同志社からは57㌔級に大北(経4) 、61㌔級に安渡(理工3) 、65㌔級に小林(スポ1) 、74㌔級に大田(商1) 、86㌔級に池口(スポ1) 、92㌔級に内田(商4)が出場した。安渡が初戦を突破し、準々決勝に駒を進めるも敗退、その他の選手は初戦敗退で悔しさをにじませた。
小林は初戦で瀬野(大体大)と対戦。前半約1分に場外で1点を失うと、すぐにローリングで逆転に成功。しかし同2分30秒に連続ローリングを受け、ビハインドのまま前半が終了する。後半では、激しい攻防を制し、ローリングで1ポイント差まで迫ると、小林の勢いは止まらず再びローリングを決めた。しかし、残り20秒を切ったところで相手の反撃を受ける。再び逆転を許しそのままポイント負けとなった。

安渡は初戦、吉田(福岡大)と対戦した。開始直後は膠着(こうちゃく)状態がしばらく続いたものの、相手が姿勢を崩した隙に両足を奪い、連続でローリングを決める。開始1分30秒が経った頃、右足を狙ったタックルからのローリングで追加点を奪取。その後、相手のタックルを見事に避けると反撃に転じ、4ポイントを獲得。10-0と圧倒的な力差を見せつけて準々決勝進出をつがとった。

続く2回戦では、吉田(名大)と対戦。序盤、テイクダウンで先制されると、そのままローリングに持ち込まれてしまう。前半2分が経過すると、安渡は攻撃を仕掛け続け、何度もチャンスを作るが、手痛い反撃で場外に押し出されてで前半が終了した。
巻き返しを狙う後半、すぐに安渡が足を掛けると熾烈(しれつ)な戦いが繰り広げられる。この激戦ではローリングを決められて点差が広がる。その後、果敢に攻撃するも、得点には至らず0-7で敗退することとなった。

来月には西日本リーグ戦が迫っている。1部での争いはこれまで以上の厳しい戦いが予想される。今回の内閣での収穫を生かし、チーム一丸となって勝利をつかみ取れ。(文責・奥村隼士、撮影・金井莉子)