第40回同志社ウィーク
3月22〜24日(レースは23日、24日)に滋賀県立柳が崎ヨットハーバにて第40回同志社ウィークが行われた。470級で小菅(新商4)・中川選手ペアが優勝、スナイプ級では西尾(新商4)・江見(新法3)ペアが優勝を果たす。
今大会は「感謝を伝えたい」という思いから、3月に卒業した同志社大学ヨット部の卒業生たちが中心となって運営するレースとなっている。毎年トップセーラーが招待されており、470級は中川大河選手、スナイプ級では白石潤一郎選手と笹井正和選手が出場した。
レース初日は朝から雨が降り、予定時刻に出艇せず陸上待機。10時ごろに出艇するも、安定した風が吹かなかったため、水上で待機となる。12時ごろから1レース目が開始した。470級では今井(新心理3)・白數(新スポ4)ペアがトップフィニッシュ、小菅・中川選手ペアが2位フィニッシュと順調な滑り出しを見せる。スナイプ級も1位〜6位までを同志社の艇が独占し、圧倒的な力強さを見せつけた。
迎えた2日目は朝から霧に見舞われ、陸上での待機となった。11時ごろに出艇し、12ごろからレースが開始。470級で小菅・中川選手ペアが2位でゴール、スナイプ級では西尾・江見ペアがトップでフィニッシュする。「常に最後まで油断せずに他の船や風をしっかり見て、自分の船を前に出すことができたこと、そしてスタートが決まったことが大きかった」(江見)。その後の2レース目でも、両クラスとも上位フィニッシュ。
風に恵まれなかったものの、2日間で計3レースが行われた。スナイプ級では秋田(新政策4)・三輪氏(OB)ペアが3位、山﨑(新商3)・柳本(新経3)ペアが5位で入賞。今回プロの選手と組んだ小菅は「当たり前にやらないといけないことの精度がすごく高くて、そこを自分たちは今後突き詰めていかないといけない」と課題を挙げる。主将・西尾も「現役のみんなと切磋琢磨し、均衡した競り合いを展開できた」と振り返った。
新体制で臨んだ最初の大規模な大会は、選手たちに学びと発見を与えた。今大会で学んだことを生かし、今後も成長し続ける同志社大学ヨット部に期待が高まる。(沼野涼音)