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【ラグビー部】早大に巻き返し及ばず

 6月18日、パロマ瑞穂ラグビー場で第51回愛知県ラグビー祭が行われた。同志社は早大と対戦し、14ー34で敗北を喫した。

突破口を開く岡野(商4)

 大差の敗北を喫した対明大戦での課題を修正して挑んだ伝統校早大戦。両校の観客が見守る中、早大のキックオフから試合が始まる。開始3分、早大が試合をいきなり動かした。左にボールを展開し素早いパス回しでディフェンスラインを突破。同志社はボールに触れることができないままま、トライを決められた(0ー5)。開始早々流れをつかまれ苦境に追い込まれる。

 同11分、市川(法4)のスペースを突くキックで前進し敵陣5㍍からのマイボールラインアウトを獲得する。しかし隙のない ディフェンスに阻まれ、パスがつながらず幾度も落球。敵陣に深く攻め込んだものの、自らチャンスを失った。

 さらに同25分、キックチェイスでオフサイドを取られ、ゴール直前まで迫られる。ラインアウトからモールを形成され、力勝負で押し負け被トライ(0ー10)。勢いに乗った早大に追加点を奪われた。

 同33分、ディフェンスラインを整える前に、自陣深くまで攻め込まれ、そのままインゴールへトライを許す。(0ー17)。同37分にも立て続けにトライを奪われ、大きくリードを広げられた(0ー22)。テンポの良い攻撃に圧倒され、トライを奪えないままま試合を折り返した。

突破を試みるファイアラガ

 挽回を試みるべく臨んだ後半戦。同8分、HO佐藤(早大)にビッグゲインされトライを献上(0-29)。

 しかし同志社も黙ってはいない。同14分、密集からボールを展開し奥平(法3)が大きく前進。チーム一丸となりパスをつなぐ。最後は上嶋(スポ1)がファイアラガ(社1)にラストパスを託しグラウンディング(7ー29)。今試合待望の初トライを挙げ、スタンドを沸かせた。

抜け出す奥平

 勢いに乗った紺グレはさらに攻撃を仕掛ける。同17分、福岡(スポ4)のハイパントを再獲得しエリアを押し戻す。フェーズを重ねると、ラックからボールを拾い上げた福岡がゴールラインへ飛び込んだ(14ー29)。途中出場ながら突破口を切り開きチームに大きく貢献。追い上げを見せ前半から点差を縮め、14ー36で試合を終えた。
 「勝つ気で臨んだ試合だったが、前半の入りで上手くいかなくて、こういった結果になってしまい悔しい」(奥平)。前半とは一転し、後半は早大と同トライ数を奪い劣勢を覆すも、前戦に続き連敗となった。

ペナント交換をする両チームの主将

 強豪校早大の強さを肌で痛感した今試合。「今日の反省をいかして、自分たちのスタイルを理解した上で来週のゲームに臨みたいと思います」(宮本監督)。関東大学と対戦を通して多くの収穫を得た紺グレ。春季トーナメント戦決勝に弾みをつけるべく、次戦こそ勝利をつかみとってほしい。(文責:湊結子、撮影:浅川明日香、渡邉柚果)

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